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この度はぬさもとりあえず手向山
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#ご本人様には関係ありません
とまとまと
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第33話 思わぬ再会
md side
騎士団の中にある記録帳を確認し終え、僕は宿屋に戻っていた。そして記録帳から兵士の傷の記録を見ることができた。噛み傷や切り傷と傷のつけられ方は様々だった。噛み傷は獣型の魔物によるもの、そして切り傷は武器持ちの魔物、アンデッドナイトとかからだろう。実際あの記録帳にはあの神殿内にいた魔物の情報もあった。けれどやはり違和感はあった。
僕が神殿内、第一階層を進んできた時に出会った魔物達は確かに、記録帳にある通りの魔物がいた。その魔物のほとんどはアンデッド系の魔物だ。もちろんアンデッドナイトもいた。アンデッド系の魔物は他の場所でも目撃される。だけど、あそこにいたのは僕の知ってる魔物ではなかった。通常、アンデッド系の魔物は敵味方の区別ができていない。なぜ区別できないかは分からないが、おそらく目が見えていない。けれど、音を立てなくても気配を消してもアレは容赦なく攻撃してくる。自分の周りにいるアンデッドごと。
だけど第一階層にいたアンデッドは的確に侵入者を排除する動きを見せた。敵味方がつかないはずなのに、統率をとって侵入者排除に取りかかった。 そして少しだけ大きいアンデッドナイトがあのアンデッド軍隊を率いているように感じた。もちろん討伐はしたが、環境の特性上、黒龍がいなくならない限り アンデッドは復活するだろう。これが僕が感じた違和感だ。
なぜアンデッドが統率のとれた行動ができるのか。辿り着いた答えは、誰かがアンデッドを操っている…そうとしか考えられない。けれど魔物を操れるヤツはそうそういない。それも黒龍によって生み出された魔物であれば、並大抵の実力じゃ操るどころか返り討ちにされるだろう。
非現実的だ、と考えるのが妥当だけどそれ以外に案がある訳でもない。もしそうであった場合、ベスティエ内に潜伏しているだろうから警戒しておこう。
気づいたら日が沈みはじめていた。そろそろ夕食かなと思ったその時、ドアをノックする音が聞こえた。
サイユ・ローゼン(si)
「カルクハイト卿、中に入ってもよろしいでしょうか。」
声の主はローゼン嬢だった。彼女は今日も仕事だったらしい。入ってもいいという旨を伝えると、失礼しますと言い中に入る。
si
「カルクハイト卿、夕食はお済みですか?」
ミドリ・ヴォル・カルクハイト(md)
「いえ、まだ…。」
si
「でしたらご一緒にどうですか?良いお店を知っているんです。今日私の仕事で一緒にいれなかったので。」
md
「分かりました。…では、行きましょう。」
僕はサイユ嬢と共に夕食を食べ、そして宿屋に帰るところだった。そこで事件が起こった。
???
「サイユ?」
声がした方を見るとそこにいたのはリリアだった。いや何でここにいるの??それにサイユって…。
si
「リリア?」
リリア・エーテルワイズ(li)
「やっぱりサイユだ〜!まさかこんな所で会えるなんて思わなかったよ〜。」
si
「私も、リリアがベスティエにいるなんて思わなかった。王都にずっといるものだと思ってたから。」
li
「それはサイユもでしょ〜?それはそうと隣の方は?」
si
「あぁ〜、こちらは私の婚約者候補のカルクハイト卿。カルクハイト卿は王都にいるので分かると思いますが、こちら七つの王冠の1人、リリア・エーテルワイズ。私の元同期なんです。」
md
「…お初にお目にかかります。ミドリ・ヴォル・カルクハイトです。お目にかかれて光栄です、リリア様。」
li
「私もお目にかかれて光栄です、カルクハイト卿。それにしてもサイユ、元同期なんて言い方しないでよ〜。だって共に切磋琢磨した親友でしょ?」
si
「まぁ…そう、だけど…。ほら、今じゃリリアの方が立場上だし。」
li
「関係ないよ!私とサイユは親友。それ以外は関係ないって。そういえばサイユはここで何してるの?」
si
「今はベスティエのインフラ整備の仕事をしてる。リリアも王都総合病院で仕事してるんでしょ?」
li
「まぁね。でもサイユも頑張ってるんだね!私ももっと頑張らないとね〜!」
si
「…それじゃ私達はそろそろ行くね。カルクハイト卿を送り届けないといけないから。」
li
「うん、すみませんカルクハイト卿。つい立ち話してしまって。」
md
「いえ…、構いませんよ。」
si
「じゃ、またねリリア。」
li
「うん。」
そう言ってリリアは僕達に手を振った。今の所僕がガイストだってバレてなさそう。それにしてもこんな所でばったり会うなんて思わなかった。それにローゼン嬢とリリアって同期だったのか。初耳だ。
見た感じ仲が良さそうに感じた。それなら僕だけ先に帰れば良かっただろうか。お互いに積もる話もあるだろうし。
そう思ってちらっとローゼン嬢の顔を見た。しかし彼女の顔には、親友との再開を喜んでいる表情がどこにもなかった。
To Be Continued………
コメント
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おお、第33話読んだよ!思わぬ再会ってタイトル通り、リリアとサイユがばったり会うシーン、めっちゃ気になる展開だったわ。でもサイユの表情が喜んでないって終わり方がゾクッとした…。親友に見せたくない事情とかあるのかな?ミドリ視点で進むからこそ、サイユの裏側がまだ見えなくて続きが気になる!