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ええぇっ!滅相もない!ありがとうございます!
途中で出てくる「制服」は、MV の衣装です!解りづらくてごめんなさい!
今日もクソみたいで、だけど嫌いじゃないこの町を歩いている。
仕事が長引いた、辺りはもう真っ暗だ。
もぶ女「あんっやぁ///」
そういえばここらは風俗が多いんだっけな。外まで聞こえてくる。
にしてもわざとらしい喘ぎだなぁ、まあこんなところ利用するような男なんて、上手い訳ないか。女の人も可哀想。
もぶ女その2「ああ゛っ//♥️!?イぐっ!イくイく♥️いぐうぅぅ(涙)////♥️」
…///やっぱさっきの撤回、上手い人も、まあ、いるかも?
…やば、勃っちゃった//これ制服なのに…!//
顔が熱い。きっと真っ赤だろう。
匂いがついてもやだし、速く帰ろう。などという言い訳を誰が聞いているわけでもない心の中でし、少し歩くスピードを上げようとしたとき、
?『これはこれは、べっぴんさんやなぁ笑。』
さっきの風俗から誰か出て来たようだ。
正直驚いた。気配を読む事には自信があったのに。それを表に出さないように
振り替えれば、もっともっと驚いた。何このイケメン!?え?作り物?
珍しい瞳と髪の色をしたその超絶イケメンは、目を見開いて驚く僕が面白かったのか、笑いを混ぜながら話を続けた。
?『何?どしたんそんな驚いて笑?俺に見とれちゃった?』
いきなり距離を詰められて顔を上に向かされた。いわゆる顎クイというやつだ
反射的に顔が赤くなる。こんなイケメンに至近距離で見つめられたら、無理も無いだろう。
?『にしても、ほんとに美人さんやねぇ、‘’お嬢さん‘’』
は?何を言っているんだこのイケメンは?
「あの、僕…」
?『へぇ!僕っ娘かぁ、それもまたいいなぁ。』
とんだ勘違いをしているようだ。確かに僕は小柄だし、ボスに可愛いと言われる事はあるけど、立派な男性だ、恥ずかしいけどさっきまで勃っていた事も事実だし、とにかく速く誤解を解いて帰ろう。
そもそもこのイケメンはなんでナンパなんかしているんだろうか、相手なんて迷惑なほど居るだろうに。さっきも風俗から出てきたし、…もしかして‘’同業者‘’か?漂う雰囲気からして恐らくそうなのであろう。まあ、こちらに危害を加えてこない限りは問題無いだろう。
速く帰ってボスに報告しなきゃ。それで褒めてもらうんだ🎵
僕の顔を見つめて恍惚な表情を浮かべているイケメンに向かって言う。
「僕、男です。」
?『…????』
わあ、すごい驚いてる。まあ辺りは夜で暗闇だし、僕が女の子に見えても仕方ないか。よし。これでおっけー帰ろ帰ろ。
「じゃあ、僕はこれで。」
?『…ハッ!ちょ、ちょぉ待って!男の子?男の子なんやね?誤解してごめんな? 嫌やったよね?お詫びとしちゃ難やけどさ、ご飯いかん?今から!忙しいんなら連絡先だけでも!』
…なんでこんなに必死なんだこの人?まさか…スパイ??ボスの脅威になりかねない。
殺しておくか。
「しつこい、ですっ!」
ビュンッ!!!!!!
?『うぉっ!?』
!?避けた!?おかしい!この暗闇で僕の蹴りを避けるなんて…!!幹部、いやボスとまでは言わずともそれくらいの力量がないとおかしい…!!!!
速く次の準備を!速く!
ガシッ
足を掴まれた、身動きが取れない。でも、まだ…!
?『危ないなぁ?♥️あぁやばい、ほんまに欲しくなってきたこの子♥️』
ゾクッとした。背筋が凍りそうだ。今までは猫を被っていたのだろうか。僕の怯えた表情を見て興奮したのか、その端正な顔を歪めて笑っている
?『怖い?だぁいじょうぶ♥️なぁんも怖い事はせぇへんよ。きもちい事だけ♥️ちょっとウチのボスに事情とか聞かれるかもしれへんけどなぁ、スパイやったら大変やし。でも仮にスパイやったとしても、ぜんっぜん大丈夫やからなぁ♥️俺が守ったるし♥️ツンツンしてても可愛いし、最終的にはメロメロにしたる♥️性別の壁なんか関係ないよ?♥️ゆぅっくり時間かけて、俺だけのメスになろうなぁ?♥️』
怖い。やだ。そんな言葉で安心出来る物か、僕は男だ、冗談じゃない。それに忠誠を誓った人もいるんだ。ないちゃん。そうないちゃん、助けて、
?『あ、もしもし?ないこ?』
「…え?」