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「楽しみね。」
「そうだね、早く来ないかなー?」
「あと5分で集合時間だから・・・って、あ。あれかしら?」
『おはよー!待ったー?』
「あれだよあれ!悟くんー!・・・と、修也くん!おはよー!」
「修也くん、おはようございます。悟くんもおはようございます。」
「おはよう、聖愛!今日は楽しみだね!」
「そうですね。」
「おはようございます、礼愛さん。さ、ゲートに入りましょう。」
「うん!」
待つ事15分。
早く来ないかなー?と2人で手鏡を見て前髪を整えながら話していると・・・
聖愛の彼氏の修也、礼愛の彼氏の悟が走ってやってきた。
「時間ピッタリですね。・・・こんな感じよ、礼愛。」そう言って、私はにこりと笑いながら走って来た2人に挨拶をした。
「悟くん、時間ぴったりですね。今日は楽しみましょう。」
「あれ?礼愛、いつもと違うけ「礼愛!ちょっとこっち来なさい!」・・・?」
「わ、ちょっとお姉ちゃん!?」
「ごめんなさい。少し離れます。」
「う、うん?」
『・・・?』
さっき私がこんな感じよと言ったのは、入れ替わった後の事だったのに!!!
礼愛ったら入れ替わる前にやり始めたの!
私は何もわかってない礼愛の腕を引っ張ってトイレへ行った。
・・・ちょっと強引だったかな・・・
悟くんと修也くん、頭にクエスチョンマークを浮かべてた・・・。
ま、まぁいいや。作戦が台無しになるよりましだよね!
「礼愛、今の『こんな感じよ』は入れ替わった後の事よ!」
「えぇ・・・そうなの?」
「入れ替わる前にやってどうするの!」
「なんで?」
「いつも馬鹿みたいに元気なあんたが落ち着いた口調で話したらおかしく感じるでしょ!」
「馬鹿みたいってなに!?」
「・・・ごめんなさい、ちょっと言い過ぎたわ。それより、最初にジェットコースターに乗るわよ。あんたはジェットコースターに乗り終わってトイレに行ってから落ち着いた口調で話しなさい。」
「なんでジェットコースターが1番なの?」
「私がジェットコースター苦手だからよ!!!ジェットコースター好きな礼愛が青い顔して「ギャー!」なんて言ったらおかしいでしょ!?・・・ジェットコースターが終わったら私、体調が悪くなった演技をするからまたトイレに行くの。そこで入れ替わるわよ!」
「わ、わかった!」
「・・・じゃあ戻るわよ。」
「うん!」