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僕の好きな場所

1 - 第1話

♥

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2023年06月13日

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コツ…コツ…コツ…


自分の足音だけが廊下に響く。


朝の優しい光が入る廊下を真っ直ぐ進むとちょっぴり他と比べると薄く暗くなっている場所。


そこには”生徒会室”と書いてある。


僕はそこにある少し古びたドアに手を掛け力を入れる。


古いせいか朝にはうるさい軋み音を我慢して開ける。


そこは見慣れた部屋、よく整頓されている。


仕切りを越えてゆっくりと部屋に入る。


僕は他と比べたら少し立派な机に荷物を起き佇む。


誰もいない、自分しか居ない部屋に物足りなさを感じる。


そういえば先生に頼まれていた資料が終わっていない。


さっさと終わらせようとカバンを空け資料が入ったファイルを取り出す。


なんで僕がやらないといけないのたろう…と不満に思いつつ進める。






ある程度時間が経つと外が賑やかになり始めた。生徒が段々と登校してきているのだろう。



そろそろかな…



そう思った途端


)おはよーございまーす!!!


ドアを思いっきりあけ元気な声が部屋中に響く。


)ころちゃん!もう少し静かにドア開けてください!ここの学校ボロいんですから!壊れますよ!


)まぁまぁ〜!


と適当に返事を返された。


ま、いつも事だけど。


ブツブツ言いながら僕の席の前にあるソファーにだらしなく座り、着ているシャツをパタパタさせる。


窓からの風が君に触れる。



サラサラな髪、くりっとした青い目、白く少し血管が浮く細い手、君の何もかもが美しい。



)ころちゃん、


)ん〜?


短い返事をしながらこちらを向くとそれの同時に息が止まりかけた。自分から名前を呼んどいて目があった途端頬がほてり、目を逸らす。



)やっぱ、なんでもないです、、


)えぇ〜??

かいちょー


)はい?


今度は僕から君に顔を向ける。

君はいたずらっ子のように笑って



)やっぱなんでもなーい!!



…  あぁ〜、そういうとこだよっ



そんなやり取りをしているとHRの時間の5分前になっていた。


本当はもっとこの時間が続いて欲しい。


だからといってこの場所にずっといる訳にはいかない。



)ころちゃんそろそろ時間なんで教室行きましょ〜


)あとちょっとだけ!!


駄々をこねる君の手を引っ張て引きずろうとする


)ほら!そんなこと言ってないで、遅れちゃいますよ!!


)やだぁ!!


)そんな事言うなら今日バナナオレあげませんからっ!


)すみませんでした。


くだらないやり取りをして僕達は生徒会室を後した。























見たいという方が居れば続き出します🙇🏻‍♀️

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