テラーノベル
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電車に乗ってすぐ彼にお礼のメッセージを送った。
[由布です。今日は思いがけず良い出会いがあり楽しかったです。また創作活動なんかの意見交換出来たら嬉しいです〜ご馳走様でした。]
と送っておいた。
でも今後があるかわからないしまた世間的には良い出会いとは言えないであろう。
この年齢で新しく友人を作ることやしかも気の合う同じ考えで制作物を世の中に発信していきたいものがある人に出会う事などなかなかないことなのかも。とくに私にとっては。
だからそんな機会があったのだから悪い事ではないはず…
自分に言い聞かせるように何度も繰り返し頭の中で自問自答していた。
本当は彼と関わりを持つ事が私の心の中の隅っこの方で良くないものとして存在していたのは確かであったがそれを正当化したかったのだ。
だけれどそんな難しく考えるのはやめて
月1ラーメン会でも発足出来れば楽しいなぁ〜くらいに思うことにしよう…
そう心の中の風船が膨らみ過ぎて大爆発しないように。
そんな事を考えながら電車に揺られていると彼からの着信があった。
[良かった!俺のQR送って由布ちゃんから返してもらってなかったことに気がついてさ、俺からは連絡出来ないから由布ちゃんから連絡くれなかったらもう2度と会う事出来ないと思って落ち込んでたんだよ!
しかもすぐにメッセージくれて良かった。ありがとうな。]
[早速だけど今度の土曜日どうかな?ラーメン食べた後にもなんか良いプラン立てておくよ。楽しみにしているよ!また連絡する!]
え!?早速お誘いが来たのには驚いた。
今さっき、ラー友だけを決め込もうと自分に言い聞かせていたのに、心の奥底の引き出しになんとか押し込んだ気持ちが顔を出す。
そして本日3回目の心の中のガッツポーズまでも。
私はずっと忘れていたウキウキやドキドキとも違う穏やかな甘酸っぱい心持ちで打ち合わせに向かって行った。
またこんな気持ちになれる自分に驚いたと同時に こんな気持ちにしてくれた彼、絃さんに感謝した。
コメント
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第5話、読み終わりました!「引き出しに収まらない想い」ってタイトル、めちゃくちゃ刺さりました。由布さんが必死に「ラー友」って線引きしようとするのに、心の奥から顔を出す感情——あの描写がすごくリアルで、自分にも覚えがあるなってぐっときました。絃さんからの電話で「落ち込んでた」って素直に言えるのもいいなあ。お互いがお互いを気にしてる感じが伝わってきて、自然に応援したくなりました。次も楽しみにしてます!