赤「愛!」
「え、あ、あの」
赤「本当にごめん」
「いやいや!全然!むしろ、私がごめんなさいというか」
赤「いや、君は悪くないよ」
「えっと、わざわざ、探してくれたんですか」
赤葦さんの服は、よく見ると汗だくで色が変わってきている
赤「心配したしね、俺のせいだし」
「…ほんと、ごめんなさい」
赤「だから、大丈夫だって」
「…」
赤「何があったかなんて知らないけどさ」
赤「心配なんだ、君のことが」
「…?」
赤「今日会ったばっかりなのに変だよね」
「いや、別に…」
赤「優しいね」
「えっと」
赤「月島のことが好きなの?」
「えっ…?違います、けど……」
赤「なら、俺のこと、視野に入れておいて」
「…ん?それってどういう…」
赤「…さぁね?自分でもわからないけど」
「……?」
赤「そろそろ消灯時間だよ、戻ろう」
「はい」
赤「…ずっと見てたの?月島」
月「…気づいてたんですね」
赤「金髪が見えたから」
月「へぇ」
赤「まぁいいや」
月「なんか用ですか」
赤「聞きたいことがあってね」
月「?」
赤「君、愛のこと好きなの?」
月「…違いますけど…なんですか急に」
赤「へぇ、そうなんだね…好きだと思ってたよ」
月「誰があのお転婆娘を好きになるんですか」
赤「影山、とか」
月「…全部、聞いてたんですか」
赤「食堂に全然来ないから」
赤「あ、ちなみに、君たちの会話も聞いたよ」
月「…!」
赤「なんだっけ?また一緒に馬鹿なことをしたい、だっけ?」
月「っ、忘れてください」
赤「からかいすぎたかな、ごめん」
月「あんたは、どうなんですか」
赤「愛を好きかって?」
月「はい」
赤「…自分でもよくわからないかな」
月「…なら、絶対に変なことを愛にしないでください」
赤「何があったかは知らないけど…てか、聞いたんだ」
月「まぁ、泣きじゃくって“僕”のところに来ましたから」
赤「…」
月「兎に角、お願いします」
赤「………どっちなんだよ」
コメント
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素直になれよ月島ぁ〜