コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「お待たせー!」
「ごめんなさい、ちょっと礼愛の様子がおかしかったですから。」
「あぁ、気にしてない。」
「大丈夫だよー!少しびっくりしたけど!」
私達は何食わぬ顔で修也達のところへ歩いて戻った。
2人も「何してたの?」とは聞いてこなかったのがよかった・・・
「なぁなぁ、最初はやっぱジェットコースターだろ!?早く行こうぜ!」
「いいねぇ!行こう!」
「いいですね。行きましょう。」
(修也はジェットコースターが好きなのね。)
「あ、聖愛はジェットコースター好きだったんですか。あまり乗るイメージが無かったので意外ですね。」
「あ、あはは。進んでは乗らないけど言われたら乗るんですよ。」
気を取り直して・・・と、礼愛がジェットコースターに誘おうとしたら修也がジェットコースターを提案してきた。
修也ったらテンション上がってるなぁ。
そうか。修也はジェットコースターが好きなのか。私は苦手なんだけどな。
もし、2人のデートで遊園地に行くことがあったら話し合う必要がありそうだ。
そう、もんもんと考えていると悟が意外そうな顔をしている。
私はぎくりとした。さ、悟って勘が鋭い・・・
(お姉ちゃん、大丈夫?)(だ、大丈夫よ・・・)
ドキドキしていると礼愛が私を心配そうな目で見つめている。
私は頷いて礼愛に返事をした。
そして私たちはジェットコースターの列に並んだ。