「お兄ちゃん…あのね」
「ん?どうしたの、リネット」
リネットが僕に近寄ってきて、ある紙を机に置い た。そこには任務内容と僕の知っている貴族が書か れていた。リネットは今日、この任務を遂行するそ うだ。
「この貴族…!」
僕は紙に書いてある貴族を知っていた。最近、噂で この貴族は女好きでメイドに手を出しているだとか 年頃の女性を誘拐しているだとか、その貴族の屋敷 から変な物音がするだとか・・・、僕はその噂を聞いて その貴族には悪印象しかなく、警戒をしていた。
「リネット、この任務、僕が引き継ぐよ!」
こんな噂がある貴族のとこに行かせるのは危ない、 男である僕が行けば大丈夫だろうと僕は思った。
「え…、今日は私暇だし…お兄ちゃんは他の任務が あるでしょ?」
と、最近任務や公演に追われていた僕を心配してい るのかリネットは遠慮しようとしていた。
「大丈夫、大丈夫! 他の任務とこの任務、場所が近 いんだ。だから、纏めてパパッと終わらせてくる よ。」
と、僕はこの貴族の噂についてを隠して、嘘を付い た。
「でも…」
リネットはまた心配そうに僕を見つめる。
「心配しないで、リネット。そういえばリネットのお気に入りのカフェ、最近新作が出たらしいよ?」
「!!…お兄ちゃん、ありがとう。あそこのカフ エ、すぐに売り切れちゃうの。」
と、リネットは耳をピーンとさせ、しっぽを嬉しそ うに振っている。よほど、新作を食べたいのだろ う。
「うん!じゃあ、僕はもう行くね。リネット」
「ええ…、気を付けて行ってらっしゃい。お兄ちゃ んの分もちゃんと買っておく…」
そう、リネットは嬉しそうにしていて僕の行動は正 しかったと思える。
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リネットと別れてから僕は任務である、あの貴族の 屋敷に来た。一見、ただの何処にでもある屋敷だ が、噂の中から不気味な物音がするを僕は思い出し た。僕は改めて、任務内容を確認した。(屋敷の中に はとある機密情報の書類がある。その書類を手に入 れて、お父様に渡す)この任務はお父様に提出しない といけない任務だから放棄する訳にはいかないし、 絶対にしないといけない。僕は任務内容が書かれて ある紙をしまって、警戒しながらその屋敷のドアを 叩いた。すると、ドアが開いて中から使用人らしき 人が出てきた。
「どちら様でしょうか…」
「すみません、ここの人員不足のポスターを見 て…、ここで働けないかと思いまして」
「ああ…、なるほど。丁度、今、人手が欲しかった んですよ。どうぞ、お入りください。」
「はい! ありがとうございます…。」
僕は屋敷の中に入ることに成功した。使用人につい て行きながら周りを見渡した、内装は派手で金使い が荒いように見えた。僕は使用人と部屋に入って、 使用人の服と仕事内容を聞かされた。そして、あの 貴族…旦那様の扱いについてもだ。あの旦那様は使 用人対して酷い扱いをしていてメイドにはセクハラ をしているそうだ。だが、ここの給料は良いらし く、お金に困っている人達はなかなか退職できない らしい。
僕は使用人の服に着替えて、早速仕事をしながら機 密情報が書かれてある書類を探した。旦那様は部屋 で休んでいるらしく、今がチャンスだと思いながら 部屋を掃除するふりをして探しまくった。
夕方頃くらいまで探したが一向にあの書類が見つか らない、残す部屋は後、旦那様の部屋だけだ。僕は 仕事をしながらも使用人に此処についてを詳しく教 えて貰っていた。優良な手掛かりになりそうなもの が2つあった。それが、旦那様の部屋は使用人は全 員入ることが硬く禁じられているのと、今日、旦那 様は夜に出かけることだ。僕はその手掛かりもあ り、旦那様の部屋に機密情報の書類があるのではと疑ったのと夜にその部屋に入れると思い、夜まで適 当な仕事をしながら待った。
夜になると旦那様が出かける為、使用人達がドアを 開けて並んでいた。僕も使用人だからその列に並ん でいた。そしたら、すぐに旦那様が階段から下りて きた。旦那様は身長は僕より高く、普通の中年男性 の見た目だ。そして、使用人達と僕は礼をして真ん 中を歩く旦那様を送り出した。少し経つと使用人は ドアを閉めて、各自、仕事と部屋に戻った。僕は他 の使用人達に怪しまれないように旦那様の部屋に行 った。すぐに入ることは出来ず、ドアには鍵が掛か っていた。僕は他の任務で何度も使ったことがある 鍵穴を細い物で鍵を開けるものをして、ドアを開け た。ドアを音を立てず閉めて、急いで機密情報が書 かれてある書類を探した。数分経つと、機密情報が 書かれてある書類を発見した。やっぱり、この部屋 にあったんだ・・・と思い、その書類を手に取りしまお うとした瞬間、僕の腕を何者かが掴んだ。
「おい、ここで何をしておる…」
この声は・・・?と思い振り返るとそこには旦那様が居 た。僕は不味い・・・、見つかった!!! と思いながら も冷静になって
「旦那様もう、お戻りになられたのですね…、私は この部屋を掃除していました。」
と僕は微笑んでそう言った。書類を漁っていたの と、ドアが開いている状態から言い逃れは出来ない だろう…と思いながら、旦那様の手を振り払おうとしたがあまりにも力が強すぎて振り払えなかった。 それどころか、僕は両腕を掴まれ、脚の間に脚を入 れられ、身動きが出来なくなった。
「どこのやからか知らないが、私の書類を取りたか ったのだろう、そうはさせない…さあ、君をどうし ようかね」
「クソッ…!」
僕は睨みながらどうしようか考えていると、僕の股 の方にぐりぐりと脚を擦ってきた。僕は何が何だが 分からず、更に焦って無駄な抵抗をした。
「やめろ…ッ!離せ!」
旦那様は気持ち悪い笑みをして両腕を掴んで僕をべ ッドに投げ倒した。
「ッ…」
逃げるチャンスだと思い、すぐに起き上がりベッド から下りようしたその瞬間、腰にビリビリと電気の ようなものが流れてベッドから下りることは出来ず に僕はうつ伏せに倒れた。すると、旦那様は僕を抱 き上げベッドに仰向けにさせて服を脱がし初めた。
「や…やめ…」
「君、男なのに可愛い体をしているじゃないか…、 最近はメイドにすぐに逃げられてね…君でも悪くな いな」
僕はさっきのビリビリで抵抗も出来ずに、浸すら睨 んで脱がされるのを待つことしか出来なかった。内 心、もうどうしたら良いか分からなくなった。
「んっ… !…え? なにこれ…あっ…!ンッ」
服を脱がされたら僕の首に甘噛みをしてきた。気持ち悪い…気持ち悪い…と真っ青な顔で思いながら、
下の方も脱がされて全裸になった僕を気持ち悪い笑 みで見つめた。そしたら、僕の脚を広げて穴に液体 のようなものを垂らしてきてその後、指を入れてきた。
「ッん…、あっ…んっ、んあッ!や、やぁ…」
ビクッとして、中で指を掻き回され、そしたらもっと 激しく指を抜き指しと動かされ卑猥な音を出しなが ら甘い声を響かせる。
「良い声だ、私がこれから可愛がってあげよう」
と言って、僕の中から指を抜いて旦那様はベルトを 外して大きいものを出してきた。すでに立っている 状態だった。
「ッ…や、だ…、…んんっ!//」
僕は入れられるのだけは避けたく、逃げようとした が僕の太ももを触って、腕を掴まれ、身動きが出来 ずに入れられた。
「はぁ…ッ、ンッ!…んぅ…//」
中まで入っていき、入れられながら胸に先端を撫で るように弄ってきた。中の刺激もありビクンッと反 応して、その反応を見てまた旦那様は気持ち悪い笑 みをして先端を舐めてきた。
「んっ…んアっ、んっ…」
そしたら、先端は自分の意思を無視して両方膨らん だ。ピンク色の先端がより目立ち、旦那様は興奮し たのか先端を指先で弄りながらまた舐めていて。
「あっ!…あっあっ!//」
そしたら、急に腰を振り奥まで固くて熱いものが入ってきた。奥の方に当たると先端の方を浸すら感じ ていたからかビクビクッ! とさせ、腰をガクガクとし 喘いだ。
「あぅ…んっ、んあッ…!!はぁあっ//」
頭がぐちゃぐちゃになり、涙目になりながら快楽を 感じていて、先端から口を離して僕を見つめながら 奥を強くトントンと突ついてきた。
「あっ! あっ! // あぅ♡…んっあぁ!」
それだけで終わらず、腰を激しく振ってきて奥をグ リグリと浸すらに刺激を与え続けてきた。僕はそれ に応えるかのようにがくがくと腰を鳴らしていた。
「あっ…、んっんっ…んあッ…ァあっ!!///」
そして、僕の奥の良いところに当たって一気に感じ て目をチカチカとさせながら勢いよく自分のから出 して。イッてしまう。
「ここが良いんだね? 君…はあ、はあ、私も限界 だ」
「あっ!// あっ…んんっ!!や、やめぇへ…ツ」 と、旦那様は気持ち悪く息を荒くしていて良いとこ ばかりを当てて、突ついてきたからビクビクと感 じ、更に感じて僕はみっともなく涎を垂らして腰を 鳴らしていた。
「はあ…、出るよ」
「~~~~ああっ!!//♡」
そう、旦那様は言って、奥に勢いよく出してきた。
僕は 声にも出せない程強い快楽を受けて、あへった顔で 目をチカチカさせていた。
<行為後、旦那様の横で僕は寝ていた。いや、寝て いるふりをしていた。旦那様はぐっすりと眠ってい て起きる様子もない。僕はベッドから下り、服を着 て機密情報が書かれてある書類を取りしまった。そ して、ドアを開けて閉め屋敷を出て、もう二度と来 ることはないだろうと思いながら家族の元へと帰 る。
「リネ、お帰りなさい…」
「リネ、任務お疲れ様、リネットが新作のケーキを 買ってきてくれたんだ…」
僕は家族である、リネット、フレミネにおかえりと 言われた。僕はこの一言で大分安心した。
「ただいま! リネット、フレミネ!」
僕は何も無かったかのように笑顔でそう言う。