テラーノベル
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『貴方のおかげ』
○ 事故要素 🈶
僕は交通事故に遭った、随分と昔に ____
『 ふふ〜ん ♪ 🍌の家に行くの楽しみや! 』
今日は🍌の家に行って2人でゲームすると約束したのだ
信号が青になって横断歩道を渡ろうとした
『 えへへ 〜 楽しみ 』
そんなことを言いながら、横断歩道に体を出した
すると横からもうスピードで車が走ってきた
『 えぁッ !? 』
ゴオォォンッッッ
体は吹き飛ばされて、地面に叩き付けられた
痛くて 苦しくて 辛くて 助けて欲しくて
『 あ”ッ痛ッッ” ヒグッ…🍌ッ 』
そこから僕の意識は途絶えた。
______ 🏥
目を開けるとそこは病院だった、隣には泣いている🍌が居た
『 ぅ”…ぁ 』
慰めようとして声を出そうとすると、何故か声が出なかった
喋ろうとしても うめき声しか出ない。
目の前で泣いている恋人が居るのに、情けない自分が嫌いになりそうだ
「 ッ!! ⛄️くんッ 」
ぎゅっと僕をその小さい手で包み込んだ
僕よりも小さいその体で。
『 ぁ〜…ぅ 』
🍌からしたら何言ってるんだコイツみたいな感じになると思うが
こっちは必死に喋ってることを僕しか知らないはず…
「 ⛄️くん…喋れないの? 」
🍌が泣き止んだ頃 僕に聞いた
それに応えるよくに 頭を上下に動かした
『 ぅ〜 』
「 …紙貰ってくるよ 」
喋れることなら、側にいて なんて言えたが
何も言えない為 静かに彼を見送った
___ 数分後
帰ってきて、メモ帳らしきものを持ってきた
「 ⛄️くん、これで書ける? 」
『 ぁ! 』
一応返事みたいなものだ。
彼に一刻も早く言葉を伝える為に急いで書く
[ 心配かけてごめんな、けど大丈夫やで〜 ☺︎ ]
そして僕が書いた文章を🍌が読む。
「 もうッ…大丈夫って俺は心配してるんだからね 」
そう言われて、おでこにデコピンされる
意外と力が強くて成長したなぁ なんて思い出に浸かってる。
[ でも、生きてるから良かったやん ‼︎ 結果オーライ ✨ ]
「 …本当に⛄️くんは 〜 w 」
声が出なくても🍌は僕のことを嫌いにならなかった
いつもと同じ態度で 同じ接し方で 変わったことは1つもなかった
僕はそんなところに惚れたんやなと思った。
『 ぉ…んぃ…り 』
頑張って🍌の名前を呼ぶと少しだが言えた。
そういうと🍌は驚いた顔をしたがこう言った
「 ッ ✨ リハビリ一緒にしよっか、無理しないでね 」
『 ぅん! 』
______ 数ヶ月後
『 おんり〜‼︎ 遊ぼっ! 』
あの後、数日病院に入院していたが家に帰っていいと言われた
その後リハビリを続け少しではあるが言葉を喋れるようになった。
「 いいよ、何したい? 」
『 ん〜… けぇ〜む! 』
「 よし、やろっか。 準備するから待っててね 」
あの時やれなかったゲームだって今は出来る。
主人公がどんなに負けたって諦めないのは 大切なもの、大切な人、大切な夢があるから夢中になれる
だから僕が喋れなくなった時も諦めかけてた、でも大切な貴方が居たから頑張れた
きっとゲームも人生も繋がってる、あの空のように _____。
コメント
4件
最初切ない系か?って思って手元に ティッシュ箱置いて見てたらまさ かのハッピーエンドで最高ですッッ
かわいい~.ᐟ こ~ゆ~絆系って好きなんだわ(((