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あー頭いてぇ
(万事屋・朝)
新八「……あの、銀さん」
銀時「んぁ?」(歯を磨きながらダルそうに)
神楽「最近、彩音に助けられっぱなしアル。情けないアルね」
銀時「うるせぇな。助けられてるっつーより、勝手に動いてるだけだろアイツは」
新八「でも、この前も銀さんの代わりに依頼片づけてたじゃないですか」
神楽「恩返ししてもいい頃アルな?」
銀時「……(歯ブラシくわえたまま考える)んなもんしねぇよ。どうせあいつ、気ぃ使われるの嫌がるタイプだしな」
(その夜)
彩音「……まったく。今日もアイツ寝落ちしてやがる」
(銀時の木刀をそっと手に取り、磨きながら)
彩音「……ありがとよ、銀時。いつも守ってくれてさ」
「……たまには、アタシが守る番だな」
神楽「ねぇ新八ィ、なんか彩音がやけに朝から張り切ってるアル」
新八「うわ、ほんとだ……台所からいい匂いが!」
(扉を開けると)
彩音「おう、おはよう。朝飯できてるぞ」
神楽「!? 見たことないレベルの豪華さアル‼︎」
新八「お味噌汁から焼き魚、卵焼きまで……全部完璧……!」
銀時「おいおい、どこの料亭だよここは……」
彩音「なによ、文句あんのか?」
銀時「いや……文句っていうか……なんか、居づらい」
その後も彩音は掃除、洗濯、依頼処理までフル稼働。
完全に“有能状態”。
神楽「完全に尻に敷かれてるアル」
新八「もう銀さんの居場所がない……!」
銀時「…………(ソファに沈みながら)なんだコレ。俺が居なくても全部回ってんじゃねーか……」
(少しモヤッと)
「……はぁ、胸焼けしそうだ」
(彩音、こっそり一人で依頼へ)
彩音「簡単な護衛依頼だし、わざわざ起こす必要もねーか」
しかし依頼現場で罠にかかる。
敵「へっ、油断したな小娘!」
彩音「……チッ」
(拳で応戦するが、多勢に無勢)
そこへ――
銀時「おーい、寝起きに一仕事とか勘弁してくれよ」
彩音「……銀時!?」
銀時「まったく、お前はどこまで世話焼かせりゃ気が済むんだ」
(颯爽と敵をなぎ倒す)
戦いの後。
彩音「……なんで来たんだよ」
銀時「お前がいねぇと、なんか落ち着かねぇからだよ」
彩音「バカ。……こんな怪我してまで、何が恩返しだよアタシ」
銀時「恩返しなんていらねぇよ。お前が笑ってりゃ、それで十分だ」
(銀時、彩音の頭をぽん)
彩音「……ッ……ば、バカ」
銀時「照れてんのか?」
彩音「うるせぇ‼︎」
(顔真っ赤にして拳を軽く当てる)
(後日)
神楽「ねぇ新八、なんか二人の空気変わってないアル?」
新八「うん、明らかに変わった。あれ完全に……」
銀時「何コソコソ言ってんだテメェら」
彩音「……お前ら見てんじゃねぇ‼︎」
神楽&新八「ぎゃーーッ‼︎」
ふう、俺の仕事は終わった()