“ 家出した 。泊めて 。 “
配信中 、彼女はやってきた 。
前に会った時より 、少しやつれていて
髪が乱れていて 、ずっと俯いていて
元気は無さそうだ 。
vn「どうしたの 、こんな時間に」
結 「おねがい 、話がまとまるまででいいの」
どこか切羽詰った様子 。
vn「今は … 」
ちらっと時計を見ると短い針は2を指していた 。
配信中だが仕方ない 。
vn「いいよ 、でも今配信してるから」
結「ありがとう!! 静かに待ってるよ」
家に上げ 、彼女の方を見る 。
走ってきたのだろうか 、汗をかいていた 。
vn「風呂入ってきな」
結「でも何も …… 」
vn「何言ってんの 、泊まるんでしょ」
彼女の背中を押しながら 、風呂場へと誘導する 。
vn「後で話は聞くから 、ゆっくり入りな」
そう言うと彼女は 、顔をクシャッとさせて
お礼を言った
風呂場を後にし 、部屋に戻ってミュートを解除する 。
vn「ごめん 、遅くなったわ 」
dr「おせーぞバニぃ」
ar「なるほど 、ついにバニちゃんに春が来たか」
vn「何言ってんのありさん w 」
dr「うわ女かよー 、 」
vn「ちげーよ 、荷物だって w 」
だるさんとありさんが迫ってくる 。
訳ありなんだよな 、
女ってのは間違いではないじゃないけど 。
──────
彼女のことが気がかりだ 。
もう配信時間は4時間を超えている 。
もう終わってもいい頃だろう 。
vn「ごめん 、俺ここで配信終わってもいい?」
ar「あー 、もう終わるか?」
dr「ぜんぜんええよ」
ar「だるまはまだ足りんやろ」
dr「おん 、もう 1 戦 二人で行くか 」
vn「じゃあ俺はここで 」
またな 、と挨拶して俺は discord を抜けた 。
vn「じゃ 、お疲れ様でーす 。 」
明日のやりたいことなどを話し 、
そう言って配信を切る 。
彼女もそろそろ風呂を出た頃だろうか 。
ふぅ 、と一息つきリビングへと向かった 。
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バニさんいい男だ…