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俺だけが知ってる君の顔。【春蘭】

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俺だけが知ってる君の顔。【春蘭】

1 - 『春蘭』俺だけが知ってる君の顔。(1)

♥

877

2023年04月07日

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“六本木で最強なのは?”

みな口を揃えてこう放つ



『「灰谷蘭だ」』  と




この名を出せば周りが轟き、怯えられる。

この男が街へ出ると道は開き、どんなに悪そうなチンピラでも頭を下げる。


強くて、容姿端麗で、口がまわり、他人に対しては基本的に残虐非道で興味が無い。

でも弟の竜胆には優しくて、案外お兄ちゃん的な面倒見の良さも兼ね備えている。


誰もが「完璧」だと、「憧れ」だと思う

そんな男




『灰谷蘭』はカリスマだ。






そして、そのカリスマが、今


蘭「ンッお”~ッ♡?!♡んぐッ~~~~~~~~♡ッふ~ッ♡♡」


俺の下で女のように喘でいる。



時は2ヶ月前に遡る


【2ヶ月前】


蘭「んだよ春千夜、急に呼び出したりなんかしてよ」


春千夜「……蘭、くん」

春千夜「その、俺……」


蘭「…ん?」


春千夜「す、好きなんです…貴方の事が…!」




蘭「え…、」



春千夜「あ、…いや、その…やっぱ、男にこんなこと言われても気持ち悪い、ですよね…。」


蘭「……」


春千夜「…ッ、」

春千夜「ご、ごめんなさい……変なこと言いました。全部、忘れてください…」



好きになった時から”実るはずのない恋”だって分かってた。相手はみんなの憧れの存在で俺はただのその仲間。好きになってもらうことなんて絶対にない、気持ち悪がられるだけなんだって、そう思ってたのに



春千夜「…無駄な時間取らせてごめんなさい、俺、もう…」


蘭「待てよ」


春千夜「…え」


蘭「俺の意見きーてねぇのに自分で勝手に完結させんなよ。」


春千夜「…?」


蘭「…いいよ、付き合っても」


春千夜「え、…えぇ?!」

春千夜「なっ!え、?」


蘭「驚きすぎじゃねー?笑」


春千夜「いや、でもまさか…蘭くんが俺なんかのこと好き、なんて…そんなこと…」

春千夜「!、まさか夢か…夢の中なのか?!」


蘭「ちげーっつの、ちょっと落ち着けよ」


春千夜「いや、けど!」

春千夜「んぐっ!」

カリスマの手が俺の頬をつねってる…かわいい

蘭「痛いか?」

春千夜「…」コク


蘭「じゃあ、夢じゃねーよな」


春千夜「あ…」


蘭「…『灰谷蘭は三途春千夜のことが好き』はい、ふくしょー」


春千夜「え、は『灰谷蘭は三途春千夜のことが好き』」


蘭「うんうん、それでおっけー」


蘭「よーし、それじゃ行くかー!」


春千夜「え、どこに?」


蘭「しらねー」

グイッ

春千夜「うぉっ」







春千夜「あの…蘭くん、ここどこです?」

蘭「んー?まぁまぁ、落ち着けよ」


春千夜「えぇ」

春千夜「てか…手、繋いだままなんですけど」


蘭「えー別に『デート』なんだし良くね?」


春千夜「で、デート!?」


蘭「え、そうじゃねーの?」

蘭「てか、今までも、一緒に出かけることあったっじゃん」


春千夜「いや、まぁ、そうですけど…」

春千夜「デートって感じのは初めてなので」


蘭「ふはっ、そっか、はるちゃんかわいーね」


春千夜「!、」

蘭くんって付き合ったら甘くなるタイプなのか……


蘭「てゆーか、付き合ったんだし、そろそろその敬語やめろよ、別にタメでいいって」


春千夜「え、じゃあ、お言葉に甘えて…」

春千夜「タメ口で行かせてもらう、わ」


蘭「なんかぎこちねー笑」


春千夜「そ、そうか?」


蘭「んー、まぁでもこんくらいがちょうどいいわな」


春千夜「お、う!」








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1話終わりです!

今のところ3話位で完結させようと思ってます!!



見てくれてありがとうございます🙏💕

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