小鳥のさえずりに、ふと目を覚ます。
隣にいる人は、ぐっすり心地よさそうに寝ている。
時計を見ると、まだ5時。
朝ごはんを作るためにかまどに向かう。
「チェッキー!ヘイリンク!」
「…なんだよ」
「何って!姫様とよくやってるんでしょうね!姫様泣かせたり!してないでしょうね!」
「そんなことすると思う?あとまだ早朝なんだから」
「ああそうね。」
「はあ…」
ポーチからハイラルダケとケモノ肉、岩塩を取り出し、かまどに入れる。
「そうそう、今日研究所に来なさいよ!」
「まさかアッカレまで来いと?」
「そうよ!」
「姫様がかわいそうだろ」
「ワープすればいいじゃない」
「ぐっ…」
ふとかまどを見ると、料理がいい感じになっていた。
「ほらご飯ができたから、帰りたいんだけど」
「じゃあ姫様起こしてくるー」
「頼んだー」
坂を上り、家の前の橋を渡り、ガチャっと家のドアを開ける。
「おはようございます!」
「おはようございます。」
「「いただきまーす」」
パクパクと食べ進める。
「ごちそうさまでした」
「食べるの早いなあ…」
「ゆっくり食べたほうが、いいですか?」
「いえいえ、うらやましいだけですよ」
姫様は、まだ半分残っている。
とんとんと階段を上り、着替えて武器を持ち、下へ降りる。
姫様はいま食べ終わったらしい。
「プルア、帰ってくれよ…」
「いやよ」
「ふふ、いいじゃないですか」
「姫様が嫌じゃないなら…」
そういいながら皿を洗い、ポーチの中身をそろえ、姫様の着替えを用意する。
「てゆーか…」
プルアが言う。
「あんたら、付き合っちゃえばいいのに!」
「「⁉」」
はっと姫様を見ると、顔を真っ赤にしている。
「‥‥////」
「ふはははは!」
「「プルア!!」」
「じゃ、アッカレで」
逃げ出すように家から出て行く。
「その、リンク…」
「?何ですか?」
「いっいえ、なんでもないです!」
「じゃあ、着替えちゃってください」
「はい…」
「疲れましたね・・・」
「はい…」
姫様がげっそりしている理由は、プルアが「アッカレの魔物について調べましょう!」
といって、俺たちを町の外に駆り出し、魔物の写真をウツシエでとらされ、帰ってきたら
「素材も調べましょう!」
といって、ほぼ俺に魔物を狩らせ、姫様も戦う事態となったからだ。
ここまでで6時間。
その後、ゾーラの里にいき、魚を買って帰ってきた。
「さて、ご飯を作るので、お風呂にでも入っていてください」
「わかりました、美味しいご飯をお願いします」
30分後
「できましたよー」
「わあ…おいしそう」
朝のことを踏まえ、少しゆっくり目に食べる。
気づいた姫様が、少し早めに食べる。
気づけば、クスクスと二人で笑いあっていた。
コメント
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これから姫がタヒヌッシーするのかなー