テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タボちょん、捏造有り
ほんのりセンシティブ注意
仕事に追われる日々の中で、やっと取れた一晩。
ターボーは久しぶりに恋人であるちょんまげの家のインターホンを押した。
ドアが開いた瞬間、胸がきゅっと締まる。
「おかえり」
照れたような笑顔。
変わらない匂い。
結ばれた前髪。
愛おしい気持ちが一瞬で押し寄せる。
「ただいま」
そう返すだけで喉の奥が熱くなる。
ご飯を食べて、風呂に入って、並んで座る。肩が触れる距離なのに何故かぎこちない。
(久しぶりすぎてどう触れていいかわからない)
ちょんまげは内心落ち着かなかった。
今日はきっとそういう夜になると思っていた。 ターボーだって溜まっているはずだし、何より自分がずっとターボーに触れたくて仕方なかった。
なのに。
「そろそろ寝るか」
あっさりした声。
(えっ……)
拍子抜けしたまま同じベッドに入る。
いつも通り、隣。
「おやすみ」
そう言われて、電気が消える。
(……それだけ?)
胸の奥がじわっと冷える。
背を向ける。 暗闇の中で目を閉じながら、嫌な考えが浮かぶ。
ーー僕に飽きたのかな
ーー久しぶりだからって自分だけ期待してた?
ターボーは忙しかった。
疲れているのも知ってる。
でも、少しぐらい触れてほしかった。
眠れない。
そのとき
足の間に、ぬくもりが入り込んできた。 びくっと体が跳ねる。
ぬくもりの正体はターボーの足。
背後からは規則正しい寝息。
(……寝ぼけてるだけ?)
でもその足がゆっくり動くたび、内腿をかすめるたび、理性がじわじわ溶ける。
溜め込んでいた欲求が胸から下に落ちていく。
(やばい……)
自分でも止められない。
ほんの少しだけ、腰を動かす。
触れて、離れて、また触れて。
「はぁっ…んっ…あっ…」
どんどん息が上がって甘い声が漏れてくる。
「あっ…たーぼーっ…」
意に反して腰の動きが徐々に早くなる。
その瞬間。
「なにしてんの」
耳元で、低い声。
全身が固まる。
「っ、ごめ……!」
慌てて離れようとするけど、腕が回ってくる。後ろからぎゅっと抱きしめられる。逃げられない。
「忙しかったし疲れてると思って我慢してたのに」
ターボーの声は、微かに笑っている。
「ヤりたいなら言えよ」
足がわざとらしく動く。
「ちがっ…僕は…あっ…」
顔が熱い。耳まで赤いのがわかる。
「なに?飽きられたとか思ってた?」
図星すぎて何も言えない。
ターボーが少しだけ体を起こし、ちょんまげを仰向けにする。
暗闇の中目が合う。その視線が優しくて、甘くて、少しだけ意地悪。
「俺がどれだけ我慢してたと思ってんの」
指が頬をなぞる。
額に触れる。 唇のすぐ横で止まる。
触れそうで、触れない。
「久しぶりだからちゃんと大事にしたかっただけ」
その言葉で、胸の奥の不安が一気に溶ける。
「……言ってくれなきゃわかんない」
ちょんまげの小さく拗ねた声にターボーは笑う。
「言わなくてもわかってるくせに」
そしてようやく唇が重なる。
深くはない、確かめるみたいなキス。
なのに息が乱れる。
首筋に顔を埋められ、ぞくっとする。
「かわいすぎ」
「うるさい……」
「我慢してたのに煽ったのそっちだからな?」
耳元に吐息。体がびくっと反応する。
手が絡む。指が絡む。
布団の中で、足が絡み合う。
「太輔」
名前を呼ばれるだけで、胸がいっぱいになる。
「ちゃんとするよ」
「……なにを」
「全部」
甘い声。
キスが深くなる寸前で、また止まる。
「焦らさないでよ…」
「だって久しぶりだし」
額をくっつける。
呼吸が混ざる。
「好きだよ」
真っ直ぐな声。
それだけで、何もかも満たされる。
「……僕も」
その夜、二人は何度もキスをして、何度も抱きしめ合った。
触れるたびに、離れていた時間が埋まっていく。甘く、ゆっくりと。
言葉にしなくても伝わる想いと、
言葉にしたからこそほどけた不安。
朝、目を覚ましたとき。
ターボーはちょんまげを抱いたまま、寝ぼけた声で言う。
「今日も、いっぱい甘やかすから」
ちょんまげは笑って、胸に顔を埋めた。
もう、不安はどこにもなかった。
END
コメント
2件
やばいやばい 流石に課題終わった後久しぶりに見るたぼちょんは最高すぎる