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きんとき様に連れられ、向かった場所は祖国の軍基地であった。ここで何をするのだろうか。皆目検討もつかない。
むしろ、出来る事なら入りたくない。
きんとき:大丈夫?顔色悪いけど
チーノ:大丈夫…です
きんとき:トラウマのある場所だったらなおさら怖いのはわかるけど、一気に終わらせるには君の力が必要なんだ
チーノ:一体何を?
きんとき:これ
チーノ:ポーション?
きんとき:実際にはただの水入りスプラッシュポーション。これを諸々の機械に投げて壊したい
チーノ:え?そしたら
きんとき:電気設備が全部落ちるだろうね
チーノ:あの基地変わってて電気設備が壊れたら、爆弾が起動するんですよ!!
きんとき:それを狙ってるんだよ。君なら爆弾の場所も電気設備の位置も把握しているんだろ?
チーノ:………分かりました。やるならとことんやりますからね?
きんとき:アハハハッ、そのいきだよ!!
もうここまで来たらやるしかない。やろうと思えば今ならいくらでもできる。人間には可能性があるのだから。
中は閑散としてもぬけの殻であった。よくこんなんで戦争を起こしたな。誰もいないこの基地の中。誰がなんと言おうと「入ってどうぞ」と言われているようにしか感じない。
【電気設備室】
たくさんの機械が絶え間なく動作している。これに水入りスプラッシュポーションを掛ければ一気に止まるだろう。
そうなれば起爆爆弾が爆発する前に逃げなければならない。幸い逃げるルートは確保している。
満身してはならない。何が起こるか誰も知らないのだから。
きんとき:よし、準備オッケーだ。
チーノ:はい。始めます
➖パリンッ
➖シュウッ
きんとき:逃げるぞ!!
チーノ:はい!
投げたポーションは機械に当たり割れ、完全に止まった。あとはもう逃げるのみ。
きんとき:ふぅ、うまく逃げれたな。
チーノ:はい……
きんとき:ん?どうした?
チーノ:いや何か嫌なことが起こりそうで……
きんとき:例えば?
チーノ:基地は爆発するけど、攻めて来そうで……
きんとき:そんな心配するなって
チーノ:いえ、満身してはだめです!!
きんとき:まあまあ、あれを見てみなよ
チーノ:え?
それはWT国が攻められている図であった。慌てふためくがよくよく見てみればWT国が押している状況でもうここまで来たら勝ちであろう。
満身せずとも勝ちが確定している。何も焦る必要はなかったのだ。