テラーノベル
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「今日も暑いねぇ~….。」
涼ちゃんがそう呟く横で、若井はゴロゴロと寝転がっていた。
暑そうに目を閉じて、心地よい寝息をたてている。
外を見れば、夏休みに入ったのか、子供達が走り回っている。
夏休みらしい夏休みなんて、覚えてもいないや。
何年前だろう。
中学校の時くらいが、最後の夏休みとして記憶にある。
今年も、灼熱の日々が続いている。
何をしても暑くて、ちょっと動くだけで、汗が滝になる。
そんな苦しい状況のなかでも、若井はすーすーと気持ち良さそうだ。
エアコンはついているし、快適ではあるけど….。
よくここまで寝れるな、なんて思う。
そんなことを、涼ちゃんと苦笑いしていると、閉め忘れていた窓から、むわっとした熱気が入ってきた。
涼ちゃんが暑そうにしながら、窓を閉めに行き、戻ってくる。
その暑さも気にせず寝る若井。
流石元スポーツマン….と感心していると、若井が目を覚ました。
「あ、起きた。若井、おはよー。」
「あれ、俺寝ちゃってた?」
「うん、ぐっすりだったよ。」
涼ちゃんが笑いながらそう告げると、眠そうに目をこすった。
髪を濡らしている汗が、あまりにも色っぽくて、つい手が出そうになる。
「あ、僕、阿部くんとご飯行く約束してたんだった。二人とも、またね。」
慌ただしく部屋を出ていく涼ちゃん。
二人きりになった部屋。
若井の額についた汗を拭ってやると、不意に唇に手が当たる。
小っ恥ずかしくて、つい手を退けると、若井が僕の手首を掴んだ。
驚く間もなく、ちゅっと乾いた音が鳴った。
「…………は、若井?」
「……..なんか、イタズラしたくて。」
そう色っぽい唇が、綺麗な笑みを描く。
一つため息を吐いて、若井の側に寄ると、若井が呆れたように笑う。
そのまま、唇に触れると、汗のしょっぱさがじわりと染みてくる。
「….良い夏休みかも。」
「なに、ちょっとキスしただけじゃん笑 」
あー、可愛い。
そうやって、照れを笑って隠そうとするクセ。
夏だけど、ちょっと違う暑さかも。
暑さに身を任せ、若井の濡れた髪を撫で、キスをする。
こんな夏なら、ずっと続いていいかもね。
……..主は気になっているんです。
ミセス、夏休みどこいったんだろう。と。
ちゃんと休んでくださいね。
#🍏
ぱぱぱ
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スミセス🍏Siip
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#ご本人様関係なし
コメント
5件
おー、第7話読み終わったわ!この二人の距離感、めっちゃ良いな〜。涼ちゃんが抜けた後の二人きりの空気感とか、若井のちょっとイタズラっぽいキスからの照れ隠しの笑顔とか、もうニヤニヤが止まらんかった。汗のしょっぱさがじわりって描写、すごく生々しくてエモかった…。夏の暑さの中で生まれる特別な空気、しっかり味わわせてもらったわ。もーさん、今回も素敵だった🔥