部屋には机やら、本棚やらが置いてあり、見る限り普通だった。
窓の外は森のような景色が広がっており、この場所の位置の予測は難しそうだ。
sh「…はぁー、」〈ボフッ〉
大きくため息をついた俺は、再びベットに倒れ込んだ。
sh『そういえば…』
br「……大丈夫だよ」〈ギュ〉
sh「…へっ?え、?あっ…グズッ」〈ポロポロ〉
br「…sh、泣いてるの?……沢山泣いていいよ〜」〈ナデナデ〉
sh「…」
sh『なんでbrはあの時あんなに優しく接してくれたんだろ…。血を吸おうとは、思わなかったのか…?』
sh「暖かかったな……もう、一回…
…え?//、…お、俺何考えて…」
不意に漏れた自分の言葉に驚いた。
sh「いやいや、相手は吸血鬼だ…//それに…あの時の、状況もあるし…//」
俺は自分にそう言い聞かせ、心を落ち着かせる。
sh「気のせい…ずっと人の暖かさに触れて無かったから、物寂しくなってただけだ…//きっと、きっとそうだ…//」
〈ガチャ〉
sh「…!」
俺が一人で葛藤している中、部屋の扉が開いた音がした。
sh『誰だ…』
br「…」
sh「…え、br?」
コメント
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あらやだ、brさんじゃないですかぁん