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出来たらでいいんですけど、もふくんも幼児化させることってできますか🙇🏻♀️
お泊まり会の翌朝、リビングは穏やかな寝息に包まれていた。朝日が差し込み、柔らかな光が室内を満たしている。
「んん…」
最初に目を覚ましたのは、じゃっぴだった。体を起こし、まだぼんやりとした頭で周りを見渡す。視線の先に、小さな毛布の山がいくつか見えた。そのうちの一つがもぞもぞと動き、そこから小さな顔がのぞいた。
「あれ…ゆあんくん…?」
じゃっぴが思わず呟いた。目の前には、小学3年生のはずのゆあんくん…いや、見慣れた高校生のゆあんくんが、目をこすりながら体を起こしているではないか。制服は隣に丁寧に畳まれていて、着ているのは借り物の大きなTシャツだが、間違いなく、いつものゆあんくんの姿だった。
「ん?じゃぱぱ、おはよう」
ゆあんくんが、いつもの少し低い声でじゃっぴに挨拶する。完全に元に戻っている。
「ゆ、ゆあんくん!?戻ってる!?」
じゃっぴの驚きの声に、リビングで眠っていた他のメンバーも次々と目を覚ました。もふくんが眼鏡をかけ直し、なお兄が寝ぼけまなこでゆあんくんを見つめる。
「え、マジかよ!?」うりが飛び起き、シヴァが「ほんとだ!」と目を丸くする。
たっつんも「すごい!どうやって!?」と興奮気味に声を上げた。
ゆあんくん自身も驚いた様子で自分の手を見つめている。
「あれ?なんでだろう…気づいたら、戻ってた…」
昨晩、みんなで怖い話をして、ぐっすり眠っただけなのに。
喜びと驚きが入り混じる中、えとさんがハッと息を飲んだ。
「待って、のあさんがいない!」
慌てて周囲を見回すと、ゆあんくんが寝ていた毛布の隣に、もう一つ、不自然に小さな毛布の山があることに気づいた。そこから小さな足がちょこんと出ている。
じゃっぴがそっと毛布をめくると、そこにいたのは…小学3年生くらいの幼い女の子の姿だった。
「え…?」
その小さな顔は、紛れもなくのあさんだ。だぶだぶのTシャツに体が埋もれていて、すやすやと穏やかな寝息を立てている。
「のあさん!?」
メンバー全員が目を疑った。昨日まで、優しくゆあんくんを膝枕していたのあさんが、今、ゆあんくんと同じくらいの小さな姿になっている。
「え、じゃあ、ゆあんくんと、のあさんが入れ替わったってこと…!?」
るなちゃんが呆然と呟いた。まさかの立場逆転。一人戻れば、誰か別の者がショタ化(今回はロリ化)してしまう、ということなのか?
新体制「ショタロリ組」と、大人組の混乱
夏のシェアハウスに、新たな「ショタロリ組」が誕生した。元気を取り戻したゆあんくん、まだ幼いどぬ、ヒロくん、そして新たにロリ化してしまったのあさん。
「えっと…つまり、これからは僕がのあさんの面倒を見るってこと?」
戸惑いながらも、ゆあんくんが小さくなったのあさんを見つめる。つい昨日まで看病されていた自分が、今度は看病する側に回るという、奇妙な状況に直面していた。
からぴちメンバーは、この予期せぬ展開に頭を抱えながらも、すぐに動き出した。
「のあさんも、ぶかぶかの服じゃ可哀想だな…誰か、小さい女の子の服とか持ってない?」
えとさんが困ったように尋ねるが、男性ばかりのシェアハウスにそんなものがあるはずもない。結局、ゆあんくんが着ていたのと同じ、だぶだぶのTシャツをのあさんにも着せることになった。
朝食の準備も、また一から見直しだ。のあさんも小さい子ども向けの食事を用意しなければならない。そして、昨日までのショタ組の世話に加えて、今度は新しくロリ化したのあさんにも、病弱と頻尿のおまけがついている可能性が高い。
夏休みはまだまだ続く。からぴちシェアハウスは、元に戻ったゆあんくんと、新たにロリ化したのあさんを迎え、さらなる予測不能なドタバタへと突入していくのだった。