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会いたくなかった

1 - 会いたくなかった1

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2024年11月13日

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やっほー湊久しぶりー」「うん、これからまたよろしくね」

僕は、 中野 勇気(なかの ゆうき)中学3年生

隣りに居るのは、中井 湊(なかい みなと)中学3年。

湊は、サッカーの推薦で中学受験をして中野東中学校校に通っていた。そんな優秀な湊がなぜ僕と登校しているかと言うと、湊は中学でいじめにあっていた。詳しくは、聞いていないけど、いじめられている子を助け自分がいじめのターゲットになってしまったらしい。湊ならやりそうなこと。その中学校では、中学3年生でその学校にいたら強制的に高校に上がってしまうらしく、そんな学校に居たくないと考えた湊は、戻ってくることを決めた。正直嬉しい気持ちもあった、幼なじみで気が合う。

だけど会いたくなかった。会ってしまえば思い出してしまうから。初恋相手だったってことを。



小学生の頃だった湊に恋をしてるって気がついたのが。

小学生3年生の時だった

「勇気ー、一緒にサッカーしようぜ」

「うんしよー」

サッカーは、凄く楽しかったでも、

「勇気下手くそーそこのパスは、取れよどんくさいなー」

僕は、運動が苦手だった。そんな時だった。

「そんなことを言うなよな。勇気だって頑張ってんだしだー」

と湊が言ってくれた

その後の帰り道だったす

「勇気一緒にサッカーしない?」

「えっ」

「あんな言われて悔しくないのか一緒に練習してあいつらにぎゃふんと言わせてやろうぜ」

「やる」

優しく教えてくれたそのおかげで随分とサッカーが上手くなりとても楽しくなった。そこからだったと思うだんだん湊に惹かれていき、好きになったのだと思う。そんなこと?と思う人もいるかもしれないが、恋に落ちるのなんて一瞬のことだ。いつどこで誰を好きになるかなんて誰にも分からない。

優しい湊でも僕が好きなんて言ったら引くと思う。男が好きなんておかしいと思う。だからこの気持ちは、隠し通す。たった一年間だからきっと大丈夫。



「よー玲、久しぶりーまたよろしくなー」

「よう、またよろしくな」

今湊と喋っているのは、古賀 玲(こが れい)

小学4年生の時に転校して来て以来僕と玲は仲良くなり、今では3人とも仲がいい。

玲は、僕が湊のことが好きな事を知っている唯一の人。家族にも言っていない。なんでも相談出来る大切な親友。



俺は、古賀 玲(こが れい)

俺は、勇気のことが好きだ。勇気が湊のこと好きって知ってるくせに、相談に乗ったりして気持ち悪いやつだと自分でも思っている。そんな俺が勇気を好きになったのは、転校してすぐだったと思う。



「僕は、古賀 玲です。これからよろしくお願いします。」

小学4年生のときだった。転校して来た理由は、親の離婚だった。父の浮気行為が許せなかった母は、俺と2人で転校してきた。昔から父の浮気癖は凄かった。だからだったのか知らないけど、人の感情が表情でよく分からる。

誰が誰を今好きとか。誰と誰が喧嘩してるとか。

正直嬉しい能力では、なかった。だからだったか、自分のこともよくわかっていた。小学二年生ぐらいかな?友達の男の子に頭を撫でられてドキッとしたことがある。特にその子を好きになったとかではないが、この時俺は、男が好きな人間なのかもしれいと思った。予想は的中しており、ドキッとしたりキュンっとしたりするのは、全部男だった。後に、それがゲイと呼ばれているのとも知った。


「玲くん?よろしくね」

はじめて声をかけてくれたのが勇気だった。

「よろしく」

愛想は、なかったと思うなのに、

「一緒にサッカーしない?」

とか、「うちでゲームするけどする?」

やたらと俺を誘ってくる。悪い気はしなかった。

そうやって仲良くなって行った。そんな時だった。

「湊って言って違うクラスなんだけど家が近くて幼なじみなんだ3人で今度サッカーしない?」

と誘われた。湊は良い奴ですぐに仲良くなった。

だか、この時気づいてしまった。勇気が湊を好きな事を。表情や感情を見れば分かった。その時だった

胸の中があつくなり、もやっとした感情が生まれた。この時に気づいた、俺が勇気を好きなこと

正直知りたくなった。多分わかっていたけど見ないふりをし続けたんだと思う。

そして、湊は中学生になるとともに別の学校に行った。正直嬉しいと思ってしまった。そんな自分が嫌になった。湊が戻ってくると聞いた時嫌だと思ってしまった。会いたくないと思ってしまった。そんな自分が嫌いだ。



「みんなクラス一緒だといいねー」

「そうだな」

勇気と湊が会話をしている。そんな姿に嫉妬してしまう自分がいる。

「あっみんな同じクラスだねー」

「俺学校のこととかよく分からんから案内よろしくなー」

そんなたわいのない会話が三人の中で行われる。

こうやって湊に僕の気持ちが、

勇気に俺の気持ちが伝わらにまま仲良くしていたい



先生が湊に教科書や学校について丁寧に教えてあげている。みんなも湊との出会いに懐かしんでいる。

「俺らの入る隙間ねーな」

「そうだね」

「何嫉妬してんのーかわいいなー」

「そんなんじゃないけど・・・」

「あっ図星でしょー」

「もう、やめてよー」

顔が真っ赤になっている。あ〜やっぱり俺じゃないだとつくづく思ってしまい、悲しくなる。



「俺と勇気は、部活だけど湊はどうすんの?」

「部活は、サッカー部にしようと思ってるけど入部届けを書いたりやることがあるらしいから来週からになりそう」

「やっぱり湊サッカー部に入るの?嬉しい」

嬉しいと言ってしまった。恥ずかし。

「やっぱり湊がサッカー部に入るの嬉しい?」

「うん正直ね」

「そうなんだ。よかったな」

返事が素っ気なかった。無意識だった。俺は勇気にバレないように慌てて話の内容を変えた。

「そういば今日の部活ってミニ試合やるよなー」

「うん!でもどうしたのいつもはこんな会話しないよね。玲はいつも練習の話は先生がするからいいのって流すのに」

「いやー何となく」

「そうなんだ」

やばっ普段しない会話してしまった。焦りすぎ。

一日目から湊に嫉妬しまくってこの1年間隠し通せるのか。



そして湊がサッカー部に入り時が流れ夏休みが来ようとしていた。

「もー明日から夏休みだぜ早いよなー」

「サッカー部は部活あるけどな」

「だるー」

湊と玲が会話をしている。

「あっ勇気先生に日誌出てきたか?」

「うん」

今日日誌の当番で湊と玲が待ってくれていてくれた

話しかてくれたのは湊だった。

「じゃあ帰るか」と玲が話を進める。

そんな感じで毎日たわいもない会話をし部活をしと夏休みもあっという間に過ぎようとしていた。

【続く】

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