テラーノベル
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ん……痛い…
寝返りをうつと 腰の痛みで 目が覚める
窓からは 西日が差し込んでいる
もう そんな時間なんだ…
だるさと身体の痛みで ベッドから起きれそうにない
「あれ……やま…?」
一緒に眠っていたやまの姿が ベッドにない
そして 乱れてぐしゃぐしゃになっていたはずのベッドは きれいに整っている
「服………着てる…」
もしかして夢だったのかな…
でも 身体は確実に やまと繋がっていたことを覚えている
やま どこ行ったんだろ?
「やまぁ?」
名前を呼んでみると 声がかすれている
なんで?
「あ 起きた?」
シャワーあがりの濡れた髪をタオルで乾かしながらやまは現れた
「声が 変なんだけど…」
「はは しょうがないね あれだけ声出したら」
笑いながら ベッドに座る
声?そんなに?
はい 水と差し出されたペットボトルを受け取ろうと 身体を起こす
「痛っ!」
忘れてた さっきも起きれなかったんだ
「ほら ゆっくり起きて 支えるから」
「うん……ありがと」
ゆっくり身体を起こして やまにもたれるように座る
「ごめんな 優しくできなくて…」
痛む腰を 優しくさすってくれる
「あは こんなになるとは 想像してなかったけど やまは満足できた?」
やまのために 何ができたかわかんないけど…
「充分だよ ありがとう」
ペットボトルの水を ゆっくり飲む
はぁ…安心した
「智はイヤになってない?」
だるさに ぼんやりしている俺を 心配してくれている
「うん……あんまり覚えてないんだけど…気持ち良かったし……やまとひとつになれたから」
しんどいけど 俺も満足している
「俺も 智と繋がれて良かったよ 知らない智がいっぱい見れたし ますます好きになった」
いつもの優しい笑顔
俺も 大好き
「着替えとか やまがしてくれたんでしょ?」
ふたりの汗や精液で 身体もシーツも ぐちゃぐちゃだったはず
「智はぐったりして 半分寝てたから 身体をキレイにして 着替えさせて ソファで寝かせて ベッドをきれいにしたんだけど やっぱり覚えてなかったか」
手のペットボトルをすっと取り ゆっくりベッドに寝かせてくれる
「まだ しんどいでしょ?」
「うん……正直…言うと…」
身体が思うように動かないぐらい 疲労感がすごい
「いいよ お昼すっ飛ばしたし 俺がかなり強引だったから ごめんな」
すごく申し訳なさそうに 謝る姿が なんだか 可愛い
「へへ 実はお腹すいた」
身体が痛いより そっちが切実だったりする
「お昼に食べるつもりだったサンドイッチあるけど 食べる?」
「うん!」
どうにか 起きてベッドを降りようと試みる 背に腹はかえられない
「いいよ 横になってろ 準備してくるから」
やんわり頭をなでて
「姫は 大人しく言うこと 聞いてください」
俺の手をとり 甲にちゅっとキス
カッコいいよぉ…
「飲み物 何がいい?」
そうだ…姫扱いに甘えてみようかな…
「わがまま言っていい?」
「いいよ 無茶振りじゃなきゃ」
「やまのスムージー飲みたい」
やまが 俺の体調とか好みを聞いてくれて 作ってくれるやつ 食欲なくても あれなら飲めるし 何より美味しい
「朝 飲むやつ?」
「うん あれ飲むと元気でるから」
「はい 承りました 寝ずにまってろよ?」
「楽しみだから 寝ないよ」
「よし お利口さん」
額にキスして やまはリビングへ戻って行った
「あ〜 美味しかったぁ〜」
間もなく やまに抱っこされてリビングに行くと サンドイッチと大好きスムージーが準備されていた
「智は いつも美味しそうに食べてくれるから 作りがいあるよな」
やまも疲れてるのに 色々してくれて ありがたい
「やまのご飯 美味しいよ
一緒に住めて 俺 絶対健康になってると思う」
両手で スムージーの大きめのコップを持って 少しずつ飲む
「智が そうやって飲むの かわいいよな〜」
「だ だって…美味しいから ちょっとずつ飲みたいもん」
「はは そっか じゃ また美味しいの作るからな?」
「うん 楽しみにしてる」
テーブルにコップを置いて やまのTシャツを引っ張る
「ん?」
よいしょっと 身体をやまに向ける
「愛してるよ」
痛い腰をあげて やまに抱きつく
「ん……俺も……」
長い腕で 包み込まれる安心感に ほっとする
「………あ……やば…」
「どうした?」
立ち上がった瞬間 中にあったやまのが つーっと内腿を伝う
「あ…汚しちゃったかも…」
ど どうしよ!?初めてで わかんないし!
「いいよ 智 抱えるからお風呂いこ?後ろキレイにしてやるから」
「は……はい……」
そっか…やまの…中に残ってる
俺 初めてなのに 自分から誘って 動けなくなるまで しちゃったんだな…
それに気がつくと やまとしたことをじわじわ思い出して 顔も身体も熱くなってきた
「赤い顔して だいじょぶか?」
「う…うん……だいじょぶ」
そして キスマークだらけの身体や後ろを やまが丁寧に洗ってくれて まだ身体に残るやまに愛された痕を感じると 嬉しくなった
やっと…
やまのものになれて
やまと ひとつになれた
もう 怖がらなくていいんだ
「また ひとつに なりたいな…」
「俺も 智とひとつになりたい」
そう ふたりで ずっと……
コメント
1件
ああ〜もう最高すぎる…!!😭💕 第2話、一気に読んじゃったよ! やまの気遣いと智の甘え方が尊すぎて、胸がきゅんきゅんしっぱなしだったよ…!「姫は大人しく言うこと聞いてください」って、やまのカッコよさ爆発じゃん?!💥 それに「またひとつになりたいな」って、ふたりの絆が深まってるのが伝わってきて、読んでてほっこりしたよ〜🥺💖 「やまのものになれた」って智が思うところ、すごくエモかった…!このふたり、ずっとずっと幸せでいてほしいな🌸