「……ハッキリ言わせてもらう。…俺は………」
「………うん………」
…フラれるんだろうな。こんなに好きで、こんなに側にいたいのに。いつも通りに?よく言うよ、立ち直れる自信なんかこれっぽっちもないのに。あぁ、ジンヒョン…これから思い切り泣き喚いて鼻水ベタベタに付けに行きますからね…
「…俺は、お前の事をそういう目で見た事がない」
「………う、ん………」
「…だが、そう思ってただけみたいだ」
「………そう思ってただけ……?」
「さっき、目を見せてくれただろ。…初めて気が付いたよ。お前を見てる時の俺の顔、とんでもないな」
「……………?」
ナムジュナの事だからさっぱりフってくれると思っていたけど…言っている事がよく分からず、首を傾げる。ナムジュナの顔?…別に、いつも通り格好良いけど…
「……お前の事が好きだなって顔してた」
「………え……?」
「…好きだよ」
「………ど…どういう、事……?ん?ご、ごめん、話がイマイチ……」
ナムジュナは何を言ってるんだ?そういう目で見た事ないのに好きって…おちょくってる?いやいや、こんな真剣な顔でふざけるわけないよね…
「分かりにくい返事でごめんな。だが、自覚した今はハッキリ言える。…ホバが好きだ」
「………ほ、本当に……?何だか、現実味がない答えでちょっと混乱してるかも……」
「そうだよな…言っておいて何だが俺もちょっと混乱してるよ」
「??」
「こんな曖昧なものじゃないよな…悪い。でも、好きな気持ちは本当だ」
「……………」
僕の想像では、とっくにジンヒョンのベッドに鼻水と涙をべちゃべちゃに付けている頃だと思ってたのに…まだ、目の前にナムジュナがいて、そのナムジュナが僕の事を好きだと言ってくれている……夢?思い切り頬を抓ってみるも、ちゃんと痛い…という事は、現実、なのか……これが現実?つまり、ナムジュナと両想いって事?
「……ナ、ムジュナ……」
「おう」
「……好き、だよ………」
「…俺も好きだよ」
「……す、好き、なんだよ……」
「…俺は知ったかぶりしてたな……本当に好きな奴と同じ気持ちになると、言葉なんて何も出てこないものなんだな」
「………っ、そういうとこが…!」
「好きなんだけど!…って?今思えばこんな可愛い告白、スルーしてたなんてどうかしてるな」
「……っわぁぁ〜……!もう!!ナムジュナのバーカ馬鹿!!大好きだよぉ〜!!」
ぎゅぅ……
「こんな曖昧な返事じゃ格好つかないな……ホバ、好きだ。俺と付き合って欲しい」
「もう!!どんなお前だってアホみたいに格好ついてるんだから!!格好良すぎるんだよぉ…!」
思っていた答えじゃなかったし、妄想の中のような付き合い方でもなかった…けど、これがナムジュナなんだな。ちょっと抜けてて、不器用なのがナムジュナなんだ。…そして、そんなナムジュナが僕は好き…いや、愛してるんだ。
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「ナムジュナ、あれ取って!」
「あれ?……あぁ、はいよ」
「ありが……え?あれで分かったの?」
「お前の事だから分かるよ」
「…〜〜っもう!そういうところが「好きなんですけど…だろ?」…そうだよ好きだよ!!」
「ふっ……俺も、お前のそういう素直なとこ、可愛くて好きだよ」
「………心臓が足りないよ、馬鹿………」
皆さん、こんにちは。長らく更新出来ず、すみませんでした。ですが、無事【好きなんですけど!】を完結する事が出来ました。ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
そして、次のお話なのですが…クサズ以外で考えております。現実がかなりバタついており(社会人の役目だって?クソ喰らえだぜ)遅くなってしまうかもしれませんが、また見ていただけたら幸いです。
改めまして、ありがとうございました🙇♀️
コメント
9件
ぐうぅ…最高です…連載お疲れ様です✨ ナムさんイケメンすぎるしホソクさんは可愛すぎる……、😮💨 お2人が幸せそうで自分まで幸せです 🥲💗 ハピエン大好きなので超嬉しい終わり方で、もう神としか言えません😣😣 次の話も楽しみにしています! 無理のないように頑張りましょ!
わ〜っ!見るの遅くなってすみません!😭💦 2人が結ばれて本当に良かった!🥰 好きの伝え方もナムさんらしい、🤭 可愛い2人を見れて朝からhappyです!!✨💖 次の作品も、いつまでも楽しみにしております! でも無理はなさらずに! お茶さんの作品素敵で大好きです☺️❤️ 私は、中々顔を出せずにすみません💦
もしリクエストがあれば、受け付けておりますので、こんな自分の文章力で良ければ…🙏