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『生きて』

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『生きて』

2 - 2話

♥

1,027

2024年10月05日

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前回の続きです。

遅くなってすいません🙇‍










──────────────────













黄side








青「ん、…ッ」ポロッ  ( 眠





緑「疲れて寝た、ッ?」



紫「そう…みたいだな、」




あれから何分かたった頃、青くんは眠りについてくれた。

一緒に過ごすのが青くんにとってはどれだけ嫌だったのか、その気持ちは青くんが暴れてるときに、痛いほど分かってきた。





時計の針が耳にうるさいくらいはいってくる静かな沈黙。

2人とも顔を顰めてなにかを考えていた。


…考えてる内容は大体わかってきてしまった。






しばらくたってやっとの沈黙を破ったのは、





紫「、なんでしのうとしてたんだろ…ッ」


紫だった。




「…うん、、ッ」




…なんでなんだろうか。












しばらく色々と3人で考えていたら、俺はひとつある事に気づいた。


それは、青くんは絶対と言っていいほど自分を傷つけているということだ。






「…絶対腕とか傷あるでしょ…服捲ってもいいかな…ッ 、?」



緑「確かに、捲ろうッ」


紫「、、 」




2人からじっと見られながら起こさないように

服を慎重に捲る。




「、、…」( 服 捲





紫「はッ、?!」


緑「、ッ !?」




「… 、予想以上にやってます、ね…ッ」




、青くんの体の傷は想像以上に酷くて、痛々しかった。








紫「…腕と足には切り傷、ッ」

「胸には刃物を刺そうとしたような跡、」


「首には首を絞めた跡…ッ、」



紫が要らないほど丁寧に傷の場所とそれを付けた物まで言ってくれた。







緑「色々と手当するか、ッ」


紫「うん、しようッ」


「救急箱取ってくるッ!」




俺は急いで救急箱をとりにいった。






~~











緑side



「、、辛かったんやなぁ…ッ」ポンポン( 腕 消毒


そうボサっと呟いて師匠のぼろぼろな腕を消毒する。




紫「ッ、腕やばいな」



黄「確かに…」


「新しい傷もあるし…ッ」



「、、っ」コクッ



2人が俺が手当してる師匠の1番酷いであろう腕をちらりと見てそう言ってくる。

あの透き通るような真っ白い肌が、こんな赤く染まってしまったなんて。

あー…俺まで辛くなってきてる





…本当に辛かったんだな。












紫「、首絞めた跡… ッ」( 首 触



「…だいぶ強く絞められてるな、跡がはっきりある、」



手当がだいぶ進んできた時、紫が呟き首に目をやった。


紫の手が添えられてる首には強く締められたような痛々しい跡。

見ているだけで辛かった。




そしたら紫が唇を噛んでから口を開いた。







紫「結構本気でしのうとしてたの、かッ…」






黄「そう、みたいだねッ 、…」




「… ッ 」コクッ



それには俺は小さく頷くことしかできなかった。






ー手当中ー












黄「これで手当は大丈夫かなっ、」




手当は無事師匠が起きることも無く終わらせられた。良かった。まぁ良くないけど。



…しかも師匠は身体中包帯だらけになってしまった。

あんなに綺麗だった肌がこんなになってしまうなんてと、悲しくなってくる。









紫「…ベットで寝かせとく?」




紫は師匠をちらっと見て提案した。

たしかに起きる気配が全然ないからソファーじゃなくてベッドで寝かせといた方がいいかも。



「寝かせとくか…」


紫「うん、」








俺たちは師匠を黄の部屋に運んでから、

疲れて1階のソファーで寝てしまった。


















───数時間後───









青side










「ん、うぁ…、?」パチッ


「、、」













…最悪の目覚めだ。















たしか橋から飛び降りようとして、

弟子たちに引き上げられて…



、、そこから記憶がほとんどない




まぁとにかく死ねなかったのがわかった。



「はぁ、っ」





体みたら傷つけたところ手当されてるし。

最悪。

ということは傷見られたってことじゃん。

終わった。絶対引かれた。嫌われた。


師匠という立場なのに弟子たちにこんな姿見られるなんて本当に最悪だ。


もうみんなに迷惑かけたくない。

でも活動どうしよう、活動辞めるのも迷惑?

…もう色々とめんどくさい。

しにたい。





「、、」



よく見渡してみたら黄の部屋だった。

…そっか、黄の家に運ばれたんだっけ、?

よく思い出せないな。





憂鬱な気分になったらカッターか薬を持っている生活を送っていたもんだからなんだかムズムズする。

あの3人はリビングかな、?





…薬だけでものみたい、ふわふわしたい。









、、この言葉が出てくるのは自分でも手遅れなんだなと嫌なほど思わせてきた。
















リビング






「…、、」チラッ



重い足を動かして階段を降りやっとリビングについた。

リビングをみてみたらソファーで3人が仲良く寝ていた。寝てるんだったら今しかない、と僕は薬を探し始めた。





ー数分後ー







「、、そんな無いもん?」



…まじで全然みつからない。

探し始めて何分か経ったと思う。

あの元気の塊なんだからこの家には薬はないのか、、?


あの人元気すぎるだろと思いながら色々なところを静かに探していった。






そして、

最後にキッチンに行って探してみたら強そうな薬があった。

よかった、やっと見つけた。







早く飲みたいけどここでのんで見つかったらやばそうだから部屋に戻って飲もう。



そう思い、薬を手に持ち部屋に戻るための2階への階段に足をかけた。




「やっとふわふわできる…」












─────────













紫side





「…ん、っ」パチッ



「あ゛ー、よく寝た…」 ゴシゴシ



疲れてソファーで寝てしまってから何時間ほどたっただろうか…だいぶ寝た気がする。




師匠の様子でも見に行くかと思い十分に回復した体を起こした。


ちらりと横をみたらまだ爆睡している黄と緑。

2人もつれて様子を見に行きたかったが、こんなに気持ちよさそう…ではないか、まぁ疲れているのに起こすのもなんか罪悪感があるからということで2人は寝かせておくことにしてあげた。



今の時刻を確認するために時計を見たくて辺りを見渡したがリビングに見当たらない。なんだ黄の家には時計すらないのかと思い、後で文句言ってやろう…と思った矢先、どこからかガサガサと音がした。師匠が起きたかと思って音がする方を向いたら、

なにかを探している師匠の姿を見つけた。


もう何秒か前の罪悪感など捨てて爆睡していた2人を大きく揺らして目覚めさせた。



黄「ふわぁっ、な〜n((」

「しっ、」

黄「んぐっ」


黄が起きた早々うるさかったから手で黄の口を塞いだ。



緑「、、」


緑はこの状況を多分理解してくれたようだ。

多分流石



緑「、、ねむ…」(ポケ~)








2人に「俺が起きたら師匠がなにかを探していたから何を探しているのか突き止めよう」と説明をした。


緑「ほうほう…」


黄「じゃあ見てるのがバレないように見張ってようってことか。」


「うん、」






そして、師匠の行動を見張ってから数分だった頃だった。



緑「…あ、キッチンでなにか見つけた」



緑がボソッと俺らに伝えてきた。

キッチンの方をよく見ると師匠がほっとした顔というか嬉しそうな顔でなにかを手に持っていた。

そしたら、


黄「、ッ!?」


隣にいた黄が急に吃驚したと思ったら顔が険しくなった。

険しくなったと思ったらなにか言いにくそうな表情でなにかを俺らに言おうとしてた。


「、、黄…?」


緑「どうしたん…?、」




黄「、、ッ…あれ、」


「薬箱なんだよね、、ッ」



家主の黄が言っていることは嘘ではないことを表していて、俺はもう隠れてる暇がないと思い、

2人を引っ張りながら走った。
















青「これでふわふわできる…」










(ガシッ!





青「ッ、!?」









「なーにコソコソとやってるんすか、っ」




青「、、ッ」





俺は階段に足をかけた師匠を捕まえ、訴えかけた。


…師匠は薬を手に持ったまま俯いてしまった。

なにかを言いたそうな目をしていたから、どうしたのかを聞こうとした瞬間、




(バタンッ…


師匠がふっと力尽きるように倒れてしまった。



「師匠ッ、!?」


緑「えぇッ!?」


黄「青くん、ッ!」




















黄side











青「、、ッ…?」




青くんが気まずそ〜に俺らを見ている。






あれから俺らは焦りながら急いで青くんをベットに運んだ。

紫が腕掴んだ何秒間後くらいにぶっ倒れたから紫が俺のせい!?ってめちゃめちゃに焦ってた。

目の下のクマをみて寝不足だと確信して、静かにそっと寝かせておいた。

それから1時間くらいかな、それくらいの時間が経ったらぱっと起きてくれた。

だが俺らは青くんに話すタイミングが掴めなくて黙ってしまっているところだ。

そして、

青くんが気まずそうにしている今にいたる。










青「、ッ??」




青「さ、3人…ともッ、?」



「、!!」


緑「!」


紫「!」



最初に口を開いてくれたのは青くんだった。



そして、最も伝えたかった事、



「…青くん、少し俺らと話をしましょう。」



青「、、ッ」コク






…全て話しましょう。




























──────────────────






あれから、青くんは沢山の事を話してくれた。


迷惑をかけてしまうと思い周りを頼れなかったこと、

自分が嫌いでしょうがなかったこと、

本当に愛されているのか分からなかったこと、自分が生きてていいのか分からなかったこと、

本気でしにたかったこと。



俺らはその全てを受け止めた。






青くんの精神面が回復するまでは、

これから何日間か俺らと一緒に過ごす。

これから色々なことがあると思うが頑張っていこうと思う。












青「本当にッ、僕なんかが愛されていいの、ッ?」

「腕また切っちゃうかもよ、ッ?」

「しのうとしちゃうかもよ…ッ?」ポロポロ



切る癖がやめられなくても、

薬が飲みたくなっても、

しのうとしても、

俺らは青くんを愛します。



なので、






緑「師匠、っ」


紫「師匠、」


「、、師匠ッ」



青「、ッ?」ポロポロ





『生きてください。』










どんなに辛くても、俺らがついてます。

俺らが愛してあげます。

だから、


生きて。
















❦ℯꫛᎴ❧














~~~~~~~~~~~






最後まで見て下さりありがとうございます!

いや〜…すいません没ですよね😥

無理やり終わらせたかんやばいですよね🙃

力尽きたんです…🙃

最後らへんというか全体的に色々とおかしいと思いますが見逃してください…(



では!

👋🏻~♡

この作品はいかがでしたか?

1,027

コメント

9

ユーザー

最高すぎる… 番外編とかあります?

ユーザー

待ってましたあああ最高( ´ཫ:::………

ユーザー

続きありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))最高でした!(*`ω´)b

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