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青髪の青年は僕達三人を一瞥した後、何か言いたげな反応をしていた。ちょっと、言いたいことがあるならはっきり言えばいいだけでしょ〜?
僕はまるで子供に言い聞かせているかのように思い乍も、僕は青年の言葉を待った。
すると青年は、やっと口を開いたのかと思ったのだけどそれは総司に対しての言葉であった。しかも、彼はまるで、相手を下に見るかのような言葉で言った。ちょっとちょっと君〜?目上の人には敬語を使うって言うの親から学ばなかったのかな〜?
僕はまた、ついつい教師としての心構えや感情を出してしまう。何故って、それは自分の生徒に普段からそう言っているせいか、自分の生徒ではない子に対してそう思っちゃう癖が着いちゃったんだもん。💦
青年「なぁ、沖田。」
青年は総司に対してそう言った後、青年は総司の言葉を待った。青年の言葉を聞いた総司は、彼の方に視線を向け、青年の名前を口にして話し始めた。
総司「なんだ伊吹君か。今僕、悟君達と一緒に楽しく会話してたんだけど、人の邪魔をしにきたのかな?」
総司は青年の言葉遣いが気に入らなかったのか冷たい声音で彼に話し掛けた。へぇ〜、この子ってそういう苗字なんだね。下の名前って何なのかなと僕はそう思った。後から風香に聞いた事だけど、この青年は伊吹龍之介という名前であり、彼が森の中で倒れていたところを芹澤局長に助けられ、ゆく宛もない為そのまま浪士組に居候しているらしい。(言い方が悪くてマジめんご。❤️)因みに、龍之介は元々、武士の家系として生まれ育ってきたものの、父親は居らず母親は教育熱心で彼に立派な武士として志せるようにしていた。しかし、龍之介自身は武士になることが嫌でうんざりしているのと、周りが龍之介を馬鹿にしていると母親がそう言い、死にたがりになってしまうことがあった為、それ以来、彼は武士を毛嫌いするようになったらしい。僕は龍之介の母親は統合失調症✿か何かかなとそう感じた。それと、何故龍之介がここに居候しているのかと言うと、自分自身が此処で生きる道を探す為にこの場所に居候しているらしかった。
(アニメ版やWikiで調べるのが大変でしたので私の記憶だけで書いたのと、本編が長くなるので簡潔にまとめました。 By 作者)
あ、話が逸れちゃったから話を戻すね!龍之介はさっきの総司の言葉に少しイラついたのか、彼は直ぐに口を開いた。
龍之介「そういう事じゃねぇよ。てか、俺は沖田の邪魔なんてしに来たわけじゃないつーの。💢」
総司「じゃあこんな所まで来て僕達に何をしに来たのかな?どうでもいいことだったら僕は絶対に伊吹君の話には乗らないよ。」
龍之介「はぁ…。💦」
龍之介は総司との会話で疲れてしまったのか、短くため息を着いた。彼は総司と仲が良くないらしく、彼はどうしても総司と関わるのが苦手のようだ。龍之介が頭を抱えていたその時だった。
クゥ〜…
五条・総司・龍之介「え?・ん?・んあ?」
どこからか変な音が聞こえ、僕達は頭に「?」が浮かんだ。辺りを見渡しても何もないし、ここには僕達以外誰も居ない。僕は隣に座っている風香をちらりと確認した。
五条「ねえ、風…香…?」
風香「……。/////」
すると風香はどういう訳か顔を赤くしていて、そのまま俯いていた。あれ、もしかしてだけど風香…?w
僕はそう思っていると僕の左隣に座っていた総司は、思わず笑い出した。
総司「ぷっ…、あはははははははっ!」
五条「いやいや…、ちょっ…、風香ったら本当に…、ぷっ…、あはははははははっ!」
風香「すみません…、私のお腹の虫が…。/////」
総司に釣られて僕も笑い出した。どうやら音の正体は風香のお腹の虫だったらしく、間抜けな音で驚いた僕と総司は風香のお腹の音と知って思わず吹き出してしまった。
僕らの様子を見ていた龍之介は、話に来た目的をそのまま話した。
龍之介「あ〜、話に来たことは夕餉《ゆうげ》が出来たことをあんたらに伝えに来たんだ。それに、早くしないと飯が冷めるぞ?」
風香「分かった!今すぐ大広間に向かうね!私の分が無くならないうちに早く向かうね!(ღ✪v✪)」
龍之介の話を聞いた風香は瞳をキラキラと輝かせ、全力疾走で廊下を突っ走った。もしこの場所が学校の廊下とかだったら僕はいつも説教をするのだけど、ここは学校じゃないから叱ることなんてないかなと感じた。風香を見送った僕は、立ち上がって風香の後を追うように大広間に向かうことにした。左隣では総司は未だウケていて、僕にこう言った。
総司「ねえ悟君。悟君と風香ちゃんって本当に面白い子だよね。w特に風香ちゃんが僕の中で不思議で迚面白い子だと思ってるよ。www」
総司から褒められているかのような台詞を言ってきた。何だろう、この発言に僕はなんて返事をすれば良いのかな。
そう感じた僕は、彼は褒めているのかなと感じて返事をした。
五条「そうだよ。風香は僕の自慢の生徒の中で一番のお気に入りの生徒だからね。特に、時々ドジやヘマしちゃう時もあるけどそういう所も可愛いからさ!☺️」
総司「クスクス…、そうなんだね。風香ちゃんって悟君に気に入られてるくらいなんだね。風香ちゃんってどんな感じでドジするの?」
五条「ん〜…、そうだね…、例えばだけど…。🤔」
総司と僕はお互い風香の面白い部分を話しながら大広間に向かった。その後、夕餉は魚の煮付けと豆腐味噌汁、白米、漬物という簡素な食事を済ませ(因みに、野薔薇と悠仁は沢山ご飯をおかわりしてたよ!)、野薔薇と風香を先にお風呂に入れて、その後に僕と悠仁、恵という順に入った。食後のお風呂は迚温かく、疲れた身体にじんわりと染み渡っていき、時間を忘れてしまうかのような感覚に落ちた。僕は教師なので皆の忘れ物がないかのチェックをした。こうしていると、まるで修学旅行の班長の行動をしているみたいだなと僕は感じた。忘れ物の有無を確認し、僕は直ぐに部屋に戻って就寝準備を整えた。だけど、僕は眠気があまり来なかった為、1人静かに廊下を出て庭の縁側に座った。この時間帯は、皆寝静まっているのか僕らを監視している隊士も居なかった。冬の初め頃の夜は迚冷えており、肌寒さを感じるくらいだった。僕は寒さには慣れているので、このくらいの温度は平気だったが、特に一番の寒がりである風香にとってはこの寒さには耐えられないかなと感じた。しかも、この時代は旧暦で表されるから冬は神無月(10月)から師走(12月)迄を言うんだよね。昔、ばあやにそう教わってもらったな。さっき、ここの幹部の人達が言ってたけど、今って神無月の半ば頃なんだよね。日付と時間帯があまりよく分からないから、僕らにとってはちょっと不便だった。
僕はそう思い乍も布団に入った。僕は眠りについた後も二つの疑問だけは忘れなかった。
一つ目は、僕らをこの時代に飛ばした理由は何なのかということと、二つ目は、僕が見たあの夢は一体何なのかということが謎に包まれていた。
✿……自分の心や考え、行動を上手くまとめることが出来なくなる病気のこと。発症する患者は、10代後半から30代の方が掛かる。症状は幻覚、妄想、思考や行動の障害、感情の平板化、意欲の低下、認知機能の低下が上げられる。