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太宰→「」
フョードル→『』
他→名前書
「魔人の御出座しかい、」
何の焦りも綻びも無いよう云ったが内心少し焦っていた
敦:何故もう此処に居る!
もう此処にと云う言葉が引っ掛かり
「敦君どう云う事だい?」
そう質問した
『僕が説明します』
警戒して話を聞く
『僕が探偵社に先程伺った時、又後日改めて来ると云ったのです』
『虎の子は僕が再び訪れる前に何か対策して於きたかったのでしょう』
敦:ッ、!!
敦君は図星を指去れた様だった
「君は何故私を求めて居る?」
重大な質問、此れで此の先の命運が決まる
何故か反射的に神に祈ってしまった
自分が自分で無いような感覚が再び押し寄せたのだ
そんな私とは裏腹に魔人は
『愛する人と一緒に居たいと思うのは当たり前では?』
そう淡々と云い放った
敦:其れで云ったら僕も!探偵社も太宰さんの事を愛している!
情報量が多く私の頭はまともに機能していなかった
「ん、?ぇちょッ」
咄嗟に声が出たが
『其之位判って居ますよ』
誰にも届いていない様だった
私は痺れを切らし
「一寸皆!私の話を聞き給え!!」
そう云った
先程まで騒がしかった探偵社に沈黙が流れた
少し気まずかったがこのチャンスを使おうと決心し話を始めた
「何で皆は私の取り合い、、?みたいな事をしているのだい!」
此れで違ったら如何しよう何て考えが後から押し寄せてき、何故か恥ずかしくなった
中島:取り合いでは無いですよ!
余計に恥ずかしさが込み上げて来た
敦:元々太宰さんは皆の愛され者なのに独り占めしようとするから!
間違っては居なかったが此れも此れで恥ずかしい
「処で谷崎君や国木田君は如何してずっとむご、ん…」
私の視界の先には倒れている二人の姿が或った
「ぇ、此れは_」
既に理解が難しい状況だったが此れで完璧に理解不可になってしまった
「…???」
私は時が止まったよう静止した
だが現実は私を待っては呉れないのだ、今も時は動く
血しぶきや物騒な音が飛び交いやがて静寂が訪れる
反射的に後ろを振り返る。敦君を守らなければと思って
然し―――
『もう手遅れです』
その言葉を聴き
倒れている敦君を視認し
視界が暗転
体の力が抜け
やがて意識も飛んだ