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やっばい神すぎる、っ さっき出た鼻血また出そう⭐︎
え?こいつ今なんて?今確かに‘ないこ’って…
?『ないこぉ、ちょっと運命の男の子見つけちゃってさぁ。連れて帰っても良い?え?立場?わぁかっとるって、…スパイかもって、俺がこんな可愛い子に殺られる訳ないやん。信用ないの?悲しいなぁ。』
?『え!?良いの!?よっしゃ!良かったなぁ♥️なんも不自由ない生活送らせたるからなぁ♥️』
この人が何を言っているのかわからないけど、電話の相手はボスだ。ないちゃんだ。怖いよ、助けて。
震える僕を無視して嬉しそうに頭を撫でてくる。本当に愛しい者を愛でるような顔と壁に押さえつけられている力のギャップに鳥肌が止まらない。足を掴んでいた手はとうに消えているけど、いつもなら蹴りかかっているけれど、
体が全く動かない
逃げなきゃ、帰らなきゃ、ないちゃん。助けてないちゃん
?『!?』
「グスッ、ヒック(涙)ないちゃ、ないちゃぁ(泣)助けてぇ(涙)」
もう限界だった。見ず知らずの大男に押さえつけられ、自慢の足技を物ともせずかわしヘラヘラ笑っているこの男が怖くて、なんで自分がこんな事をされてるのかがわからなくて、電話の相手はボスで、頭に優しいないちゃんが浮かんだらもうそれにすがるしか無かった。
ないこ『え!?泣いてるの誰!?この声…もしかして!ちょっとまろ!その子に電話変わって!』
?『?あ、おん。解った』
?『ほら、泣かんといて?ちょっとボスがお話したいって』
「ぇ?(涙)」
押さえつける力が緩み、その形の良い眉を下げてこちらを心配そうに見つめる姿は自分の大好きなボス、ないちゃんに少し似ていて、渡されたスマートフォンを素直に受け取った。
「…もしもし?ボス?ごめんなさい。この人に襲われて怖くて、本名も言っちゃった。抵抗したんだけどっ(涙)ぜんぜん効かなくてっ、うぁ、うぇーん!(涙)」
ないこ『うん、うん、わかった。怖かったね?大丈夫。俺がなんとかしてあげるからね?後、こいつは悪い人じゃないから安心して?とりあえず、このスマホ青い人に返せる?その後で、お家帰っておいで?』
やっぱりないちゃんは優しい。僕を助けてくれるって、うん。と短く返事をしてスマホを持ち主に返す。
?『え!?ちょ、待ってえや!ごめんって!もうしない!優しくって、したつもりやねんけどなぁ。…わかった。今からこの子と向かうわ。んじゃ、また後で』
電話が終わったみたい。落ち着いて見てみると、確かに悪い人じゃなさそう?だけど、さっき聞いた♥️マークありありのセリフを忘れない。警戒は解かずに行こう。
If「うし、さっきはごめんな?怖かった?俺の名前は‘’いふ‘’みんなからはまろとかいふまろって呼ばれとる。好きに呼んでや?」
青い瞳に青い髪。身長は180くらいの青いチャイナ服が良く似合うイケメンさんだ。
「僕は、ほとけ。いむくんって呼んでくれると嬉しいかな。」
軽く自己紹介をして、この人はないちゃんの相棒で、幼なじみだという事がわかった。僕は2年前に拾ってもらったばかりだし、組の大先輩じゃん!失礼な事しちゃった。ないちゃんに怒られるぅー!
?『はは笑、ほんまに可愛いなぁ?顔に全部出とるて笑とりあえず、事務所帰ろか。』
ギュっ
は、はぁああ!?!?!?いきなり手握って来た!さっきの顎クイもだけど、距離の詰め方可笑しくない///!?その顔じゃなきゃ許されないからね!それ//!
「う、うん////。」
僕達はそのまま手を繋いでお家(事務所)に帰った。
次回
ないこ「で、どう説明してくれる訳?イフサン。」
If「……ご、ごめんなさい。💦」