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うわっ、第3話めっちゃ重かった…!柔太朗の「教えてよ勇ちゃん」のシーン、声に出して泣きそうになったわ。好きな人を守れなかった記憶消してまで生きてる勇斗と、それを黙って見守る柔太朗の関係が切なすぎる。最後の「じんと」で一気にホラーから恋愛ドラマに変わった感じがした。次回最終話か…どうなるんだろう、ドキドキする🔥
塩﨑:え、勇斗を庇って死んだって、どういうこと、?
曽野:そんな話一回も、
山中:…勇ちゃんがこのチャンネル始まる前から動画投稿してたのは、分かるよね?
塩﨑:うん、それの新メンバー募集で集まったし
山中:その、前のチャンネルでも今のしゅんみたいに、カメラをやってる人がいたんだ
曽野:それって柔ちゃんでしょ?
山中:ううん。俺は今みたいに編集しかやってなかった。勇ちゃんが動画に出て、その人がカメラを回して、俺が編集する。俺が入る隙間がないくらい2人とも仲良くて、想い合って、、なのに、あの日、いつも通り、撮影するために2人があの一軒家に行った日、、、
プルルルルプルルルル
山中:もしもし、?
警察:すみません、山中柔太郎さんでお間違えないでしょうか?私警視庁捜査一課の○○と申します
山中:え、警察、?俺、なんかやったっけ
警察:山中さん、吉田仁人さんってご存知ですか?
山中:あ、はい。もちろん
警察:どういったご関係で
山中:仕事仲間だし、友達です
警察:…そうですか。申し上げにくいのですが、たった今、死体が発見されました
山中:…は?
警察:あと、もう一人、佐野勇斗さんってご存知ですか?
山中:……は、い
警察:佐野さんは近くの公園で意識を失っていましたが、命に別条はないのでご安心を
山中:…え、さっきから、何を言って
警察:とりあえず詳しいことは後でお伝えしますので、佐野さんは○○病院の……
山中:はぁ、、はぁ、、、
俺は急いで勇ちゃんがいる病院に向かった。向かう途中、携帯にも何度も電話した。なのに、どっちも出てくれることはなかった。 嘘だよね、全部、ドッキリ、、だよね、?
ガラガラ
山中:勇ちゃん!!
佐野:…柔太朗、?
勇ちゃんは病院のベットの上に腰を掛けていた
山中:え、大丈夫、?
佐野:あ、うん。大丈夫だよ
山中:それで、仁ちゃんは!?
佐野:……ん?
山中:いや、ん?じゃなくて、仁ちゃんはどこ?この病院にいるでしょ?ドッキリでしょ?
佐野:…ごめん、仁ちゃんって、
佐野:´だれ?
空気が、凍った
俺は頭が真っ白になった。なんも面白くも無いドッキリなのか、はたまた事実なのか、これは、夢なのか
山中´:…冗談はやめてよ、なぁ、
佐野:ごめん、俺、なんでここにいるのかも分からなくて
山中:…は、?
佐野:ごめん、
勇ちゃんはずっと困惑していて、不思議そうで、少し申し訳なさそうな顔で、俺を見てくる。その表情を見れば見るほど、本当に、、現実だと、思い知らされた
山中:…っざけんなよ!!
狼狽える勇ちゃんなんて、もうどうでもよかった
山中:なんで、、なんでこうなったんだよ、?
鼻を掠める病院特有の匂い。遠くから聞こえるサイレンの音。窓から見える街の灯り。この世の中はこんなに動いているのに
山中:教えてよ勇ちゃん、、死んでないよね?仁ちゃんは死んでないよね、?
俺の意志に反して、脳裏にはあの日の記憶がフラッシュバックする。廃墟に撮影に行って、怪我しそうになった仁ちゃんを、逆に勇ちゃんが庇って怪我して帰ってきた日。呆れる俺と、何度も謝る仁ちゃんには挟まれながら、勇ちゃんが、、 言ってたじゃん、、
山中:だって、危なかったら俺が仁人を守るって、仁人のことが、好きだから、絶対守るって、、勇ちゃんが、、言ってたんだよ、、、
泣き崩れる俺の背中を、勇ちゃんはずっとごめんと言いながらさすってくれた。もう、色んな感情が溢れ出た。この世に仁ちゃんがいない悲しさ。なぜ守れなかったのかという怒り。そして、勇ちゃんが、もし、記憶を取り戻した時に、好きな人を自分が守れなかった罪悪感で、いなくなるんじゃないかという不安
だから
山中:え?新チャンネルを作りたい?
佐野:うん。だって、今まで俺と柔太朗2人で活動してたんでしょ?まだ俺、本調子に戻らないし、心機一転ってことで!
俺は仁ちゃんの存在を勇ちゃんに言わないことにした。これ以上、友達が減るのは辛すぎるから。そして、新チャンネルに選ばれたのがだいちゃんとしゅん。元々仁ちゃんは声ですら動画に出していなかったから、視聴者の方も新しくなるんだぁくらいだったと思う
山中:え、
だから、あの一軒家の動画をしゅんから渡された時は驚いた。本当に、勇ちゃんは覚えてないんだ。だし、殺人事件があったのに、今でも心スポ扱いなことも衝撃だったし、ムカついた
当時は、別事件で追われてた殺人犯があの一軒家隠れてて、姿を見られたから逃げ遅れた方を殺したって話だった。でも、勇ちゃんが仁ちゃんを無視して逃げるわけがない。だから、多分仁ちゃんが逃げ遅れたなりに庇ったんじゃないかなって、思ってる
今、きっと勇ちゃんは仁ちゃんと会ってるだろう。勇ちゃんがいなくなるのが怖くて本当は行かせたくなかった。思い出させたくなかった。でも、仁ちゃんもずっとそんな所にいるのは辛いでしょ、?だから、俺は笑顔で見送った。絶対帰ってくると信じて
…この動画に、仁ちゃんは写ってないのかな。俺は霊感なんてない。だから分かりやすい、物が落ちるとか声が聞こえるとか、そういう現象しか分からない。分からないけど…
仁ちゃんがいる気がして、俺は何回も何十回も見た。探した。見えないはずの、あの姿を
佐野:やっほー!今日もこの○○県にある一軒家に来たよ!って言っても、今回は2階を見るだけなんだけどね笑、しかも、今日はなんと俺1人だけ!俺、誰かいないとコミュ障発動するからなぁ、とりあえず頑張ります!
まぁ、オープニングはこんなもんでいいだろ
山中:あの一軒家に行ったら、きっと思い出すよ
柔太朗の言葉がずっと頭から離れない。1年前、この一軒家で俺に何があったんだろう。俺はいつものドキドキとは全く別の感情を抱きながら家の中に入った
佐野:一人で撮るなんて何年振りだ?
カメラを右手に持ちながら、カメラ係をやってくれる舜太への有難みを感じる
あれ、俺このYouTubeチャンネルの前にも心霊系の動画投稿してたよな。その時って、俺、誰にカメラ持ってもらってたんだっけ。柔太朗、?
佐野:……まぁいっか。てことで、今回もおっ邪魔しまーす!
そこからは前も見た事がある霊とか、初めましての霊に挨拶しながら階段を探すが中々見つからない
佐野:はぁ、まじこの家広すぎ、
『でも、こんな広くていいよな笑、俺はさ、人混みが』
佐野:え
なん、だ、なにかを思い出せそうなんだけど、
佐野:…あぁ、!この前会った霊がまたこんな所にも、こんにちは!!
『こんにちはって笑、もう夜なのに、勇斗ってほんと』
くそっ…さっきから何だこの記憶は…
悶々としながらカメラ片手に歩いていると、ようやく階段を見つけることが出来た
佐野:あ、階段ありました!皆さん、今回はここがメインですからね。まじで前回太智のだだこね事件がありましたから笑、今回は俺だけなので、早速行っちゃいましょう!
佐野:…うわ、めっちゃ急だな
『気をつけなね』
あぁ、またこの声、ほんといい加減に
『なんか、足音聞こえるくない?』
…なんだこの、気持ち悪さ。思い出したいのに、脳が思い出すのを拒否してる
『…やばい、これ霊じゃない 』
あ
『勇斗、!逃げろ!!早く!!』
そうだ、俺
?:やっと思い出した?
佐野:!!
階段の1番上の段を見ると、あの時出会った、何故か俺が魅かれた、霊、、いや
佐野:じん、と
吉田:…こんな狭いところで話すのもなんだからさ、1階で話そうよ
次回最終話です
♥200超え次第いきます