令和45年4月10日
俺は生まれ育った街の小さな病院で死んだ
君は笑っていた
そして俺は泣いていた
俺の人生の主人公は、俺しか居ないのだ
ただ君もまた俺の人生の主人公なのだ
今日は夕日がとても美しい
まるで君のように輝いて、
でもどこか寂しさを感じるような
今だから言える
君があの時俺に言った事
そういえば返事がまだだった
俺が君以上に愛した人は居ない
これまでも、
これからも、
それだけは覆されない。
人間とは儚く、尊く、それでいて美しい
もう、会えないのか
そう考えると、心が痛くて堪らない
君の元へ会いに行こう
君のいない人生は
筆のないキャンバスに等しい
もうすぐ俺も向かうから、
その時は笑って待っていて
「親愛なる君へ、愛してる。ずっと。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!