トレーナー室
「やっぱすげーな!」
俺は何を見ているのかというと…
「Zが鈴鹿で奇跡の優勝!」
Zと言うのは、日産のフェアレディZという
作者の俺も気になっている車
実はトレーナーと作者は、「スーパーGT」という最高峰のレースにハマっている
作者の俺は小5の時に初めてレース観戦したことがある!
「トレーナー、何見てるの?」
「あぁ、これだよ」
「わぁ!!カッコイイ!!」
ローマは目をキラキラしながらレースカーの雑誌の写真を見た
「前戦のクラッシュを乗り越え、優勝、これ凄いよね!」
「凄いよな!」
トレーナー部屋
「?」
電話が鳴った
(母さんからだ)
「もしもし?」
「優希、トレーナーとして頑張ってるわね」
「いや、まだたいした成績残していないから」
不安があった
レーサーをやめ、トレーナーの道を進んだ自分勝手な行動に呆れてるかもしれないと思った
「そういえば、私の知り合いからスーパーGTの鈴鹿テストに招待するって言われたけど、その日予定が合わなくって」
「鈴鹿テスト?」
「優希とあなたのウマ娘と一緒にどうかなって思って…」
翌日
「トレーナー!私楽しみ!!」
「鈴鹿テストなんて、中々見れないからね!」
ちなみに鈴鹿テストが行われるのは、三重県にある「鈴鹿サーキット」
伝統あるサーキットだ!
「ここだ!」
鈴鹿サーキットのピット
「トラック大きいし長い!」
「これトランスポーターと言って、マシンを入れたり、パーツやタイヤなど色々なものを運ぶものなんだよ!」
「そうなんだ!!」
ローマは興奮している!
「あ!三井さん!」
「山田マネージャー!」
山田和樹
チームのマネージャーでもあり、取材やインタビューの管理も行う
チームは新型のフェアレディZのGTマシン
「君が三井の?」
「はい!スクーデリアローマです!」
「ローマちゃんか!いつも三井が世話なってるよ!」
「いえいえ笑」
「これからタイム測るのか?」
「ああ、2ヶ月後に富士で決勝があるから!」
「富士って?」
「富士スピードウェイというサーキットなんだ」
富士スピードウェイ
静岡県にあるサーキット。ホームストレートが1番長いサーキットで、300キロ近くスピードが出る所
「5月の時は複雑な感情だったから、次は絶対勝ちたいと思ってな!」
ブザー
「お!そろそろ始まるぞ!」
「何が行われるの?」
「実際に走って、勝つためのセッティングを決めるんだ!」
マシンがガレージから出し…
「うわ!!凄い音!!」
GTマシンはかなりの爆音なんだ!
「ほら来たぞ!」
走り去る音が響いた!!
「うわ〜〜〜〜〜!!凄〜い!!」
ローマの興奮は最高潮のようだ!
「だろ!」
「これを操るドライバーも、日々鍛えているんだよ」
「ドライバーも?私と同じだ!」
「お?ローマも勝つために鍛えているんだな!」
「もちろん!無敗の三冠を目指しているから!」
「負け無しか…楽しみだな!」
「まぁ、努力次第だな」
「トレーナーまで〜!マックイーンも同じこと言ってた〜」
「そうだったのか?!」
「仲良さそうだな!」
「まぁ、二人三脚の目標だから笑」
帰り
「どうだった?」
「車もかっこよかったし、走る音も凄かった!!」
「楽しんで何よりだ」
ローマと俺は、ひとつの思い出を刻んだ気もした
病院
この日は検査のためでもあった
「結果は異常なし、問題無いでしょう」
「良かったな、問題無くて」
「日々の生活リズムバッチリだしね!」
病院を歩いていると
「あれ、ユリノテイオーだ!」
「ユリノ先輩も検査かな?」
「けど、隣にいるのは?」
「誰なんだろう?」
皐月賞の前日の下見に会ったユリノテイオー。もう1人の人は誰なんだろ?
どうも!
今回はお知らせがあります!
このストーリー、今週の8月6日、7日にスーパーGTラウンド4が行われるので是非!
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追伸 ほとんどのカーレースは有料テレビだから見られるかな?
F1じゃないよ!スーパーGTという箱車レースだよ!!