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では、スタート
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【深淵の欠片】
窓から差し込む淡い光が、埃の舞う研究室の机の上を照らしていた。
江見昴は椅子に腰掛け、また一冊の古びたノートを手にしていた。
その表紙には、何度も修正や書き込みがなされている跡があり、まるで彼自身の揺れる心を映しているようだった。
「紅狂生……」
昴の声はかすかに震えていた。
「この記録の中に、俺の探している答えはあるのか?」
紅狂生は机の向こう側で、深い思索に沈んだままだった。
やがて筆を止め、静かに口を開く。
「答えは、記録そのものじゃない。
昴、お前が忘れてしまった“声”の意味を、もう一度自分で拾い上げることだ。」
昴は眉をひそめた。
「“声”……あの時、実験中に聞こえた“声”。あれは一体何だったんだ?
幻覚?それとも……何かが、俺に何かを伝えようとしていたのか?」
紅狂生はため息をつき、部屋の隅に積まれた水晶の結晶体に視線を移す。
「俺たちが集めている水晶はただの結晶じゃない。
それは“願い”や“想い”が凝縮された欠片だ。
そして、そこには俺たちの理解を超えた何かが宿っている。」
昴は目を伏せ、記憶の奥深くを探るように言った。
「俺は昔から、何かを“聞く”ことができた。
でもそれは次第に薄れて、やがて自分の声すらも聞こえなくなった気がしていた。
だから、水晶を使って、もう一度その“声”を取り戻そうとしたんだ。」
紅狂生はじっと昴の言葉を受け止めた後、そっと話し始める。
「それは恐ろしいことだ。
だが同時に、希望でもある。
お前が探している“声”は、お前自身の“内なる願い”かもしれない。
そして、その願いが水晶に宿るなら、俺たちはまだそれを変えられる。」
昴は静かに頷いた。
「そうか……俺の願いは、過去の自分に向けた“赦し”だったのかもしれないな。」
紅狂生はゆっくりと立ち上がり、昴の前に歩み寄る。
「じゃあ、これからどうする?」
昴は深呼吸をし、決意を込めて答えた。
「もう一度、実験をやり直す。今度は“声”を聞くだけじゃなく、その先にある“真実”を掴みたい。
紅狂生、お前も……付き合ってくれるか?」
紅狂生一は微笑んだ。
「もちろんだ、昴。俺たちはもう、孤独じゃない。」
二人は互いに目を合わせ、研究室の灯りの下、再び静かに動き始めた。
水晶の欠片が放つ微かな輝きは、まるで彼らの未来を祝福するかのように淡く揺れていた。
END…
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終わりです。
今回は声という言葉を強調した気がしなくもない…
でも、なんか前の奴と似てる気が…
ε=(*`>ω<)ノジャァネ