テラーノベル
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駕籠瞳子なる人物がファンだとして、手紙の内容は過激であり、もっと増幅する可能性がある。
阿部にはマネージャーが2人付いた。
閉じ込めるとか、鎖で繋ごうかとか普通じゃない。
阿部は怖くなった。
メンバーと一緒の収録はいい。
個人の仕事が怖い。
どこからか見てるんじゃないかと思ってしまう。
早く仕事が終わっても、オフの日でも、阿部は外に出なかった。
目黒が心配して来てくれる。
思い切り甘える。
阿部ーめめが来てくれて嬉しい。
目黒ー亮平くん、安心しないで?
阿部ーだって。
目黒ー俺の存在がバレると、この家に来れない。
阿部ーそこまでするかな?
目黒ー普通じゃないんだよ?
阿部ー監禁されるの?
目黒ーそこまでするか分からないけど、考えていた方がいい。
阿部ー俺、家から出られないじゃん。
目黒ーしばらくは友達とも食事に行ったりしないで。
限られてしまった生活。
思うように外に出られないこと。
目黒が頻繁にはきてくれないこと。
息が詰まるような毎日。
警察も動いている。
しかし、情報が少な過ぎる。
手紙を送りつけてくる以外に何もない。
動きようがないのだ。
黒の封筒は相変わらず週一で届く。
内容が少し過激になって来た。
阿部亮平、どこにいるの?
誰にも渡さないと言ったはず。
閉じ込めて鎖で繋ぐことにする。
早く会いたい。
駕籠瞳子なる人物は、身近にいるのだろうか?
阿部が姿を隠していることがバレている。
探しているのだろうか?
マンションはまだ知られていないようだ。
阿部ー何なのもう!
目黒ー怒らないの。
阿部ーだって、外に出たらダメなんでしょ?
目黒ー今はね。
阿部ー息が詰まる。
目黒ー我慢して?
阿部ーめ〜め〜。
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