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未だローマは負け無し
次は日本ダービーに挑む!
「日本ダービーってそれだけ夢を掴むことなの?」
「もちろん、あのスペシャルウィークだって掴んだ夢なんだ」
「夢…」
そういえば私、夢なんだろう…
カフェテリア
「スペシャルウィーク先輩は、日本ダービー制していますけど、その時夢ありました?」
「あったよ!」
「それ教えてください!」
スペシャルウィークはアニメ1期でも見た人はわかるとは思うけど、生まれた母がスペシャルウィークを産んだ後亡くなった。
そのため、日本一を目指すために、日々努力して、中央に来た
「それで、私が挫折した時に、ライバルから励まされて、ジャパンカップでモンジューさんに勝ったんだ」
「この時のスペ先輩かっこよかったな!」
「ふぉーみゅらわん?」
ローマが口にした
「ローマ、それってF1じゃない?」
「F1ってなんなの?」
F1
世界最高峰のレースでもあり、300キロ以上出す怪物マシン
10チーム20人よドライバーが競い合い、世界各国のサーキットを巡ってチャンピオンを目指すレースでもある。
もちろん、日本のメーカーも参戦経験がある
「そうなんだ!」
「けど、F1で亡くなった人もいるから、死との隣り合わせなんだ」
「死との隣り合わせ…」
「けど、最近の技術が進歩してるから、安全に進められているんだよ」
「そうなんだ。ていうかそろそろトレーニングじゃない?!」
「あぁそうだった!!」
「次は日本ダービーだから、気合い入れていくよ!」
「OK!」
「はぁぁぁぁーーーーーーー!!」
「後半の狙いや前の動きを想定して!」
ローマの次の戦いが始まった
「OK!ローマ、1回休憩しよう」
「わかった」
「やっぱりいたのね」
「シャイニング!」
「次の日本ダービーは私が勝つわ!」
「皐月賞のリベンジか!いいよ!!」
「あの時よりも進化してるから!」
「真剣勝負だよシャイニング!!」
ローマとシャイニングの対決は日本ダービーでもバチバチだった
「あら、ローマもトレーニングかしら?」
「スイープ?!」
スイープトウショウ
トリプルティアラで活躍中。ワガママでいつも魔法の勉強をしている。
魔法の効果は全然聞かないけど…笑
「ローマさんもトレーニングですか?」
「ロブロイも!」
ゼンノロブロイ
静かで読書好きのウマ娘。英雄「ロブ・ロイ」が好きで、その話をすると、止まらなくなってしまう
「次の宝塚記念に向けてトレーニングです」
「そのレーススイーピーも出るから!」
「魔法使いと英雄ロブロイの対決か!楽しみだな!」
宝塚記念はローマの日本ダービーから1ヶ月後だ
「んじゃ、続きやるか!」
「OK!2人も頑張って!!」
「絶対私が勝つから!」
「私も負けません!」
ここもバチバチな火花が散っていた
日本ダービー当日
「ふぅーーーー」
「ローマ、準備できたか?」
「OKだよ!!」
「来たわね!」
「シャイニング!」
「皐月賞のリベンジ、今度こそ私が勝つわ!!」
「望むところだ!!」
「2人とも、頑張れよ!!」
「クラシックの夢の2戦目、現在負け無しのスクーデリアローマがここでも勝つのか?それとも新たな王者が誕生するのか?!」
「今日は五番ゲートか」
「各ウマ娘がゲートインしております、注目の1番人気のスクーデリアローマは五番ゲートからスタートします!」
「ここで勝つわ!!」
そして…
「スタートしました!注目のスクーデリアローマは後方から4番目という形で伺います!」
(後半に備えて…!)
「先頭争いは1番…18番…」
「スクーデリアローマ…」
「今日もローマに釘付けね!」
「シービー、あぁそうだな」
「ここまで負け無しで勝つか、負けるか楽しみね!」
「さぁ第1コーナーに差し掛かります!現在の順位を確認しましょう。
現在トップは2番、7番、18番…2番人気のトップシャイニングは中断の位置にいます、スクーデリアローマは後方から4番目と変わらずの順位です!」
「後方だけど、ここから大外に持っていくから、皐月賞と同じ作戦だな」
最終コーナーに差し掛かった!
「外はクリア、行くしかない!」
(フルスロットル!!)
「さぁ来ましたスクーデリアローマ!一気に抜き去ります!」
「やはり来たようね!でも、ここで私も…っ!!!」
トップシャイニングは中断にいて、しかも他のウマ娘達に囲まれていたため、前が詰まっていた
「前に行けない?!」
「はぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
ピシッ!
「!!!!」
(今のって?!)
「ここで来たか!けど、あの時より…」
「来てるけど、威力がない!!
けど、スピードは乗れてる!!」
威力はそれほど高くなかった
「スクーデリアローマ!ジリジリと後続を引き離す!」
「よし!!!!」
「スクーデリアローマ、ゴールイン!なんとここまで負け無し!これは無敗の三冠達成の予兆か?!」
会場が歓声に包まれた
「はははっ、やったーーーーーーー!!」
「今日は私のミスで、あなたを抜かせなかったわ」
「けど、今度は良い戦いをしよ!」
「次こそ勝ってみせるわ!」
そう言って、トップシャイニングは去って行った
「おめでとうローマ!!」
「ありがとうトレーナー!!」
ここまで負け無し、しかも日本ダービーも制した!
今まで無敗の三冠を目指していたウマ娘もいたが、ライバルの強さ、怪我など色々なことを経験した
今ここにローマは立っている
菊花賞に勝てば、無敗の三冠ウマ娘だ!
「トレーナー、あと何分で着く?」
「あと5分、あと少しで着くよ」
ローマは疲れたせいか、車の中で寝てしまった
ちなみに、俺の愛車はハイブリッド車だから、中は静かなんだ!
「ローマ、着いたぞ」
「ふぁあ〜、ありがとうトレーナー」
「荷物持って行ける?」
「行けるよ」
ローマは荷物をまとめていた
「ローマ!」
「何?」
「…次も頑張ろうな!」
「ふふっ、頑張ろう!」
ローマは笑顔で寮に戻った
「さてと、俺も…ん?」
そこには、見かけたら姿がいた
「ユリノの隣にいた人だ!」
男性であり、ユリノのトレーナー?かと思っていた
こんな夜遅く何やっているんだ?
すると…
バタッ!!
「!!!!!!!!」
俺は慌てて走った
「大丈夫ですか?!」
夜の響き渡るサイレン
彼は一体誰なんだ?