crnv 短編集

crnv

青『』× 赤「」

義理兄弟

BL

年齢操作 🐜

イチャイチャ 🐜

キャラ崩壊 🐜

起立性調節障害

朝になったらしい 。

俺は外の明るさを見なくてもわかる 。

朝になったら必ず にいちゃん が薬を持って 俺を起こしに来るから 。

『　あるちゃん ごめんね、　1回起きれる ？　』

にいちゃん はいつも優しく声をかけてくれる

俺は朝起きるのが辛いから 少し学校を休むことがあるが 、　にいちゃんがいるおかげで 暇になることはない　。

にいちゃんは 歌い手 をしていて、 ほぼ家にいる 。たまに事務所に行ってるけどね 、

「　⋯ 休んでもいい　、？　」

俺は いつも申し訳ないと思いながら 休みたいと言うが 、　にいちゃんしか 許してくれないんだ 。

母親は起立性調節障害なんてただの怠けだって 。それは俺に完璧でいて欲しいから だってさ 。

父親は 優しいが 許してくれるも何も 母親と外国に行ってしまって そんなに話したことは無い 。

「　にいちゃん 、　俺 普通になりたい 。　」

無理な願いなのは 分かってる。

『　あるちゃん は　普通だよ 。

起立性調節障害 なんて 沢山いるからね　』

にいちゃんはそういって 俺を不安にさせないよう いつも優しく話してくれる 。

俺は凄く嬉しい 。

『　今日は あるちゃんがしたいこと

沢山しよう　。』

そうやって 声をかけてくれる にいちゃんのことが 俺はだいすき 。

『　取り敢えず 10時くらいまで

寝よっか 。　』

『　あるちゃん 10時くらい には

起きれそうかな　？　』

無理だったら 11時までにしよっか ずっと寝てるのも良くないからね　と 優しく言ってくれた　。

こんなに迷惑をかけてるのに 、　にいちゃんはずーっと優しくしてくれて 、　俺は幸せ者　。

「　大丈夫　、 10時くらい

には起きれるぞ、　」

本当は 11時くらいがいい 。　でも にいちゃんと たくさん遊びたい　。

『　わかった 。　無理しないでね　』

・

学校に行ったら ズル休み とか 仮病 とか言われるけど　起立性調節障害のことを 知らない人が多いみたい　。

俺の頑張りは 誰も分からないんだね　。

ズル休みとか 言わないでよ　。

なんで 起立性調節障害 ってだけで 虐められなきゃいけないの 、？

・

　

「　気持ちわりぃ ···　寝れない ···。　」

にいちゃんは下に行ってしまったから 近くにいない 。　でも辛かったら呼んでって ···

俺迷惑かけたくないんだ 。　にいちゃんに 。

・

数年が経って 俺は卒業する 。

小学生から中学までかかっていた 起立性調節障害も治ってる 。

それに ···

「　兄ちゃん 遅れる っ、　」

『　もー 、　ほら 手繋ぐ？　笑　』

大好きな兄ちゃんと 付き合えました 。

. end