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暗い暗い檻の中
冷たい床の上で薄い毛布を被って今日という日の終わりを迎える。
明日という地獄が来るのをいつもの事のように受け入れて眠る。
ここは色んな獣人が売りさばかれるいわゆる闇市の飼育場所である。
「おとうさん!おかぁさん!いやぁぁぁっっ!!」
鉄製の扉からまた新しい獣人がやってきた。
「No.4、こいつの世話をしろ」
桃「はい」
新しくここに来たこの面倒を見るのが俺の仕事。
なだめて、ここにならさせて、ちゃんした商品になるように育てる。
ここに来て何年がたったのだろうか、、?
もう、疲れたよ。
最初は俺が育てなきゃという責任から一生懸命育ててきたがその責任感とやらも限界に近い。
桃「いらっしゃい。いきなり知らないとこに来て混乱してるよね。大丈夫。俺は親代わりになるないこ。」
「君は今日からここで過ごしてもらうよ」
「くるな!俺に触るんじゃねぇ!ここはどこなんだ、そして俺の両親はどこに行ったんだ!!」
桃「…」
「うるさいな…」
ひょろひょろの体を押し倒して少しだけ獣人化を解いて今まで大切にされてきたであろう白い肌に鋭くとがった爪を当てる。
ひゅっ、と喉からなったと同時にその子から汗が垂れてくる
桃「反抗すらできないなら最初から生意気な態度取らない方がいいよ。」
「ここの子達はみんながみんな優しい訳じゃないからね。(ニコ… 」
そう。みんなが君に優しいなんて勘違いやめてよね。
ここは闇市だぞ?
殺されても文句言えない。
桃「まだ生きたいのなら大人しくしてな、そうしないとすぐに君の首は宙へと舞う」
さぁ、今日も素敵な1日を過ごしていこう。
代わり映えのない素敵な日々を