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最終話、お疲れ様でした!樹くんのハッタリ、めちゃくちゃ痺れました……。携帯電話なんて無いってバレたら終わりなのに、あの堂々とした態度はかっこよかったです。東屋さんとのラーメンのやりとりも温かくてホッとしたのに、最後の貴婦人の「終わるわけねえだろ」で一気に背筋が寒くなりました。第3章もドキドキしながら待ってます!
出すの遅くなって本当にすみませんでした。
言い訳させてください。
忙しかったです。
楽観的な脳みそ
↓本編続き
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「あなた、嘘ついてますよね。」
声はもう震えていない。
堂々とした樹はいつもの根暗さが消え失せたような感じがする。
「は、はあ!?嘘ついてるですって!?私が!?」
視線が貴婦人に向けられる。
「そこですよ。」
「な、何よ、」
「人が嘘つく時の行動。そうやって何度も聞き返して考える時間を設けるんです。」
下町で起きた殺人事件の時からそういった勉強は重ねてきた。
「そんなの私のクセよ!決めつけないでくれるかしら!?」
「最初そんな感じじゃなかったでしょ。僕を突き飛ばした時。」
何も言い返せない貴婦人はただ、鋭い目突きを樹に飛ばし続けた。
ひりついた空気の中、数秒経つと貴婦人からきり出す。
「そんなの第一証拠にならないじゃない!何?八つ当たりなの?」
樹は顔色一つ変えず聞いている。
「…逮捕?当たり前でしょ。こんなんじゃ逮捕できませんよ。」
「…は?」
笑う樹を目の前に貴婦人は後退りした。
「ですからね、携帯電話を回収しました。」
小さな声で貴婦人に届く程度の大きさで囁いた。
その瞬間、かすかな動揺が見えた。すぐ横にいた東屋も驚いている。
「我々は確定であなたを逮捕できます。どうです?」
「ど、どうって。何なんだよォ…小童、!不法侵入だろ、て、めえぇぇ!」
「そういえば今。」
「…は?」
「今自首した方がちょっとはかっこつきますね。」
生涯ここまで崩れた顔の人間は見たことがなかった。
樹と東屋は夕暮れ時に警察署を出た。
「いやぁ、びっくりしたよ西ヶ谷君…。でもよく解けたね。私わからなかったもん。」
「いつも木偶の坊では助手が務まりませんから。」
結局貴婦人は自白した。「自分がやった」。それ以外は黙秘したらしい。
あ、そうそうという顔を浮かべ東屋は樹に聞いた。
「携帯電話?ってどうやってゲットしたの?」
樹はにこやかに答えた。
「そんな物見たことないですよ。」
時間が止まったような気がした。止まっていたかもしれない。
草木が波打つ音と2人の靴音以外の全てが沈黙する。
「え?」
やがて東屋の気の抜けた声が時間を再び動かした。
「ハッタリですよ。ハッタリ。」
「え、え!?正気!?それ違ってたらヤバかっただろ…。」
「でも5人を同時刻に動かしたなら携帯電話が確実に必要です。つまり携帯電話自体は絶対使ってたってことになるんで。」
樹の目は夕焼けに照らされて光に満ちていたように見える。
ただずっと「役に立つこと」のみを願い続けたのだから当然だろう。
「あの人が捕まれば携帯電話辿って実行犯もわかるね。」
「そうですね。」
この件は穏便に解決できるのだろう。
そしてリスキーな方法とはいえ西ヶ谷の推理力は確実に上がっていた。
東屋は何だか自分のことみたいに気分が良くなる。
「西ヶ谷君この後予定ある?」
「え?ないですよ。」
「美味しいラーメン屋さんあるからさ、今日くらい奢ろうかなって。」
「え、いやいや払いますよ。なんなら僕が東屋さんの分も…。」
「いーや、私が払うね。」
彼女の顔がどこか嬉しそうなのは樹にも伝わった。
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※ 柿之萩 ているは ※
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同時に東屋が嬉しそうだったのが自分も嬉しかった。
「無給労働させちゃいけないだろ?な!」
「…じゃあお言葉に甘えて。」
そろそろ日も沈みきる。
あの日出会った時と同じくらいの時刻だったかな。
この時僕らはすっかり忘れてた。
革命による恐ろしさを。
ー次章予告ー
「実行犯の名称を、『シャルロット・コルデー』とする!」
どこかで誰かが微笑んだ。
「歴史通りに打ち首にでもするんです?」
探偵同好会第3章。「第二次編」。開幕。
乞うご期待。
貴婦人は牢の中で囁きました。
「終わるわけねえだろクソガキ共。」