[sh]
sh「お母さん、お父さん…?」
ma「ごめんね、sh…一緒にいてあげられなくて」
fa「お前はお利口さんだから、お父さん達がいなくても大丈夫だ」
sh「い、いやだ!
なんで…俺お利口さんじゃない!まだ一緒にいたいっ、!」〈ポロポロ〉
ma「ごめんねっグス…もう一緒にはいてあげられないの…」〈ギュ〉
fa「ごめんな、sh。元気にしてろよ、」〈ナデナデ〉
sh「嫌だよ…グスッ…なんで、−−−
sh「……んっ…夢…、?」
目が覚めるとまた見慣れた天井
ではなく、今までの白い天井とは違い、温かみのある木製の天井だった。
体を起こして見渡す限り、ここは今まで目覚めていた病室ではなさそうだ。
sh『普通の部屋みたいだな…』
sh「…、あっ……」
ふと目に入った鏡。
反射的に首の方を見ると、既にガーゼは外されていて、奇妙な模様が見えやすくなっていた。
sh「…」
ma『ごめんねっグス』
fa『元気にしてろよ、』
sh「……生贄、か…」
sh『あの涙も、優しさも…全部嘘だったのかな…』
静まり返った一人の部屋で、寂しい気持ちが込み上げる。
sh「はぁ…馬鹿みたい、」
俺はベットから降り、気持ちを切り替えるように部屋の中を観察することにした。
コメント
4件
なにこの悲しいけどDaisukeな展開は……!!! もしや、あんさん天才か!?