聖父と聖子と御霊との御名によりて。アーメン。(ちちと こと みたまとの みなに よりて。アーメン。)
朝まだきにわが心
主をあこがれてめざむ。(詩六十二)
イエズス・キリスト、祝せられさせ給え。
イエズス、マリア、ヨゼフ、この日と一生とを御手(みて)にゆだね奉る。
聖父と聖子と御霊との御名によりて。アーメン。
天主の御前(みまえ)に出でて恭(うやうや)しく礼拝せん
三つのペルソナにましますいとも尊(とうと)き唯一の天主、▲今(いま)主のここにいますことを信じ、謹み敬いて礼拝し、主の無上なる御霊威(ごれいい)に対して、尽すべき尊敬を献げ奉る。
御恵み(おんめぐみ)を感謝しわが身を献げん
主の今までわれに賜(たま)いしもろもろの御恵み(おんめぐみ)を感謝し奉る。▲わが生きながらえて今日(こんにち)にいたれるは、ひとえに主の賜物(たまもの)なればこの日もまた主に仕え、わがすべての思い、言葉、行い、苦楽(くらく)を主に献げ奉る。願わくは、何事(なにごと)も主を愛する精神をもつてなさしめ、一(いつ)に主の御栄え(みさかえ)とならしむるよう、聖寵(せいちょう)を垂(た)れ給え。
注意 その日の祈り、善業によつて得られる贖宥を、ことごとく受ける決心を新たにする。
罪を避け徳を修むる志し(こころざし)を立てん
崇(あが)むべきイエズス、▲主はわれらの達せんと務むべき、完徳(かんとく)の鑑み(かがみ)にましませば、われひたすら主にならい、柔和、けんそん、貞操(ていそう)、熱心、堪忍(かんにん)、慈しみなどを体(たい)し、ことに今までしばしば犯したる罪を、今日(こんにち)再び犯さざらんことを努め、これを改(あらた)むるに力を尽さんと決心し奉る。
必要なる御恵み(おんめぐみ)を天主に願わん
主はわが弱きを知り給(たも)う。聖寵(せいちょう)によらざれば何事(なにごと)もかなわざるが故に、必要に応じてこれを施し給え。▲主の戒め給(たも)うすべての悪を避け、命じ給(たも)う善を行い、御摂理(おんせつり)によりて、われに与え給(たも)う数々の苦しみを甘んじて堪(た)え忍(しの)ぶ力を授け給(たま)え。
聖母、守護の天使、保護の聖人に代祷を請わん
天主の御母(おんはは)にましまして、またわが母なる童貞(どうてい)聖マリア、われ御手(みて)によりすがりて御保護(ごほご)を願い、ひとえに御(おん)あわれみを請い奉る。▲慈しみ深き御母。わが危うき時には助けとなり、苦しむ時には慰めとなり、今日(こんにち)、毎日、ことに臨終の時、天主なる御子(おんこ)の御前(みまえ)にて、わがために代祷者(だいとうしゃ)となり給え。
忠実にして、親愛なるわが守護の天使、▲われを照らし、主の御(おん)おきてに反(そむ)かざるようわが歩みを導き給え。
わが霊名(れいめい)の聖人、▲地においては、御身(おんみ)にならいて天主を愛し、天においては、共に終りなく天主を讃美するを得んために、われを守り、かつわがために祈り給え。
天主の十戒(八頁)
公教会の六つのおきて(九頁)
イエズスの聖名の連祷(一三九頁)
祈願 御霊の光りをもつて信者の心を照らし給いし天主、同じく御霊をもつてわれらに正しきことを悟らしめ、その御(おん)慰めによりて常に喜ぶを得しめ給え。われらの主キリストによりて、願い奉る。▲アーメン。
原罪なくして宿り給いし聖マリア、▲御身(おんみ)に依(よ)り頼み奉るわれらのために祈り給え。







