映画も、陽だまりも、卒業式も、そこには音楽があった。
寂しいけど、お片付けをしなきゃね。
ずっとこのままいられたら…
それならば誰があなたを起こすの、パジャミィ。
ごめんね。
晴れたお別れの日なのに、こんな寂しい曲を流すなんて。
散らかしたおもちゃも、長かった袖も、今ではすっかり綺麗になったけど。
「ねえ、パジャミィ?」
「どうしたの?」
「本当に私は大人にならなきゃ駄目なの?」
ならなきゃ駄目。そんなこと分かってた。
でも、それを言ってしまったら、私の存在価値がなくなる。
きみの涙を拭った。
さようなら、私の大事な友達。
さようなら、お願い、
あなたを忘れぬままでパジャミィ
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