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凶太がLove
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#BL
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#夜桜凶一郎
凶太がLove
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こんまろ!
ましろです!なに小説ばっか書いてるんでしょう….どんなに暇なんだって話ですね。
でもヤバいんです…
テ..ス…テストがもう一週間後切った…
詰んだー。もし投稿されて無かったら親にスマホ解約されたと思ってください….
まあなんとかなるか!
ってことで、いってらっしゃい!
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第四話 ゴールドスパイの死闘
「「手加減を誤れば命に関わる! いつでも割って入れるように身構えておく….」辛三は大型の盾を構え、額から冷や汗を流しながら二人の一挙手一投足に神経を集中される。四怨や嫌五、七悪も、生きた心地がしないといった様子で太陽の背中を見つめていた。家族全員が、太陽の「敗北」と「重傷」を確信し、ハラハラしながら見守る。それもそのはずだ。部屋着姿のまま睡眠薬で拉致されてきた太陽は、今、完全に「素手」なのだから。その張り詰めた空気の中、凶一郎が不敵に口元を歪めた。
「ふふ、いい眼だ太陽。……いくよ」凶一郎の言葉を合図に、地下訓練場の空気が爆発した。シュッ!!!と、鼓膜を切り裂くような風切り音が響く。凶一郎の両袖から放たれた無数の漆黒の糸——『鋼蜘蛛』が、肉眼では捉えきれない速度で太陽の四肢を狙って殺到した。「太陽くんっ!!」六美が悲鳴を上げる。二刃と辛三が同時に床を蹴り、太陽を救出するために動こうとした。しかし。太陽は彼らの助けなど、最初から必要としていなかった。(——チッ、本当に容赦ねえな!)太陽は地を蹴り、バックステップで糸の第一波を紙一重で回避する。その着地際、太陽の視界に、先ほどまで誰かが訓練で使っていたであろう「一本の錆びついたサバイバルナイフ」が、コンクリートの床に転がっているのが映った。太陽は流れるような動作で前転し、そのナイフを無造作に拾い上げる。カカカカカン!!!と、硬質な金属音が地下空間に連続して響き渡った。「え……?」二刃の動きがピタリと止まる。太陽は、拾い上げたばかりの何の変哲もないナイフを逆手に構え、最小限の手首の返しだけで、凶一郎が放った超高速の鋼蜘蛛の糸をすべて完璧に弾き落としていたのだ。「……は?」辛三が呆然と声を漏らす。今のは、夜桜家のスパイ教育を限界まで受けた者でなければ、視認することすら不可能な速度の攻撃だったはずだ。それを、ただの一般人の男子高校生が、落ちていたナイフ1本で事も無げに受け流した。
「おいおい凶一郎。部屋着姿の相手に、初手から殺す気満々の速度で糸を出すなよ」太陽が不敵に微笑む。その瞳からは完全に「一般人の男子高校生」の光が消え去り、底の知れない最強の戦士の輝きが満ちていた。「お前……その身のこなし……」二刃が目を見開く。「四怨……! 朝野の戦闘出力を測れ!」二刃の鋭い声に、四怨が慌ててスマホを操作する。画面に表示された数値を見た瞬間、四怨の顔から血の気が引いた。「う、嘘……何これ……!? エネルギー反応が異常よ! これ、凶一郎兄ちゃんと同じ……いや、それ以上の『ゴールド級スパイ』の出力が出てる!!」「ゴールド級……!? 太陽くんが……!?」六美が驚きで口を手で覆う。
「 さすがだ太陽! 武器を持っていなくても、そこらに落ちているナイフ1本で私の糸を弾くか! そうでなくては、わざわざ連れてきた甲斐がないというものだよ!!」凶一郎が歓喜に歪んだ笑顔を浮かべ、両手から無数の鋼蜘蛛を展開する。訓練場の天井から床まで、瞬く間に千本以上の糸が張り巡らされ、光を遮る巨大な繭の網を作り出した。
「——鋼蜘蛛!!」四方八方、逃げ場のない全方位からの糸の濁流が、太陽を目がけて一斉に収縮する。鉄筋コンクリートの壁や床が、糸の圧力だけでミシミシと悲鳴を上げ、削り取られていく。「太陽!!」嫌五が叫ぶが、もう誰も入れない。そこは完全に、ゴールド級スパイ二人のみの死地と化していた。専用の武器を持たない太陽にとって、この全方位攻撃は絶望的と言えた。しかし、太陽の集中力は限界を超えて研ぎ澄まされていた。「ふぅー……」太陽は深く呼吸をし、迫り来る糸の波を真っ正面から見据えた。(糸の数は千……いや、千二百。だけど、凶一郎の癖(くせ)なら、必ず左斜め後ろの結節点に、わずかな『隙間(ルート)』ができる……!)太陽が動いた。「おおおおおッ!!」太陽は弾かれたように前方へ突進した。向かってくる糸の網に対し、ナイフの刃先をピンポイントで突き立てる。切り裂くのではない。糸と糸が交差する「力の支点」を、完璧な精度で突いたのだ。パチィィィン!!!と、まるで張り詰めた弦が切れるような音が響き、凶一郎の絶対防御であるはずの『蜘蛛の巣』のバランスが一気に崩壊した。「何っ……!?」凶一郎の目が見開かれる。太陽はその一瞬の歪みを見逃さず、崩壊した糸の間を、まるで針の穴に糸を通すような超絶的な身のこなしで潜り抜けた。衣服が数箇所、糸に擦れて破れるが、肉体へのダメージは皆無。「逃がすか!」凶一郎が即座に次の糸を展開しようとするが、太陽の接近速度はその遥か上を行っていた。太陽の踏み込みの風圧だけで、訓練場の床のコンクリートが蜘蛛の巣状に爆裂する。間合いは一瞬でゼロになった。
「これで、終わりだ。凶一郎」影が走る。凶一郎の視界が反転した。太陽は凶一郎の懐に潜り込むと同時に、その細い手首を掴んで上空へ弾き飛ばし、ガラ空きになった凶一郎の背後へと回り込んでいた。そして、凶一郎の着地の瞬間を完璧に捉え、その首筋へと、拾ったナイフの鈍い刃をピタリと突きつけた。ピタッ。地下訓練場に、静寂が戻る。ナイフの刃先は、凶一郎の皮膚からわずか一ミリ手前で完全に停止していた。凶一郎は、両手を上げた状態で、完全に動きを止められていた。その顔からは、いつもの余裕ぶった笑みが完全に消え去り、ただただ、武器なしの状態からナイフ1本で自分を圧倒した親友の技量に、心地よい敗北感を覚えたような苦笑いが浮かんでいた。「……降参だ….。完璧に一本取られたよ、太陽。専用の武器がなくても、お前はやっぱり化け物だ」凶一郎がため息をつきながら両手を広げる。太陽はフゥと息を吐き出すと、ナイフを無造作に床へと放り投げた。カラン、と寂しい音が訓練場に響く。
「だから言っただろ、ゲームの邪魔するなって。……あー、疲れた。やっぱり生身で全力出すと体に響くわ」太陽はいつもの「ただの男子高校生」の緩いトーンに戻り、首をぽりぽりと掻いた。その瞬間、張り詰めていた訓練場の空気が一気に弛緩し——そして、大爆発した。「たいよおおおおう!!! お前、一体何者なんだーーー!?」嫌五が太陽に飛びかかり、その肩を今度は驚愕の意味で揺さぶる。「凶一郎兄ちゃんに勝つなんて……! しかも落ちてたナイフ1本で!? そんなの聞いてないぞ!!」七悪も目を皿のようにして太陽を凝視している。「朝野、お前……あの凶一郎の『蜘蛛の巣』の結節点をナイフ1本で見切ったのか……。なんて恐ろしい精密性と度胸だ!」辛三が興奮した様子で太陽の手を握りしめ、二刃も腕を組んだまま、感心したように深く頷いていた。
「フッ、大した男だ。凶一郎が『ただの親友』として家に連れてくるわけだ。夜桜の長男と対等に渡り合える男など、世界中探してもお前くらいだろうな」家族全員から一斉に質問攻めと称賛を浴び、太陽はタジタジになりながら後ろに下がった。
「あ、いや、そんな大層なものゃ……。ただ、凶一郎とは任務の現場で何度も鉢合わせて、そのたびに戦ったり協力したりしてるうちに、手の内が分かっちゃってて……」そんな太陽の元へ、六美がトコトコと歩み寄ってきた。太陽は(あ、六美ちゃん引いちゃったかな……一般人のフリしてたし……)と不安になり、身を硬くする。しかし、六美は太陽の手をぎゅっと両手で握りしめ、目をキラキラと輝かせた。
「太陽くん、すっごく格好良かった……!! 凶一郎兄ちゃんがあんなに手も足も出ないなんて初めて見たよ!」「えっ、あ、ありがとう、六美ちゃん……」至近距離での純粋な称賛と笑顔に、太陽の顔が一気に真っ赤に染まる。それを見た凶一郎が、急にいつもの調子を取り戻して太陽と六美の間に割って入った。「ちょっと待ちたまえ六美! 手も足も出ないなんてことはないよ!? 私はただ、親友である太陽の生身のキレが見られて嬉しくて、つい手加減をね……」「往苦しいぞ凶一郎! 負けは負けだ!」二刃がすかさず凶一郎の頭を拳でグリグリと制裁する。「痛い痛い! 二刃痛いぞ!! 太陽、お前ちょっともう一回勝負だ! 次は俺の私物ナイフを貸してあげるから第2ラウンドだ!!」「嫌だって言ってんだろ! はやく僕を家に帰せ! ゲームの続きやらせろ!」「あはは、本当に仲が良いんだね、二人とも」六美がクスクスと笑い、四怨たちもそれにつられて笑い出す。最強のゴールド級スパイとしての牙を持ちながらも、やっぱりただの「等身大の親友」として騒がしく言い合う太陽と凶一郎。地下訓練場は、二人の激戦の跡を残しながらも、いつも以上の賑やかな笑い声に包まれるのだった。
終わり
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おかえりなさいませ!
いかがでしたか?
だいぶ長くしたつもりです….
戦闘シーン書くの難しい….
読んでいただきありがたうございました!
ハートやコメントお待ちしてます!
ばいまろ( ´ ▽ ` )ノ
コメント
3件
今回もめっちゃ面白かったです!!
みぅ🤍🥀です! 第4話読んだよ〜! 太陽くん、まさかの**ゴールド級スパイ**だったんだね…! 寝間着&サバイバルナイフ一本で凶一郎の全方位攻撃を読み切って撃退するとか、かっこよすぎる……✨ 特に結節点を突いて糸の網崩すシーン、ゾクゾクしたよ。六美ちゃんが「格好良かった」って目キラキラさせてるのも尊い…! 二人の距離、縮まってる感じがするね。テスト頑張ってね、ましろさん!