・死ネタ?
・切ないかも
・両片思いっぽい
・太→)(←敦(←乱
以下が大丈夫な方のみお進みください
【明春の待ち人】
太「寒い〜〜〜〜凍え死んでしまいそうだ」
私がそうごねると現相棒の国木田くんが
国「そうか、良かったな」
と、柄でもなく無関心に返事をした。
敦くんはそんな私達の様子を見て、
敦「まぁまぁ…」
と困った顔をした後に
敦「早く春が来たらいいですね」
と、遠くの何かを優しく見つめながら
言った。
太「敦くんはそんなに春が好きなのかい?」
敦「別に、花がすごく好きとかじゃないんですけど、暖かいし、春は回顧する時期でもあるので、それをすることで、なんだか外界が少し緩まるような気がするんです」
(回顧…過ぎたことを振り返って考えること 外界…自分をとりまくすべてのもの)
そこまで言うと、敦くんは照れたよう
に頬をかいて、
敦「こんなこと、いう柄じゃないですよね」
なんて言って、また下を向いてし
まった。敦くんはよく下を向くなぁ、
なんて思っていると、国木田くんが
敦くんの方に声をかけた。
国「確かに、春は新しいことが始まる季節のような気がするな。今までの事を丸く収めてくれる。」
国木田くんは、元教師ということも
あるのだろうか、進級、進学に値す
る季節なのもあり、納得した表情
をしていた。
太「私も桜花の浮く川の上で入水が楽しみだ」
敦「駄目ですよ太宰さん!そういうのは見るだけにしてください…」
太「ちぇー」
敦くんは、私がどうせ死なない
ことが分かっているはずなのに
毎回、このような発言をすると、
口酸っぱく自殺はやめてください
と、止める。前に1度、どうして
止めるのか、と聞いたことがある。
するとなんの迷いもない目で、
敦「それは僕が太宰さんに死んで欲しくないからです」
と言われて少々驚いたのを覚えている。
国「おい太宰!!早く歩け!」
おっと、考え事をしていたら足の進み
が遅くなっていたみたいだ。
その後も、私があえてゆっくり歩くと、
上から国木田くんの罵声が降ってきた。
そんな様子がいつも通りで少々安堵
しているのは、勘づかれないように
しよう。そうして私はやっと2人に追
いついた。
敦くんはそんな私を見て、優しく笑
っていた。ふわっと上がった口角と
細まった瞳に少し心が揺らいだ
気がした。
1章はこんなところです!
ここまで見てくれてありがとう
ございます!中には難しい漢字
が少々入っていましたね…。
途中に意味も記載しましたので、
新しい知識だ!と思って許して
くだせぇ…(すみません)
2章は敦くんと太宰さんがほとんど
2人きりです。では!次回もお楽しみに!
グッド・バイ!
追記…なんか制作上の都合で段落が変になってるところがたくさんありました…、すみません
もしかしたら直したから元になってるかも?
コメント
1件
んもー!!好き♡