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どうも皆様、サカナです
この話は多分、前回を読んだ方がわかりやすいと思います
ところでTOKYOがかわいい
KYOTO住みですけど、TOKYOかわいいよTOKYO
やかましいですね、すみません
メンヘラに会ったことないのと、ネット記事だけの想像で書いてますので、多分メンヘラじゃねえと思います
東京がお酒飲んで甘やかされてるだけです
ぐっだぐだです
関東の方、注意ですよ
神奈川「ひとまず着替えてきておいで」
東京「ん!」
出迎えた神奈川としばらくぎゅーを楽しんだ後、東京は自室へ着替えに行った。
その間におつまみの用意をすべく、神奈川は台所へ足を運んだ。
神奈川「グンマー、ししゃも焼こう」
群馬「ん〜」
神奈川「ありがと〜。お皿出してくるね」
群馬「頼んだ」
群馬の声を背に食器棚から数枚の皿を取り出していると、 美味しそうな香りも漂い始め、 ご飯の後だというのにお腹が空いてくる。
今回のおつまみは枝豆、ししゃも、たこわさ、カルパス等である。
今日は群馬も飲む気らしく、それなりの量を買ってあるのだ。
定番の焼き鳥がないのは、食後に焼き鳥は食べ過ぎになるからである。
神奈川「あー、これ絶対美味しいよね。普通に食べたい」
群馬「今度夕飯に出す」
神奈川「やったー!」
皿を手渡すと、群馬は手際良くおつまみを乗せていく。粗暴な態度とは裏腹に、こういうところで器用なのがモテる秘訣なのだろうか。
群馬「結構多いなァ…」
神奈川「だね〜」
東京「神奈川!着替えた!」
神奈川「かわいいね〜」
駆け寄ってきた東京にデレデレしながら頭を撫でる神奈川。
物凄く幸せそうな顔をしている。
群馬「相変わらず仲が良いこって…」
東京「群馬も構って」
群馬「はいはい、仰せのままに〜」
神奈川に抱きつきながら、構え構えとアピールする東京を撫でてみる。
猫耳がいい感じにもふもふしていて触り心地がいい。
神奈川「群馬、ししゃもできてるよ」
群馬「ん?おー」
東京「ししゃもだぁ!」
群馬「先食べるか?あー」
東京「あー…ん!モグモグ」
東京は猫耳がついているだけあって、魚が好きである。
美味しそうにししゃもを食べている。
神奈川「じゃあ、これ運ぼうか」
群馬「俺が運んでおくから、あいつら呼んでこい」
神奈川「わかった!東京はどうする?」
東京「モグモグ…ゴクンッ…みんなを呼ぶなら、俺も行く」
もちろん構ってもらうためである。アメリカの相手をして一際疲れているので、東京はみんなから褒めちぎってほしいのだ。
数分後、関東地方のシェアハウスのリビングで東京を甘やかす目的の飲み会が行われようとしていた。
神奈川「みんないるよね?」
栃木「千葉も集まるなんて意外だー」
千葉「神奈川に脅されたからな」
神奈川「“おねがい”だよ」
千葉「ハイ」
埼玉「千葉…」
神奈川は適度な厳しさを持ちつつも、東京に対して甘いのである。
千葉は東京を勝手にライバル視しているため、神奈川によく怒られるのだ。
茨城「そういえばさー、なんで東京は栃木に乗ってるの?まだ席空いてない?」
東京「今日は目一杯甘えるって決めてる。 ので、俺の席は栃木の上です」
栃木「はーい椅子でーす」
千葉「メンヘラめんどくさ…」
神奈川「言論統制」
千葉「………」
トーンが低くなった神奈川に言われ、すっと両手を上げる千葉。
この家で、特に神奈川の前で、東京に何か文句を言うことは許されないのだ。
群馬「なァ、もう乾杯しねェ?俺早く飲みたいんだが」
埼玉「あれ、1日1缶って全員ナシになったのか?」
神奈川「1人だけずるいって言われちゃって」
東京「飲めるならなんでもいいかな」
千葉「乾杯するならしろよ、俺ら麦茶だけど」
茨城「ぐだぐだ」
神奈川「わかったよ!乾杯しよう」
全員缶やコップを一箇所にまとめ、せーの、と声がかかった。
関東地方「かんぱ〜い!」
群馬「ゴクゴクゴクッ……ッはぁぁ〜!!」
東京「チューチュー」
千葉「あいつだけあざとい…」
東京「可愛いでしょ」
千葉「かわいくない」
神奈川「千葉〜?」
千葉「かわいいと思わなくもないって意味です神奈川さん」
茨城「ししゃもうま」
埼玉「食べすぎたら怒られるよ〜」
栃木「ストゼロおいしい?」
東京「おいしい〜!」
栃木「よかったね〜^ ^」
そんなこんなで始まった飲み会。
まあ飲んでいるのは東京と群馬だけで、それ以外は麦茶とおつまみを楽しむのみだが。
群馬「ビール最高…」
茨城「おじさんみたいな飲み方してるね」
群馬「ぶっ飛ばすぞクソガキ」
茨城「ごめん」
東京「チューチュー」
千葉「メンヘラって本当にストローで飲むのな」
東京「この方が可愛いから」
千葉「ふーん…」
胡座をかく栃木の上でストゼロストローをする東京。
栃木は東京のお腹あたりに腕を回しつつ、枝豆を摘んでいる。
神奈川「東京、僕たちにしてほしいこととかある?今日は甘やかすために集まってるから、できることならなんでもするよ」
東京「…じゃあね、今日一緒に寝て」
栃木「え〜、せっかくならみんなで寝ようよ」
東京「いいの?」
栃木「僕はみんなで寝た〜い」
神奈川「いいね。ソファとかどけて、毛布持ってこよう」
東京「やったぁ!」
神奈川「かわいい…(悶」
栃木「かわいいねえ^ ^」
もう既に酔い始めているのか、東京はメンヘラ度がかなり下がっている。
東京推しの神奈川はもちろん、椅子になっている栃木もにこにこである。
東京「えへ、おれかわいい////」
訂正、酔い始めではなかった。
埼玉「神奈川〜、群馬潰れたけどどうする〜?」
神奈川「え?もう?」
埼玉「テンション上がって水なしで飲んでたから、結構早かった」
栃木「絶対に明日二日酔いするね」
千葉「味わいたかったのか酔いたかっただけなのか…どちらにせよ水なしは愚か」
茨城「弱いのに飲みすぎるから〜」
潰れたと言う群馬はソファに寝かせられていて、空のビールの缶が机に鎮座している。
皆がそれぞれ話している時も、東京はおつまみを食べながら栃木の上でストゼロストローをしていた。
東京「チューチュー」
千葉「こいつもそろそろ取り上げた方がいいんじゃねえの?」
神奈川「流石にそろそろかもね。顔が眠たそうになってきてるし」
栃木「ちょっと聞いてみよっか。東京、後どのくらい飲みたい?」
東京「ん〜…後2缶〜…/////」
栃木「後2缶か〜。今この子何缶目?」
神奈川「3」
埼玉「うん、飲み過ぎ」
茨城「さらに2缶も飲んだら泥酔しちゃうよ。群馬だよ」
千葉「ロング缶じゃないだけマシだな」
とっくに適正飲酒量も超えて酔っているが、東京はまだ飲みたいようだ。
決して酒に強いわけではなく、ただ美味しいから飲んでいる。普段飲めない分も補おうしているのだろうか。
東京「ねむい…////」ウトウト
神奈川「あっ、寝るわこれ」
茨城「栃木ー、取り上げてー」
栃木「はいよー」
東京「とちぎ〜、なんでとるの〜////」
栃木「もう寝るから、飲酒おしまい」
東京「わかったぁ〜////」
千葉「酔うと素直だよな、こいつ」
埼玉「お水持ってきたよ〜!」
すっかりふにゃふにゃになった東京に水を飲ませ、お開きとなった。
東京のみんなで寝るというお願いがあるため、ソファをどけてシーツと毛布を数枚ずつ運び、東京を囲む形で寝転んだ。
隣は神奈川と埼玉になり、酔い潰れた群馬はそのままソファに寝かされた。
翌朝目覚めた東京は、みんなに囲まれて幸せそうに甘えたという。