ころんside
「んー!やっぱり美味しい!」
「お口にあって良かったですw」
僕の彼女が作ってくれたオムライスを一口食べて頬が落ちそうになる
にこにこと笑顔でこちらを見る瞳は
いつ見ても綺麗だ
「ぁ、、時間やばっ……」
ふと見た時計の針は
22時を指していた
撮影後に、僕が家に誘って
ご飯を作って食べたりしていたら
この時間になるのは仕方ないだろう
「ころちゃん、僕帰りますね!」
「え、何もしてないじゃん」
「逆に何するんですか?ww」
そう言いながら自分の上着とカバンを手に取るるぅとくん
お皿に少し残ってるオムライスを口に詰め込み彼の側へ駆けつけた
「ほんほにはえっはうの?」
「なんて言ってます?w」
飲み込んでからでいいですよ、と
くすくす笑いながら水を渡してくれた
口の中にあるオムライスをゆっくり飲み込んでから
「ほんとに帰っちゃうの?」
と聞き直す
「だって終電逃しちゃいますし……」
「えぇー……」
確かにるぅとくん家は僕の家から少し離れたところにあるから
いつも電車で帰っている
でも今は夜中と言ってもいい時間
そんな中僕の可愛い彼女を1人で歩かせるわけにはいかない
「危ないよ、」
「僕も一応成人してますから大丈夫です」
そんなこと言ってるけど
前に普通にナンパされてたのに……
心配なことが募っていく中
るぅとくんは玄関で靴を履こうとしていた
その背中に後ろから抱きつく
「わわっ、、ころちゃん?」
「やだぁ……帰らないでよぉ、」
「明日も会えますから、ね?」
僕の頭をポンポンと撫でる
明日も撮影などがある
もちろん朝だって早いし、忙しいのもわかってる
けどこんな時間なのに彼女を1人で帰すのは
馬鹿な僕でもしないと決めている
「ころちゃん?そろそろ離れてください、」
「……」
「ね、ほんとに終電なくなっちゃ……」
チュッ
「んっ、、」
口を塞ぐように唇を重ねて
舌を入れようとする
その前にるぅとくんに押されて唇は離れた
「何してるんですか……/」
「何ってキスだけど」
そういう意味じゃないと言うように
ムッとした顔で僕を見る
でも頬は赤く染っていた
「満更でもないくせに」
「うるさいです、/」
るぅとくんの顔に少しずつ近づく
「……もっかい、」
「へ、ちょっ……/」
チュッ
「んッ、//」
話してる途中にキスをしたので
口が空いていたから舌を入れる
「ふッ、ぁっ…/」
「んぅッ、やっ、/」
顔を見ると苦しそうな顔をしていたので
口を離す
銀色の糸が僕とるぅとくんの口を繋いでいた
「……帰れなくなっちゃう、/」
「元々帰す気なんて無い」
「明日どうするの、?//」
もう諦めたようで
僕の方を向いてくれた
「明日は明日でしょ、なんとかなるって」
「ほんと適当すぎ……他人事じゃん、/」
敬語が外れている
甘えてくれる証拠だ
分かりやすい彼女、そういうところも大好きだ
「……好きだよ、」
「なに急に……/」
「んーん、言いたくなっただけ」
「……ぁ、ぇ、?/」
「かーあい♡」
またキスをしようと顔をちかづける
すると、胸板を押された
「なんで、?」
「ここ玄関、やるならあっちでしよ…..?/」
と、目を逸らしながら小さく呟く
「やる気はあるんだねw」
「ッ、ばかっ//」
コメント
2件
死ぬ死ぬ死ぬ、、、、、、、、、好きです
ブクマ失礼します!