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名前 ⇨ 〇〇
『』 〇〇
「」 黒尾鉄朗 & 孤爪研磨
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音駒高校バレー部。そこには、幼馴染という強固な絆で結ばれた二人の男がいる。
主将の黒尾鉄朗と、脳(セッター)の孤爪研磨。
二人の間には、誰も踏み込めない「聖域」のような空気感があった。……少なくとも、私が入部するまでは。
「ねえ、……またそれ読んでるの」
放課後の部室の片隅。研磨がゲーム機を置き、私の手元にある参考書を覗き込んできた。
『うん、次のテスト範囲だから』
「ふーん……。じゃあ、ここ教えて。俺、わかんない」
研磨は私の隣にすとんと座り、至近距離で肩を寄せてくる。猫のような金色の瞳が、じっと私を見つめる。彼は人見知りで、自分から誰かに甘えることなんて滅多にない。だからこそ、この「特別扱い」に私の心臓はいつも跳ね上がる。
「おーおー、研磨。またそうやって職務怠慢か?」
不意に上から降ってきたのは、低くて少し意地悪な声。
鉄朗が、ニヤニヤとした笑みを浮かべて私たちの前に立ちはだかった。
『鉄朗、練習は?』
「休憩。……それより研磨、お前。こいつが困ってんの分かんない? 勉強の邪魔すんなよ」
そう言って、鉄朗は私の頭に大きな手をポンと置いた。ガシガシと乱暴に、けれど愛おしそうに撫でられる。
「……別に、邪魔してない。クロの方こそ、……触りすぎ」
研磨の声が、わずかに低くなった。
二人の視線が空中でぶつかる。バチバチとした火花が散るような感覚に、私は息を呑んだ。
互いを一番理解しているはずの二人が、最近、私を巡って妙に刺々しい。
「……ねえ、今度の日曜日。新しいソフト出るんだけど」
ある日の練習後、研磨が帰り道でポツリと言った。
「一緒に買いに行かない? その後、うちで……やりたい」
それは、研磨なりの精一杯のデートの誘いだった。
『いいよ、研磨。行こう』
私が答えた瞬間、背後から影が伸びた。
「あ、それ俺も行くわ。ちょうど新しいサポーター欲しかったんだよね」
鉄朗が、当然のような顔をして割り込んできた。
「……クロ。これ、二人で行く約束なんだけど」
研磨の瞳が、冷たく据わる。
「冷てえな。幼馴染だろ? なあ、お前も俺がいた方が楽しいだろ?」
鉄朗は私の肩に腕を回し、ぐいと自分の方へ引き寄せた。彼の体温と、運動後の爽やかな汗の匂いが鼻先を掠める。
「……俺、クロがいると楽しくない」
「はは、正直だねえ研磨。でも、譲る気はないから」
その日から、二人の「静かな戦争」は激化していった。
部活中、私が鉄朗にドリンクを渡せば、研磨がわざとらしく転んで私の注意を引く。
研磨と話していれば、鉄朗が「主将命令」と称して私を買い出しに連れ出す。
二人の間に流れる空気は、以前のような調和を失い、張り詰めた緊張感に支配されていた。
そして、雨の降る土曜日。
部室に忘れ物を取りに戻った私は、二人と鉢合わせてしまった。
逃げ場のない狭い空間。外の雨音が、沈黙をより深くする。
「……はっきりさせてよ」
先に口を開いたのは、研磨だった。彼は壁に背を預けたまま、前髪の隙間から私を射抜くような目で見つめる。
「俺とクロ、どっちが……いいの。俺は、……あんたがいないと、もうゲームも楽しくないんだけど」
研磨の言葉は、静かだけれど重い。いつも無気力な彼が、必死に私を繋ぎ止めようとしている。
「おい、研磨。ずるいぞ、先に言うなんて」
鉄朗が、一歩私に近づいた。逃げようとした私の背中が、冷たいロッカーに当たる。
彼は両手を私の横につき、私を完全に閉じ込めた。
「……俺はさ、お前が部活に来るのを、毎日心待ちにしてんだわ。研磨の幼馴染としてじゃなく、一人の男として、お前が欲しくてたまんないんだよ」
至近距離で見つめる黒尾さんの瞳は、いつもの余裕など微塵もなかった。
そこにあるのは、剥き出しの独占欲と、焦燥感。
『鉄朗……研磨……』
「……選んで」
研磨が私の手首を優しく、けれど離さない強さで掴む。
「……逃がさないから」
鉄朗が私の耳元で、熱い吐息とともに囁く。
ずっと一緒だった二人。私を巡って壊れかけた均衡。
どちらの手を取っても、もう以前の「三人」には戻れない。
音駒の猫たちが、牙を剥いて私を奪い合っている。
「……ねえ。早く、名前呼んでよ」
二人の視線が、同時に私を貫く。
雨音だけが響く部室で、私は究極の選択を迫られていた。
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三角関係‼︎💗
ハイキューキャラから好かれたい!!
友達が宣伝してくれた!!!
まじ大好き👊🏻💗
コメントください😖
友達ほしい!!
2026 3月18日
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