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🫧想美🎐🍏
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#イケメン
蒼乃 月
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放課後。
教室の後ろで誰かがひそひそ話してる。
「特別棟で莉央ちゃん泣いてるらしい」
「また神崎くん関係じゃない?」
その言葉に、ひまりの手が止まった。
心臓、少しざわつく。
友達も気まずそうにひまり見た。
「わたし行ってくる」
気づいたら立ち上がってた。
別に、自分が行く必要ないのに。
でもなんか、放っておけなかった。
特別棟の廊下。
夕方で暗い。
階段上がった先から、声聞こえる。
「だから意味わかんないって言ってんじゃん」
昨日聞いた 声。
ひまりは足止まる。
少しだけ覗くと、美咲と莉央がいた。
莉央は目真っ赤で、しゃがみ込むみたいに壁にもたれてる。
美咲は隣で黙って話聞いてた。
「莉央ちゃん」
ひまりが小さく声かける。
その瞬間。
莉央が顔上げた。
空気変わる。
「は?」
低い声。
ひまりは一瞬固まる。
「え、なんでいんの」
美咲も少し驚いた顔した。
「ひまり……」
でもひまりは、その場から動けない。
莉央は涙拭きながら立ち上がった。
「なにしに来たわけ?」
「その……大丈夫かなって心配できたの」
その瞬間、莉央が笑った。
乾いた笑い。
「はは、最悪」
怖いくらい目が笑ってない。
「心配とかできるんだ、ひまりちゃん」
「……」
「いいよね」
どんどん声荒くなる。
「蓮くんに毎日迎え来てもらってさ、 優しくされてさ、 特別扱いされてさ」
何も言えない。
莉央の目からまた涙落ちる。
「わたしには“会いたい”とか毎日言ってたくせに!!」
廊下に声響く。
「かわいいって、好きって、ずっと言ってたじゃん!!」
美咲、少し目伏せる。
止められない。
だって全部知ってる。
蓮がそういう男なの。
でも、ひまりだけには今までと違う顔してるのも知ってる。
それが余計最悪だった。
「なのになに?」
莉央がひまり睨む。
「ひまりちゃん来た瞬間、急にわたし放置じゃん!!」
「……」
「連絡も返ってこないし、わたしが行かないと会ってもくれないし!」
涙混じりに叫ぶ。
「なのにひまりちゃんには毎日会いに行ってんの意味わかんないんだけど」
ひまりの目が少し潤む。
でも莉央は止まらない。
「しかもさ、 ひまりちゃん絶対わかってたでしょ!?」
「え……?」
「蓮くんが自分のこと好きなの」
息が止まる。
「無自覚ぶってんのほんとキモイ、 そんな顔しないでよ 」
莉央は声を荒らげる。
「被害者みたいな顔しないで!!悲劇のヒロインぶんなよ!!」
肩がびくって揺れる。
莉央は完全に感情抑えられてない。
「わたしがどんな気持ちでいたと思ってんの!? ずっと蓮くん待ってたのに!! 急に知らない女追いかけ始めて!!」
涙ぼろぼろ落ちながら叫ぶ。
「返してよ!!」
その言葉で、ひまりの目から涙落ちた。
でも莉央は止まらない。
「なんでひまりちゃんだけなの!!」
廊下に莉央の泣き声響く。
美咲は、ただ黙って見てるしかできなかった。
だって。
莉央の気持ち、痛いほどわかるから。