テラーノベル
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⚠️・アメ日帝
・続き
戦争賛美、政治的意図なし
目が覚めると、俺は未だアメリカの腕の中だった。 いつの間にか、こいつも一緒に眠ったようだ。
日帝「おはよう、アメリカ。」
俺は小声で本日二度目の挨拶をして、小さく寝息を立てるこいつに頬擦りをする。
そしてそっと腕を解き、ご飯の準備に取り掛かろうと立ち上がる。
……が
日帝「お前起きてッ!!」
アメ「あ、はは……おはよう、日帝」
アメリカの狸寝入りに、気がついてしまった。
恥ずかしい、俺、変な事していなかっただろうか!
アメ「いやぁ、日帝の寝返りを打つ声が可愛くて寝れなくてさぁ…」
日帝「そんな声聞くなよ!!」
どうやら俺は無意識のうちに、恥ずかしいことをしていたらしい。
日帝「最悪だ!お前!最悪だ!!」
アメ「あっ、ちょ待ってッ」
俺はこいつの静止を無視し、寝室へ引きこもることにする。
バタン!
日帝「……はぁ」
俺は扉の前で座り込み、ため息を着く。
いつも、いつもこうなってしまう。
自分に不都合があると、俺は怒って、逃げ出してしまう。
日帝「ごめん。アメリカ」
聞かれていないと分かっていれば、ちゃんと言えるこの言葉。
早く言えばいいと分かっているくせに、俺の変なプライドが邪魔をした。
幸せな寝起きを、早々に打ち砕いてしまったことを後悔して、また、ため息をつく。
コンコンコン、
アメ「日帝、開けてもいいかな?」
日帝「……うん」
今回もやはり、この蟠りを解消しようと動くのは、アメリカの方からだった。
こいつはいつも、俺を一番に考えてくれている。
罪滅ぼしの気持ちとか、俺を更生させたいとかいう気持ちも、一部あるだろうけど。
アメ「日帝。」
こいつはずっと、俺に優しい。
日帝「謝るなよ。絶対に…」
アメ「どうして?」
日帝「俺が勝手に怒って、逃げちゃったから…。 」
そこまで聞くと、アメリカはそっと俺の手を持ち上げ、キスを落とした。
日帝「急になにして//」
その姿はまるで、一国の王子様のようで、つい顔が熱くなる。
白馬に乗った王子様を探したくなる気持ちも、今なら分かるというものだ。
アメ「日帝、俺はね、日帝の事が大好きなんだよ。」
真っ直ぐと目を見て突然、そんな事を言い出した。
アメ「日帝のどんな所も大好きで、愛おしくて、大切で。」
「でもね、だからこそ、意地悪だってしたくなっちゃう。君も同じでしょ?」
日帝「アメリカが俺に意地悪した事なんか、ないじゃないか。」
俺に関しては、思い当たる節が何個もあるけれど。
付き合ってからのアメリカが意地悪だった事なんか一度も無かったと、記憶している。
アメ「日帝は気づいてないのかもしれないけど、俺って結構意地悪な奴だよ?
さっきだってね、日帝が嫌がるの、分かって起きていたんだ。」
「……こうして手を握っているだけで、日帝が俺を意識してくれることだって、分かってやってるし。」
そう言って俺の手の甲に、親指を這わせる。
これも、意識的にやっているのだろうか…。
そうだとしても、俺の事をよく理解しているということだし、悪いことでは無いだろう。
こんな事が意地悪だなんて言い出したら、俺の意地悪は相当酷い物になる。
日帝「これのどこが意地悪なんだ。こんなのただ…………ただ…」
俺のことが好きって、言っているだけ…
アメ「ただ、なに?♡」
日帝「ッッ!!!やっぱりお前は意地悪だ!!///」
__その後俺達は言い争いのようなことをしたが、結局はハグをして収まった。
日帝「アメリカ、怒ってごめん。」
アメ「いいよ。俺は、可愛いなーって思っただけだし。」
それはそれでどうなのか。と思ったけれど、こいつに頭を撫でられると、全てを許したくなってしう。
俺も大概、アメリカにお熱だ。
日帝「俺が本気で怒っている時もその態度だと、困ってしまうな。」
アメ「日帝が本気かそうじゃないかくらい、ちゃぁんと分かるから安心してよ。」
そう言ってまた、俺の頭を撫でようとする。
…少し、意地悪し返してやろうか。
俺の頭にふと、良いアイデアが浮かんだ。
日帝「アメリカ。」
俺は撫でられる直前に呼び止め、手を下ろさせる。
アメ「なに?」
日帝「アメリカ、なぁ。」
俺も回していた腕を解き、ゆっくりとアメリカの方を見つめて、言う。
日帝「俺が今、何して欲しいか当ててみろ。」
突如として始まった俺のご機嫌取りゲームに戸惑った様子のアメリカを見て、俺はしめしめと思う。
アメリカは少し悩無素振りをしていたが、思っていたよりもずっと早くに、口を開いた。
アメ「手を握って欲しいんじゃない?それからきっと、ハグやめちゃった事、ちょっとだけ後悔してて、寂しいって思ってるでしょ。撫でられるのも、焦らされてるみたいで、早くまたして欲しいって思ってるんじゃない?」
日帝「んやそれは…その/////」
アメ「それから、俺に困って欲しいって思ってる。でも本当にして欲しいことは__」
日帝「まっ、待ってそれ以上はもういいからッッ//」
ちゅぅっ……♡
アメ「沢山、キスして欲しいんだよね♡」
日帝「まっ……」
ちゅっ♡
それからは永遠と思えるほどの時間、甘いキスをして過ごすことになった。
頭がぼんやりとして、息が苦しくなってしまうほど。
日帝「酷い目に会った…」
アメ「全部日帝が望んだことでしょ?」
結局アメリカは俺のして欲しいこと、して欲しいと心のどこかで思っていたこと、全てを言い当ててしまった。
今はそんな、なんでも分かってしまうこいつの足の間に力なく座り込み、撫でられ続けている所だ。
アメ「日帝は俺の事が大好きだからね。俺が何をしたって、喜んでくれるんじゃない?」
日帝「そんな事はないと……思うけど」
アメ「ほら、断言できない。
可愛いなぁ…そんなに俺のことが好きなんだ。」
そう勝手に言って、嬉しそうに俺に抱きつく。
……まぁ、悪い気はしない。
嬉しそうにするアメリカの事も、優しいアメリカのことも、俺の事を、なんでも理解しているアメリカの事も。
全部、全部好きだから。
日帝「なぁアメリカ。」
アメ「なに__あ、」
日帝「…好き///」
アメ「俺………も…////」
これからはもっと、俺の虜にしてやろうと思った。
コメント
2件
元気出ましたありがとうございます
第2話、読ませていただきました…! 朝の寝起きの空気感がとても柔らかくて、日帝国とアメリカの距離感にどきどきしました。 特に「俺が今何して欲しいか当ててみろ」って駆け引きをし返す日帝国が可愛くて、それを全部言い当てちゃうアメリカの余裕も素敵…。 最後、日帝国の方から「好き」って言えたのが、すごく良かったです。お互いをちゃんと見てるからこその関係性に、胸が温かくなりました🫶