テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
アルミホイル
10
828
青りんご座デルタ星
プロローグと照らし合わせたら語り手が分かると思います
自分を守るためだけに作ったこの理想郷。
それが自分を壊すだなんて思ってもなかった。
寝床に就き、目を閉じるたびに
光景と音が鮮明に見える。聞こえる。
いっそ気絶させて欲しいぐらいだ。
僕は知ってる
まだそこにみんなはいるんでしょ?
ぜったいいる
きっといる
多分いる
居ない
連絡アプリの通知が鳴らない。
読む気も起きない。
なのに
握る手は動く。
芸能界の禁忌を犯してしまう。
それが
自分の孤独を唯一表面上に表してくれる方法だから。
もしもあの言葉を断っていたら
みんなは助かってた?
それか僕だけが死んでた?
だったら
“僕”が死ねばよかった、、、?
それならいっそ腹ん中で首吊ったほうがマシかあw。
はあ、、、
孤独な部屋に独り座っているような気分だ。
他の四つの椅子は空っぽで
座る人間は一人としていない
僕が人を惹きつける力がないのかは知らない。
よく言われる。
“神の子だ”って。
“流星が落ちてきたとしたらこの子だ”って。
特別扱いすぎて呆れてくる。
怖すぎる。
一本指を立てただけでも人が群がる。
痣ができただけで切り抜かれる。
僕という芸術作品みたいだ。
宗教的だ。
そう、そう感じた瞬間に、一生ミセスという鳥籠で愛でられることを悟った。
明日も投稿するよ
❤️💬してね!!
コメント
1件
「自分を守るための理想郷が、自分を壊す」——この一文に全部集約されている気がしました。空っぽの椅子が四つ、という描写がとても寂しくて、語り手の孤独が静かに刺さります。特別扱いされることの重みと、「僕という芸術作品」という自己認識の歪みが切なかった。プロローグと照らしてまた読み返したくなりました。次話が気になります…!