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聞きたいこと…灰谷に 愛されてるか愛されてないか? 完全に春千夜はココの 癒しですね。最高です!
悪文
1300文字以上
蘭と竜胆はいつものスーツに着替えた後、すぐに仕事に行こうとした。
「んじゃ、春ちゃん行ってくるね♡」
「寂しがんなよー」
チュッ
蘭と竜胆は俺の両頬を同時にキスした。
その後、蘭だけ俺の頭をポンポンと撫で、振り返り俺から離れていった。
「いってら」
俺は2人の背中に向けて手を小さく振った。
ふと1人になる時思う事がある。
他の皆んなは俺とあれこれした後、雑談をしたり、なんかのボードゲームとかスマホゲームでちょっと遊んだりと和むような事をしている。
ただ、灰谷達だけは違かった。
今みたいに俺とヤったら仕事か寝るかの二択。
寝て起きたら灰谷達は俺を置いて何処かに行くことも多々あった。
確かに、たまに一緒に朝ご飯を食べる時もあったけど、それはほんの少し。
「やっぱり、俺ってただのセフレなんかな。」
そう独り言を呟き、俺はアジトに行く準備をゆっくりと、心のモヤモヤを解決しようとしながらした。
アジトに着くと、ココのスクラップショーが始まってた。
まあ、ただ殺すだけだけど。
「コイツは?」
「例のバーの店員。
俺らの味方の振りをしながら情報を外部に漏らした奴だ。
100億払ったら10秒見逃してやるって言ったら払えないだとよ。
そんぐらい用意してから実行しろって思うよな。」
ココはふっ、と少し口角をあげながら言った。
コイツもコイツで案外怖い面がある。
ちなみにココの少し後ろには首領がいつものたい焼きをモグモグと食べながら座っていた。
「ン”、ン”ン~~~~~っ‼︎‼︎‼︎」
俺は五月蝿い声をした方を向いた。
コイツが例の裏切り者。
口枷をさせられ、後ろに手を回し結ばれてる状態。
なんとも醜く、嘆かわしい。
「…ココ。」
「何でしょうか。 」
「そいつは勿論殺せ。
そして、そいつが情報を流した組織の奴らを全員殺せ。
…お前ならその場所も調べてるだろ?」
「はい、勿論。」
「なら、そいつは用済みだ。
殺れ。」
バンッ!
ココは何の躊躇いもなく銃の引き金を引いた。
地面にユダの血が広がっていく。
「武臣、後処理頼む。
俺は例の組織のボスの事やら人数やら調べねぇといけないからな。」
「はいはい、わかったよ。」
その場に丁度いた武臣は黒いゴミ袋と黒いビニール手袋を持ってきて処理を始めた。
ココは近くの椅子に座り机にに置いてあったパソコンで調べ物を早速始めた。
「あ、そうだ」
俺はここに来た用事を思い出した。
「首りょu…」
「おい、三途」
俺が話そうとするとココが被せて俺を呼んだ。
振り向くとココがパソコンの画面を見ながら俺に向かって手を招いた。
「なんだよ。」
「ん。」
「…は?」
ココは自分の太ももにポンポンと、まるで「ここに座れ」とでも言ってるかのような行動をした。
俺はそれに対してどう動いたら良いのかわからず少し焦った。
「…?
何つったってんだ?」
「え、あ、いや。」
「はやく。」
そう言いココはパソコンよりも俺を見て、手を広げた。
「…わーったよ。」
俺はココに近づき、言われた通り座ろうとすると、ココは俺の手首を掴み引っ張って座らせた。
「…お前は何しテェんだよ。」
「お前がいると仕事捗るんだよ。」
「意味わかんねぇ。」
ココはそう言い仕事の続きをし始めた。
首領はというといつの間にかそこに姿は無かった。
聞きたかった事あったのに…ココのせいだ!