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膝枕 .... !? 膝枕だぞ 、、!? 俺の性癖ランキングTOP3に入る膝枕だぞ 、、? 最高すぎだろ、、
ムダ先登場だーーー!!葱崎さん仕事早過ぎません?!続きが楽しみです!!
⚠️
・☔🔥
・🍑と🔥が幼馴染
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「犯人が人魚ぉぉ?んなわけあるか!」
犯人が人魚?そんなの絶対ありえない
「いや噂だよ?噂だけどさ、ここの地域って人魚伝説あるじゃん!昔の言い伝えで!僕と君一緒におばあちゃんから聞いたよね? 」
「確かに…けどそれはないと思うぞ?」
「なんで?」
「だって、人魚は俺らを守ってくれる存在って昔言ってたじゃねぇかよ」
「んーそれじゃあ、人魚じゃないのかな…」
神門はそういうと椅子の背もたれにもたれ掛かった。
「絶対そう、人魚はこの町の恩人なんだぞ!」
「恩人…?ん?人魚は人ではないかな?」
「恩…恩人魚!」
「ネーミングセンス壊滅的すぎるよw!」
「うっせ!w 」
「…あ、俺買い物も頼まれてるんだわ!すまん神門!俺もう行くわ!」
そういうと四季はグラスの麦茶を飲み干し、席を立った。
「あ、うん!気をつけてね!人攫いに会わないようにねー?」
「会わんわ!俺ももう子供じゃねぇんだ!」
「…そうだね!ごめんごめん!」
神門は四季を玄関まで送った。暑いからと言って四季に冷たい水のペットボトルを持たせ、四季の背中に手を振る。
神門の姿が見えなくなったことを確認したあと、少し急ぎ足でスーパーへ向かう。
スーパーは海岸沿いの少し古い建物の一階にある。名前は「海余里」という。
スーパー付近の砂浜を散歩しながら歩いていると、人がうつ伏せに倒れている。それを見つけた四季はその人へ駆け寄った。
「おい!大丈夫かよ!?死んでは…ねぇな」
(顔に化粧してんのか?結構イケメン…)
倒れている人を仰向けにし、己の太 ももに寝かせる。世に言う膝枕というやつだ。生きているか確認するべく、口と鼻の近くに手をやる。微かだが、息はしていた。
「…そうだ、とりあえず水!」
先ほど神門から貰った水のペットボトルを開け、その人の口を軽くこじ開け、ペットボトルの口を持っていく。少し水を入れると、軽く咳き込んだ。するとうっすら目を開けた。
「ごほっ、ごほっ…こっ、ここは?」
「お、目覚ました?大丈夫か?ここは○○町の砂浜だぞ!」
「…そうか、」
「お前見ない顔だな、名前は?」
「…言うわけないだろう、人の名前を聞く前にまず自分の名前を言え、」
「一ノ瀬四季だ!で、名前は?」
「…無陀野無人」
「おー、かっけぇ名前だな…てか、どこから来たん?砂浜で寝るって相当だぞ、振られたんか?」
「余計なことを聞くな、そもそも振ら れてないし、相手すらいない」
「そっか!あんたみたいなやつを振る人いなさそうだもんな!ニコッ」
「…俺は帰る。」
「え!家あるのか」
「さっきから、失礼な奴だな…まぁいい、じゃあな」
そういうと無陀野という人は海の方へ進んだ
「は?おっ、おい!そっち海!Sea!わかってるのか!」
「俺の家は海だが…」
「何言ってんだ!あぶねぇぞ!家がないからか知らねぇけど」
「海は家だ。わかるか、」
「お前いかれてんのか!」
(だめだっ、海はッ…!)
「…俺は」
そういうといきなり走り出し、海へ沈んでいった。
「あぶねぇぞ!!日も暮れかけてんだ…ぞ?」
ばしゃん、と水柱がたつ所に無陀野がいた。
少し安心したが、それはすぐにどこかへ消えた。
「は?」
目の前には下半身を尾ひれ、上半身は人間の姿をした無陀野を見た。
「…俺は人魚だ。」
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次回・人魚と夏休み
たくさん♡着いたら嬉しいな!
ではまたね~