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⚠️注意書き
せめ4学パロ
🗝️💸いじめ表現
(むしろいじめしかない)
自傷行為・嘔吐表現
死ネタ
『行き過ぎたモノは壊れてゆく。』
パチッ
起きたくもないのに
目が覚めてしまう。
この時間ほど不幸な事は無いだろう。
🗝️💸「…7時半………いかないと。」
向かう場所は学校。
俺は今着ている服を脱ぎ、
制服に着替える。割れた鏡に
映るのはボロボロの自分で
見るに堪えなかった。
母)今日はちゃんと学校行くのよ?
リビングについて早速これだ。
俺は小さく頷く事しか出来なかった。
これは朝だからなのか、
ただ単に母の調子がいいからなのか。
無理やり胃に食べ物を入れた後、
直ぐに高校へ向かう。
後ろでブツブツ喋っている
母の事を無視しながら。
高校に着いて、まずお迎え
してくれるのは酷い惨状の上履き。
中には画鋲が敷き詰められており、
表面には落書き。お陰で
ボロボロの状態である。
俺は画鋲を取り出し酷い状態の
上履きを履く。
🗝️💸「変えてもどうせ意味ねぇしな」
階段を上がり、2年C組の
教室の前に俺は立ち止まる。
ドアに手をかけては辞めてを
何度か繰り返してから、
嫌々ドアを開ける。
一歩足を踏み入れると
上から水が降ってくる。
前髪を退かし前を見ると、
クラスメイトは自由に過ごしている。
その中で真っ先に俺の目に入って
来たのは、3人組の男だった。
こちら側をニヤニヤしながら
見てきているのに気づき悪寒がする。
その内のメッシュの入った男が
こちらに近づいてくる。
🥂✨️『んは、よく来たやん笑
水がお迎えしてくれたで?』
🎲〈びしょ濡れじゃーん!w
汚いから着替えてくんない??笑〉
💧《いやそもそも着替えとか
ないでしょ笑 あるとしても
ボロボロすぎて
意味ないんじゃなーい?www》
🎲〈まー確かにな笑〉
🥂✨️『ま、てことで
そのまま授業受けてくださーい』
🗝️💸「………」
🎲〈…ッなんか言えよ!!〉
ボゴッ
🗝️💸「ぃ”っ……ッぁ」
💧《苦しんでないでなんか
言ったらどーですかー?》
ドンッ ボコッボゴ
🗝️💸「ッだぁ”“…ッぁ”い”“」
🥂✨️『2人とも抜け駆けは
良くないんじゃなーいの?』
💧《あ”〜、しゃーねぇか
放課後の主軸は譲るかぁ》
🥂✨️『しゃあ!待ってた甲斐あり〜』
🎲〈くっそマジかよぉ”〉
🎲〈あ、今日勿論放課後は
屋上来いよ〜〉
そう言って3人は席へ戻る
5分ほどしか経っていないはず
なのだが、20分程に感じた。
俺は自分の雑巾で床を拭く。
水をかけられたのだって一回では
無いので、雑巾は毎日生乾き。
何度水をかけられようと、
水が体に張り付く感覚は
慣れなく、気持ちが悪い。
🗝️💸「…ッグス……ッッはぁッ」
自然と涙が出てきてしまう。
まずいと思い急いで服の袖で
涙をぬぐう。俺は3人の方に
目線をずらして、バレていないことに
安堵する。床に垂れた涙は、
バケツの水たまりに同化して
消えていった。
5分ほど経った。
床を拭き終わり、やる事もなく
席に座っている。
俺の目線の先は自分の机。
黒と赤のペンで大きく書かれている
文字のことだった。
🗝️💸「…………はぁ〜ぁ……」
毎日毎日見ているはずなのに
気分が落ち込んで
しまうのは何故 だろうか。
俺にとって、娯楽など無い。
教室のどこを見たって酷い状況。
机には落書き。ドア前は生乾き状態。
黒板には暴言。連絡板にはデマ。
ゴミ箱には俺の私物が
詰め込まれている。
自分の体を見てもボロボロ。
この教室を 見て、平和なクラスだと
誰が言うのだろうか。
担任)ガララ はーいホームルーム
やるから席につけ〜
この担任の言葉で、生徒は各々
自分の席へと戻っていく。
そして、なんてことの無い
ホームルームが始まるだけだった。
担任)何か報告とかある奴は居るか?
全員が黙った。
担任でさえも俺の状況に何も
思わない。そんな事言われなくとも
自分でわかっている。
担任と目が合ったはずなのに
すぐに逸らされ、もう一度目が合った
と思えばゴミを見るような目で
こちらを睨んでくる。
気持ちが悪い。ただ、そう思った。
次回→♡700