テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

【sho side】




今日は1日が長かった。



この家に引き取られて約半日。

この家の人は僕に何もしなかった。



家に入ると1番最初に大人達の自己紹介が始まった。



この家には既に7人が住んでいるらしい。



僕を迎えに来てくれたrbrさんとtnさん。

車の中で僕の左右にいたshpさんとciさん。

家に入って1番最初に話しかけてくれたutさん。

家の案内をしてくれたemさんとzmさん。



そして僕が8人目らしい。


全員血縁関係とかはないらしい。

血縁関係もなく、一緒に住んでいるのかは不思議だが聞けない。




全員、僕が全然喋らないのを見て、困惑していた。

迷惑かけてるんだろうな…。




僕の自室だと言われた部屋の端っこで丸まる。

リビングには行けない。大人たちがいるから。



何が原因で怒り出すか分からないから、信用なんて出来ない。

いつ追い出されるかも分からない。


でも、とりあえず今は何もされなかった。





コンコンと扉がノックされる。



ut「ご飯出来たんやけど…下降りてこれる?」


夜ご飯……

行きたくないが、行かないときっと怒られる。


扉を開けると、utさんが立っていた。



ut「今日の夜ご飯はすき焼きやで~」

「shoちゃんがこの家にきたお祝いな、!」




僕を見て嬉しそうに言う。


…ん?sho「ちゃん」?


utさんを見ると、「あ、もしかして嫌やった?」と慌てている。


まぁ、呼び方とかどうでもいい。

僕はスルーして階段を降りる。

後ろからutさんが着いてくる。


しっかり階段の手すりを持つ。

後ろに立たれてる以上、何時突き飛ばされるか分からない。



しかし、突き飛ばすなどの事はされず、無事1階まで降りることが出来た。

初日だからきっとやらないんだな。



リビングに行くと僕とutさん以外は全員椅子に座っていて、僕らを待っているみたいだった。




rbr「良かったらこっち座り~」


rbrさんに手招きされる。

rbrさんの隣に座ると、emさんにコップを渡される。


em「ジュースどれがいいですか?色々ありますよ~」


そう言われ、ペットボトルを色々見せられるが、どれが良いとかはない。



sho「…なんでもいい」


em「ぇ、、好きなの選んでええんやで、?」


sho「何でもいい。」



何が好きとかもないし、何より自分の欲望は言ってはいけないと前の家で学んだ。

自分の欲望は我儘だ。

言ったら周りに迷惑をかける。周りを不快にさせる。



そう思い、下を向く。

何となく大人たちの表情が変わる気配がした気がした。



em「…そうか、」



emさんは僕のコップにカルピ〇を注ぐ。



tn「…全員、飲み物はわたったかー?」


ci「うん!全員あるで〜!」


tn「じゃあ…」



と大人達はコップを上にあげる。


rbr「ほら、shoくんも!」


rbrさんに言われ、僕も渋々上にあげる。



zm「shoの入居を歓迎して!」

「乾杯!!!」


それが合図かのようにみんな、飲み物を飲み始める。

そして、ご飯を食べ始めた。


僕は何を食べたらいいのか分からず、料理には手を付けずにいた。



rbr「…何か食べたいもんある?取ったるよ」


sho「……なんでもいい」



答えないと怒られそうなので、とりあえず答える。

rbrさんは「そっか」と言って一通りの料理を僕のお皿の上にのせた。

この作品はいかがでしたか?

654

コメント

1

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚