なんか頭おかしくなったから書く
おぶ(オブジャー)の過去話みたいな
書いてたら結構長くなった😭😭😭かも
うわくそなげえわ
ぼくがまだこっちに引っ越してきてばっかで、人と関わるのを呪われているのかのように避けていた頃。まあ、10と………4か、5年前くらいかな。
ぼくは、親友が2人できた。その数年後には、いなくなっちゃったんだけど…
ま、まあそれは置いといて……ぼくが住んでいた星には運転免許書とかがなかったんだ。だから、こっちに来たらお酒が買えなくて困っていたんだ。もし年齢確認ができるものがあっても、224歳なんて、信じてくれるか怪しいけれど…
だから、ぼくはいろんなお店に行って年齢確認とか忘れてるお店がないかを探していたんだ。
…結果、見つかったのだ。
そのお店は多分女の子1人だけでレジをしていた。
黒い角が生えていて、右の角が折れている。ずっとピンクの服を着ている。それしかないのかな……あ、あと右目が包帯で隠れていた、かな。そして、いつも少し眠そうな顔をしていた。
罪悪感が押し潰してこようとしてくるけれど、年齢確認ができないぼくはここでお酒を買うしかなかった。
何回かここでお酒を買ったけれど、勇気を振り絞って聞いてみたんだ。もうお酒を飲めなくなるかもしれないという恐怖を置いてけぼりにして。
「ね、ねえ。お酒買うのに年齢確認ってしないの?」
「年齢確認…?あー、めんどくさいから、しない……あー、ねむ、」
店員さんはあくびをしながらそう言った。
ぼくはびっくりして言い返した。
「め、めんどくさいなんてちっぽけな理由でそんなすぐ売っちゃっていいの?!ぼ、ぼくだってまだお酒飲んでいい年齢じゃない可能性だってあるのに……!!ここの店長さんは?!怒ってるんじゃないの?!」
「店長…?ああ、私だよ、私。私が店長。求人募集してもここら辺人全然来ないし店員がいないんだわ。つかバレなきゃいいし。なんならお姉さ……あれ、お兄さんか。お兄さんだってもう何回も買ってるじゃん。え、もしかしてまだ二十歳じゃないの?」
驚きの事実を明かされた上、女と間違えられた。
確かに、ぼくは顔つきが女っぽくて昔から女と間違えられたし、髪も長いし……
い、いや、女と思われたくて髪を伸ばしてるわけじゃない。美容室に行くと必ずと言ってもいいほどに店員さんが話しかけてくる。人見知りのぼくはそれが嫌で、別に切らなくてもいいや、と思い切っていないだけ…
「と、とっくの前に二十歳はすぎてます、!!って、ててて店長さん、???」
「二十歳過ぎてるんだ。じゃあいいじゃん、別に。」
そんなことがあって、それからお酒を買いに来る度に少しずつ話をするようになった。
「いつも同じ酒買ってるけど、それ以外飲んだことないの?これとかおすすめだよ」
「これが一番好きなだけだよ。あ、それ気になってたやつ。ついでに買って帰るね」
「ぼくがここ来るとき大体人いないけど……普段もいないの?」
「君くらいだよ、ここに来るお客さん。てかいっつも君って呼んでるけど、名前なんなの?」
「えっと…オブジャー、です。店長さんは?」
「へー。私?私は、リリー。自分の名前忘れたから最初に来たお客さんの名前パクった。」
「えぇ…」
そんな他愛のない話をしているうちに、だんだんと仲良くなってきて、一緒に遊んだりしたりすることがあるようになった。
オブジャー『街に出たところに美味しそうなパンケーキ屋さんあるけど』
リリー『え絶対行く』
オブジャー『行く?』
オブジャー『返信はや』
リリー『あ、友達連れてっていい?友達もパンケーキ好きなんだよね』
と、ととと友達………でも、リリーの友達か……少し気になるし、まあ、いっか……
オブジャー『いいよー』
そう送ったあとに、いつ行くか、何時に集合か、どこで待ち合わせかなどのやり取りをした。
…ぼくは驚いた。リリーの事なんだから、もっと…こう…?ヤンキーみたいな人が来るのかと思っていた。が、実際に来たのは礼儀正しいそうな優しいお兄さんだった。
顔は”STOP”と書かれた標識のようなお面…?で隠れていてどんな顔なのかは見えない。
服装は…赤い長袖の服で、黒のズボン。シンプルって感じ?
特徴的なものを身に付けてるか、というと、そのお面と黒いマントくらいだろうか。ケープっぽい感じではない。膝くらいまでの長さかな。
その男性はレフと名乗った。よろしく、レフ。
「オブ早く行こうよ!もう待ちきれない!!」
いつも無表情の彼女は、珍しく笑顔を見せてじたばたしている。
「あはは……ちょっとまっててよ………ちょっとだけレフさんとお話させてー…」
「だ!!か!!ら!!!待ちきれないっていってんの!!!もういい!!!!」
そう言うとリリーは何処かへ走り出した。
「「ちょっと?!?」」
久しぶりに翼を使った……すごくつかれた……
もう何年も使っていなかったのと、リリーの足がやけに早くてすぐには追い付けなかった。パンケーキ愛、強すぎ…
「もー!はやくパンケーキ食べたいんだって!!で、どこだっけ?」
やっぱりリリーは少し間抜けだ。よくこれでずっと商売してきたな…
ぼくとレフは深くため息をついた。
リリーは目が追い付かないほどのスピードでパンケーキを食べ進め、レフはお面を少しずらして味わいながら少しづつ食べている。性格の違いがはっきりわかるな…
ぼくは2人を観察し終わったところで、パンケーキを小さく切り、口に運んだ。
…美味しい、すごく美味しい。リリーがああなるのには少し納得した。
パンケーキを食べ終えた後、もう遅かったのでみんなそれぞれ家へ帰った。今日以降も、何度か3人で出掛けることがあり、レフとぼくの仲は充分よくなって、親友と呼べるほどにはなっていた。勿論、リリーも。
とある日、3人で何かお揃いでアクセサリーを買いに行こうという話になった。
僕たちは雑貨店に入り、ネックレスやピアスがあるコーナーへ向かった。
うーん、お揃いのものを見つけるのって、難しいんだなぁ…
3人で頭を捻らせて、暫くその場は静かだった。
最初に口を開いたのは、リリーだった。
「あ、あれは?2つで1つ、みたいな。なんかそーゆーのあんじゃん。」
リリーの案は良いものだったので、3人で隅々まで探した。けれど、2つで1つはある。そう、3つで1つがないのだ。
困ったものだ、と頭を抱えていると、不意にレフが呟いた。
「あ、十字架…」
「ん、十字架?いいじゃん。それ」
また3人で十字架のアクセサリーを探し出した。
「あった!」
ぼくが見つけたのは、黒い十字架のネックレス。
黒なら、2人にも似合うだろう。
「よし!じゃあ、これ買って帰…ろ……」
自分の目を疑った。在庫が、2つしかない。
どうしようとあわあわしていると、その十字架のネックレスがあったところの隣に、別のアクセサリーがあるのが見えた。手に取って見ると、黒の十字架がついたフェロニエールだった。
ぼくはフェロニエールを取り、2人の元へ走った。
「見つけたよ!これ、どう?」
そう話しかけると、レフは少し不機嫌そうな顔をして、フェロニエールに指を指して言った。
「なあ、1つだけ、違うのがあるけど…これ、誰か1人だけ違うのを使うってことか?」
「あー…それはぼくが使うやつ。よく考えらたさ、ぼく、首毛のせいでネックレス埋もれちゃうんだよねー…」
適当に誤魔化した。2人は納得した様子だ。よかった…
代金を払ってお店を出たら、さっそく各自アクセサリーを身に付けた。
「お、リリー、なかなか似合ってるじゃん」
ぼくが言うと、レフも頷いた。
「何、オブもレフも似合ってるよ」
3人とも照れ臭そうに笑う。
このままずっと、一緒にいられたら、どれだけよかっただろうか。
ぼくはいつものように2人へ遊びの誘いのメッセージを送った。だが、返信が来たのはレフからだけだった。
ぼくもレフも心配になり、リリーの家へ様子を見に行った。
ただ寝てるだけだといいのだけれど。よかったのだけれど。
「リリー、入るぞ。」
ぼくたちは合鍵を共有していたので、すぐにリリーの部屋へ入った。
部屋のソファーの前に、倒れているリリーの姿があった。
ぼくとレフは急いで病院へ連絡をした。
翌日、病院から電話があった。
リリーは、かなり重い病気を持っていた。
単純に知らなかったのか、隠していたのか。レフに聞いても、知らない様子だった。
だが、亡くなってしまったのには変わりない。気にする必要も、ない。
気分転換にでも、とレフをパンケーキ屋さんに誘った。
余程ショックだったのか、こんな時に、とでも怒っているのか。返事は来ない。複雑な気持ちになった。
唯一の友達だったリリーはもういなくて、レフは連絡がつかない。勿論、ぼくは暇になった。
つい最近までアニメや映画を観る以外に使わなかったテレビで、ニュースを見た。
期待していた訳ではないが、つまらないものばかりだった。
テレビを消そうとリモコンを構えると、レフ・アメリアという名前がぼくの視界に侵入してきた。
“レフ・アメリアさんが事故で亡くなられま____”
それ以上は耳に入れたくなかった。
けれど、現実は受け入れなくてはいけない。
ぼくは、たったの3日間という間に、友達をひとり残らずなくしてしまったということになる。
リリーは28歳、レフは31歳で命を絶ったということにもなる。それはとても残念で、悲しかった。
受け入れなくてはいけないが、どうしても受け入れがたい現実だった。
…でも、それはずっと前の話!今でも思い出すと寂しいけれど…
今はもう大丈夫!大親友が、できたから!
チョコアイス落とした
コメント
7件
胸糞悪いのか。? オブジャーくん死ぬほど可愛いのなんなの😡😡😡😡😡 舐めますね